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トップに訊く!feat.ゲキサカP 「サッカー選手にはなぜファッショニスタが多いのか」

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ハイブリッドでクラシック スパイクのトレンドとは?

干場:へぇー。かっこいいかもしれませんね。今時な感じが。ちなみに、石井さんは普段サッカーをする時はどんなスパイク履いているんですか?

石井:僕は、プーマの「パラメヒコ」っていう昔からあるスパイク履いています。干場さん、おそらく見たことあると思いますよ。1986年のメキシコ ワールドカップで作られて、そこからずっとあるスパイクなんですよ。今の時代みんな派手なの履いている中で、芝の上とかでこれ履いていると逆に目立つんですよ。1周まわってこっちに戻るみたいな感じですかね。

©gettyimages プーマ・パラメヒコ

干場:わかる。ファッションも一緒ですね。僕もアディダスの似たようなやつで、ベロの長いの持っていました。神保町のサッカーショップで買ったような気がするんだよな。ベロは昔長かったんですよ。しかも長い方がかっこよかったんですよね。色は黒と白で。石井さんのシューズめちゃめちゃクラシックでかっこいいですね。

石井:ありがとうございます。干場さんの言っているスパイクはアディダスの「パティーク」ですね。昔ってカンガルーの皮が一番いいって言われていて。なんとなく今のJリーガーの選手も、天然の方がいいって言う選手もいますね。トレンドは全部人工皮革なので、どっちかっていうとテクノロジーデザインなんですよ。天然だと伸びていくので、ちょっと小さめに履いて、少しづづ自分にフィットさせていくんです。人工皮革は天然皮革と比べて伸びにくい素材もあるんですが、合うやつが見つかるとすごくいいんです。

干場:そうなんですね。あと、僕が履いていたやつはスパイクの後ろが取れたりしたんですよ。

ソックスは降ろす派? それとも上げる派?

石井:今もそういうタイプはありますよ。ミックスっていわれていて、固定の部分と取り換える部分が一緒になっているんです。それはプロの方も結構履いていますね。

干場:そうなんですね。あと、ソックスって長くて折り曲がっている方がいいんですか? 僕らの時は、ソックスをグシャっと降ろしていたんです。僕この間、その当時のまんま降ろしていたんですよ。でも写真見るとなんか違うんですよね。やっぱ今はきっちりあげた方が良さそうな気がします。

石井:結構きっちりあげている人の方が多いですね。Jの開幕当初、僕らもそうでしたけど、ずるっと降ろしている方がなんとなくお洒落みたいな感じでしたね。結構選手も様々ですよ。

©gettyimages ティエリ・ダニエル・アンリ

石井:選手によっては膝まで上げる人とか。印象的な選手でいったら、アンリ選手とかですかね。それこそレガースとかでもいろいろお洒落をしようと、みんなカラーテーピング巻いてたりするんですよね。レッズの森脇良太選手とか、みんなだいたい手首とかに巻くんですよ。手をついたときに手首がいかないように。

トレンドはハイブリット&クラシック

干場:みんなすごいですね。武装しているんですね。他にもトレンドみたいなのあるんですか?

石井:最近はですね。これは好みなんですけど、ソックス一体型のスパイクとかがありますね。足首が固定されることを望む人もいるので、けっこうトレンドになっています。このモデルは各メーカーさんでだしていますね。あと、ちょっと気になっているのが、ナイキさんが持っている靴のデザイン同士を組み合わせたスパイクがあって、エアージョーダンと合わせたハイパーヴェノムファントム NJR×JORDANとか。これはネイマール選手が履いてたやつなんですけど。あとは、フットボールX ヘリテージパックといってエアマックス由来のスパイクとかもあって、めちゃくちゃかっこいいんですよ。

©gettyimages ナイキ・ハイパーヴェノムファントム NJR×JORDAN

干場:めちゃくちゃハイブリットじゃないですか。23って入ってるんですね。エアージョーダンとかエアマックスはデザインが人気ってことなんですね。お洒落な人が増えてきて、始めるきっかけにもなるってことですよね。

石井:そういうことだと思いますよ。ナイキさんはそういうの面白いですよね。

干場:ユニフォームだと、どこがイケてるんですか? なんかこの間、僕もフットサル久しぶりにやるので買い足したんですけど、何を思って選ぶかってすごく難しくて。今ではセリエAもあるしリーガエスパニョーラもあるし、どこをチョイスするのか迷いました。結局、ユベントスのサードにしたんですけど。

ユベントスのサードを着た干場義雅

石井:僕、拝見しました。やっぱユベントスのサードかっこいいです。あとは、フランスとか好きです。1個前なんですけど、これちょっとクラシックな感じなんですよね。ナイキさんなんですけど、ネイビーにパンツは白だったかな。あんまり今までなかったので。襟元が白でこんだけクラシックな感じのユニフォームが。

©gettyimages England v France 2015

干場:めちゃくちゃかっこいいですね。レトロな感じがいいですね。

石井:あとはどこだろうな。これってそれぞれのメーカーさんに聞くんですけど、日本だったらジャパンの開発者がある程度、その国のコンセプトに合わせて作るらしいんですよ。だからユニフォームには、それぞれの国のオリジナリティーみたいなのがでてるとは思うんですけど。でもやっぱユベントスかっこいいですよね。

ヨーロッパの監督は権威の象徴

干場:ありがとうございます。ちなみに、ヨーロッパの監督もかっこいいですよね。みんなネイビーのスーツきてますし。イタリア人はみんなお洒落でホントにかっこいいです。

石井:まさしく! ヨーロッパのトップクラスの監督だと、それこそマンチェスター・ユナイテッドのモウリーニョ監督とか。マンチェスター・シティのグアルディオラとか。バルセロナのルイス・エンリケもそうだし。

©gettyimages ジョゼ・モウリーニョ監督
©gettyimages ジョゼップ・グアルディオラ監督

干場:かっこいいですよね。もう階級ですよね。完全に指導者っていう立場の。プレーヤーじゃないんだよっていう位置付けができているよね。

石井:そうですね。ちょっと前までいた、マンチェスター・ユナイデットのファーガソン監督は"サー"っていう称号ついてますからね。それくらい権威があるってことですよね。

©gettyimages サー・アレックス・ファーガソン監督

干場:すごいですね。ファッションの視点から見てもサッカーは個性があって面白いですね。今度FORZA vs ゲキサカでフットサルやりましょう!

石井:ぜひやりましょう! その時は干場さん、スーツ着てびっちょびちょ髪で、香水つけまくりで来てください(笑)。

干場:ははははは(爆笑)。びっちょびちょで香水つけまくり行きます。今日はどうもありがとうございました!(どんな終わりやねん)

Photo:Kim Youngiu
Text:Naoki Fujita

Edit:栗原P

石井健太(いしい けんた)
(株)講談社 サッカーデジタルメディア「ゲキサカ」プロデューサー。2006年講談社入社後、書店営業や広告営業、デジタル広告営業を経て、2015年4月より現職。高校、大学のアマチュアサッカーから、日本代表、国内外のサッカーニュースを提供している。
http://web.gekisaka.jp/



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