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第120回 ロロ・ピアーナのアンクルブーツ
干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ

2016.10.12
2016.10.12

まるでカシミアを履いているような エレガントスポーティな一足

ロロ・ピアーナの定番シューズ「オープンウォーク」は、これが2代目。初代は約10年前にミラノコレクションの前後に、ロロ・ピアーナ社からカプリ島でヨットレース、ローマで馬術競技を観戦するツアーにご招待いただいたときに購入しました。確か、雑誌『OCEANS』の立ち上げぐらいの時期だったと思います。2013年の暮れに惜しくも亡くなった、当時CEOのセルジオ・ロロ・ピアーナさんにお会いする機会があったので、なにかロロ・ピアーナの製品を身につけて参加したいという思いが強く、ミラノのお店に走ったのを覚えています。とはいえ、服が素晴らしいのはわかっていますが、価格的になかなか手が出ません。ニットも好きなのですが、季節が夏だったので、それはパスして麻シャツとこのスウェードのアンクルブーツを買いました。靴だったらブランドものでも目立たないし、逆にセルジオさんにアピールできるかな、と……。というのも、セルジオさんが前にお会いしたときにこの靴を履いていたので、真似してみようと思ったんです。

アッパーは防水加工を施したスウェード、ライニングにはナッパレザーを使用。履き口には、外からは見えないんですが、特許取得済みのエラスティック(サイドゴアブーツのようなゴム)を採用していて、驚くほど快適で、履き心地がいいんです。まるでカシミアのような履き心地といえばいいんでしょうか。とにかく、最初に足入れした瞬間からすぐになじむ。クレープソールみたいですが、これもロロ・ピアーナ オリジナルのゴムソールで、裏のソール部分に所有者の名前が書き込めるスペースがあります。実はこれ、ヨットやクルーザーなどのデッキの上でも履ける靴なんですが、船の上って靴を脱ぐ機会が結構あるんですね。そうすると、靴を間違えることもあるみたいで、そのために名前を入れられるようになっているのです。ロロ・ピアーナらしい、細やかな配慮ですよね。カジュアルなルックスながら、この靴を履くとエレガントに見えるので、とても重宝しています。

イタリアを代表するファッショニスタと称されていたセルジオさんですが、偉ぶることなく、いつもフレンドリーに接してくれて、すごく可愛がっていただきました。思い出深いのは、馬術競技の観戦中にVIP席に呼んでいただき、そこに集まっていた人たちの服装について「あれをどう思う? こっちは?」みたいな質問されたこと。そして、僕がそれについて答えると、「あのポケットチーフの挿し方はいい」とか、「あれはトゥーマッチで上品じゃない」とか、丁寧に解説してくれたんです。取材を通じてではありますが、エレガントのなんたるか、をセルジオさんには教わった気がします。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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