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自由に楽しみ、センスを磨く! いま注目の自然派ワイン [前編]

2016.10.12
2016.10.12

高級ワインと製法は一緒!? 希少価値の高い自然派ワイン

こんにちは。ナチュラルビューティーハンター品田ゆいです。

お酒とじっくり向き合える季節になってきましたね。そして、連載もちょうど10回目となり、節目を自発的に“お祝い”させて頂きたく、ここ最近注目している自然派ワインの企画を企てさせて頂きました。自然派ワインとは有機のぶどう栽培だけでなく、醸造まで自然に造られたワインのこと。今回お時間をともにしたのは編集者でありながら、講師や飲食店舗開発などコンサルティングと各方面でご活躍されてきた松尾大さん。グラスを片手にした対談の中で、なぜ自然派ワインなのか。ごく自然な会話の中でその魅力に迫ってみました。

松尾&品田:とりあえず乾杯。

品田:泡がキメ細かいですね〜、うん、美味しい〜! 私、最近自然派ワインに魅力を感じているんです。たまたま雑誌の記事で松尾さんがヴァンナチュール(※フランス語で自然派ワインのこと)について書いていたのを拝見し、あ!これだと(笑)

松尾:ありがとうございます。

品田:酒も料理もファッションも全てはセンスだっ!と、とても爽快な程言い切っていましたね。

松尾:“だっ!”て脚色していますね。でも、そもそもワイン好きで、ワインを語る男性ってどう思います?

品田:正直、印象としては“面倒くさそう”と思ってしまいます(笑)

松尾:そうなんですよね。ワインは知識じゃないし、でも知識はあったらあったで楽しいし。とは言っても、知りすぎてそれをひけらかすとウザいし、なかなかに難しい飲み物です(笑)

品田:そう言われると、自分もワインの知識がある訳ではないので、なんだか親近感を感じられて気が楽になります。ちなみに様々なジャンルの編集を経ている中で松尾さんが自然派ワインに特化しだしたのは、いつ頃ですか?

松尾:ワインについては、96年に『Meet Regional』編集部に入社してより知識を深めようと思い、その当時開催されていたグランヴァンを飲むためのワイン会に足しげく通いました。しかし、これが面白くない(笑)。ワイン飲みながら、ワインの話しかしない。

品田:ワインソムリエのブームもありましたもんね。バッジを付けてると偉い人!みたいな。

松尾:本来お酒は“媒介”の役割をするものなのに、味のことより表現や知識にみんな夢中で。気持ちが悪い感じがしました、そもそも美味しかったの? 飲みながら何の話をするのか? その先にあるものが重要なのでは、と。

品田:お酒の“本質”が欠けていたんですね。

松尾:その後99年頃だったと思うのですが、ボジョレーヌーヴォーで有名なボージョレ村の造り手で、農薬を使っていない自然派ワインのカリスマ『マルセル・ラピエール』のワイン飲んでみたら、考えずに飲めた。素直に感じられたんですよね、美味しいなと。

品田:云々なしに美味しく感じたんですね。

松尾:それまではタンニンが強ければエラいとか、グラスを流れ落ちるスピードが遅いほうがいいと習ったのに(笑)。自然派ワインはぶどう本来の味がして引っかかりがなく、すっと喉に入ってくる。

品田:確かに、ジュースの様でとても飲みやすい。私自身はオーガニックコスメに着目している流れで、同様に無農薬で育てられたもの、添加物の少ないもの方がカラダに合うのでは、と思ったのがキッカケです。よく酸化防止剤が頭痛の原因だなんて噂話もしたりしていました。

松尾:酸化防止剤は…、アレルギーみたいなものですね。ドライフルーツに付いている量の方が案外多かったりしますよ。良いとは思わないですが、酸化防止剤を入れないと日本への輸入自体が難しいこともある。

品田:でも、かの有名なロマネ・コンティの製法は自然派ワインと一緒なのですよね?

