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FASHION

第122回 カンパニーレのブーツ
干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

2016.10.19
2016.10.19

イタリアで見つけた靴は、超軽量のソールに驚愕

かれこれ7年前だったでしょうか。当時、女性ファッション誌の『STORY』で“エロサバ”をテーマに連載をしていて、ミラネーゼのスナップのためにイタリアに出張したことがあったんです。で、ドゥオモ(ミラノ大聖堂)周辺でお洒落な女性を探していたときに、百貨店のリナシェンテの近くになんだか気になる靴屋があって、ショーウインドウをチラっと見たら、トッズやチャーチなんかも扱っている。最初にこの靴を見たときはトリッカーズだと思ったんですね。セレクトがしっかりしているお店っていう安心感もあり……、すごく好みのフォルムだったので、スタッフにお願いして実際に手にとって見せてもらいました。

そしたら、すごく軽い。本当に驚きましたよ。こちらはトリッカーズの重さをイメージしていたわけですから。それと、カンパニーレって日本ではほぼ無名のブランドじゃないですか。ネットなんかで調べてもあんまり出てこない。ナポリが拠点のブランドみたいなんですが、イタリアの凄さって値段や知名度だけじゃなく、市井の人たちにしっかり根付いたノーブランドのものでも、すごくレベルが高いんですよね。突然、素晴らしいものに出合うことが度々ある。日本じゃ、なかなかないですよね。もちろん、セレクトショップなんかにもいっぱいイイものはあるんですけど、それは「そこに行けばイイものがある」っていうのがわかっているから行くわけで、こういった街歩きをしていてのセレンディピティは、皆無と言ってもいいんじゃないでしょうか。

もともとサイドゴアブーツが好きなんです。プレーンなサイドゴアはいくつか持っていたけれども、この靴が気に入ったのはウィングチップとの掛け合わせのようなタイプが珍しかった、というのも大きいですね。決して突飛なデザインじゃないけれど、ユニークな個性があってフォルムもきれい。どんなスタイルにも似合う、汎用性の高さも持ち合わせています。それと、なんと言っても、この軽さが衝撃的。ビブラムソールなのに、まるでハイテクスニーカーのような軽さとクッション性を備えているんです。ちなみにソールには「エクストライト」という表示があります。試着して即決でしたね。そのときはカンパニーレなんてブランドも知りませんでしたが、ここで出合ったのも運命かと思い……。いま考えると、この靴との出合いが、現在進行形でデザイナー坪内浩さんと一緒にやっているシューズブランド「WH」の原点になった気がします。ちょっと、いい過ぎかもしれませんけど(笑)

Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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