松尾:そうですね、ロマネにしてもやはり品質を安定させなければいけないので若干は入っていると思いますが、自然派ワインと呼んでもいいと思います。

品田:世界一高値で取引されるワインも製法は自然派なのですね。

松尾:酸化防止剤を添加するという話になりましたが、そもそも自然に育った強いぶどうであれば、ぶどうがワインになったとき、自らを守るため、酸化防止作用が働き、いわゆる二酸化硫黄の濃度が自然発生的に10から20ppmの濃度に達するようなんです。だから、二酸化硫黄の量そのものが頭痛の原因というのは、ちょっと違います。醸造工程でもっと違う何かが行われていて、それに起因していると考えています。

品田:植物自体の抗酸化パワー的な? 最近流行のココナッツオイルも抗菌力が優れていたりしますしね。しかしながら、それを無視して企業利益優先によって造られた科学的な添加物に対して、カラダがアレルギーの様に敏感に反応してもおかしくないですね。

松尾:結局良いワインとは、立ち返れば良い土壌で強いぶどうを育てているかどうかということ、丁寧な製法で作られているかということなんです。大量生産による機械的な収穫は一気にトラックに積み上げるので、下で押し潰されたぶどうのバクテリアを抑えるために、やはり相当な量の酸化防止剤が必要となってくるんです。

品田:やはり、丁寧に育てられた自然派ワインに価値があるのは当然の事実ですね。

松尾: そうですね、ひとつの畑から採れる量は普通のワインに比べて遥かに少ない。

品田:あれ、紹介しちゃったら、ますますプレミアになっちゃいませんか?

松尾:その反面、値段が上がることもなかなかない、職人気質な農家が多いんですよね。同じ作り方をしていても大きな生産者、というか営利目的最優先の企業と彼ら(自然派ワイン)の違いかもしれませんね。

品田:…アルチザン、素敵ですが自分の旦那さんがこの気質だったらちょっと困りますね(笑)。しかしながら、その農家さんのこだわりが詰まった、血と汗と涙の結晶の様なワインを低価格で楽しめるとなれば、断然自然派ワインですね。

後編へ続く。

 

 

お話しを伺った店舗
ヴェール ヴォレ ア トーキョー (le verre vole a Tokyo)
東京都目黒区目黒4-10-7
03-3713-7505
18:00〜翌1:00(L.O 23:00) 月、祝休み
200種類ワイン全て自然派ワイン。
グラス 850円〜ボトル 4000円代〜。

松尾さんおすすめの購入出来る場所(都内)
伊勢丹B2「フェスティヴァン」、恵比寿「ワインマーケットPARTY」、銀座「カーヴフジキ」、中目黒「THE WINE STORE」、下馬「野崎商店」、梅丘「リカーランドなかます」、大森「酒肆はしごや」、雑色「森田屋酒店」、千駄木「リカーズのだや」など

松尾様プロフィール
大学卒業後「Meets Regional」副編集長、「ENGINE」編集ほか、雑誌、ウェブメディアでの編集を経て2015年9月より、ぐるなびが手掛ける食通のためのグルメメディア「dressing」編集長。グルメ、クルマなど趣味性の高い分野を得意とする。特に自然派ワインにおいてはイベント開催や講師も。http://www.gnavi.co.jp/dressing/

Text:Yui Shinada
Photo:Tatsuya Hamamura

hair協力:L&Co. https://l-and-co.amebaownd.com

【ライター:品田ゆい】ナチュラルビューティーハンター。アパレル会社に勤務後ロンドンへ留学。ファッションやフード、ヨガや美容に関することに熱心に取り組んでいるうち、kurkkuでオーガニックコスメブランドの立ち上げに携わる。現在は大好きなオーガニックコスメやスパ等の美容の世界を追いかけ、独自の表現で発信する エディティングを日夜研究中。化粧品検定1級・化粧品プランナー・マーケティングプランナー資格取得。


nu-natural:http://nu-natural.com/blog/yuishinada/
美LAB.: https://www.b-lab.jp/ambassador/author/31/
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