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相席スタート 山﨑ケイが語っていた「モテるセルフプロデュース術」と恋愛テク。

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お笑い芸人、山﨑ケイに イケメンが寄ってくるワケとは?

「ちょうどいいブス」という、あまりにあまりなキャッチフレーズで知られる、お笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイ(38)さんが入籍を発表! 本誌に語っていたモテる女性になるためのセルフプロデュース術と、結婚観とは?

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-“ちょうどいいブス”のキャッチフレーズは、どうやって生まれたんですか?

山﨑ケイ(以下、山﨑):はい、あのフレーズをはじめに言い放ったのは、実はお笑い芸人のジャングルポケット・太田さんなんです。芸人になった当初、自分がそこまでブスだと思っていなかったんですが、ある日、芸人仲間と飲んでる時に「お前、ブスじゃないみたいな雰囲気出してるけど、ブスだぞ?」って言われたんです。そこで「……私、ブスなの?」って驚いて。その時はにわかには受け入れられずにいたんですけど、太田さんが「でもケイちゃんはちょうどいいブスだよな〜」って言い出しまして。そうしたら、さっきまで「ブスだブスだ」って言ってた人々も「わかる!」と満場一致しました。はじめはブスだって言われてショックだったんですけど、“ちょうどいいブス“って言われると、不思議とイヤな印象がなくて。

そこで、“ちょうどいいブス“でネット検索してみると、同じ質問をYahoo知恵袋で投げかけている人がいて、「酔ったらいけるってことだと思います」っていう回答がベストアンサーに選ばれていました。その後ろに「でも翌朝、目覚めて後悔するレベルってことじゃないでしょうか」って書かれていたんですけど、そこは端折って解釈しています。さらに「酔ったらいける」ってことは、相手の男性を酔わせればいいってことだなと、前向きに捉えていこうと決意したことがあのフレーズの誕生秘話であり、ちょうどいいブスを自称し始めたきっかけですね。

—なるほど。では“ちょうどいいブス”を自称すると、モテるのはなぜだと思いますか?

山﨑:もし仮に、私の写真を街行く男性に何も言わず見せてシンプルに「この女性、アリですか? ナシですか?」って聞いたら「ナシ」っていう人はたくさんいると思うんです。でも「この人、“ちょうどいいブス”って言われてるんですけど、どう思います?」って聞くと「いや? 別に全然いけますけどね」って人が増えると思うんです。

このフレーズで、自分自身のことをどういう目線で見ればいいかを相手にアナウンスしてあげるんですね。例えば普段、私が漫才のネタで言っている「私、キスうま過ぎって言われたことあります」みたいな事を何のアナウンスもなく言うと「この勘違い女、なんなんだ?」ってひんしゅくを買うと思うんですけど、「私、酔ったらいけるって言われるんです」って先に言うことで、男性は笑い混じりに「何だよ、それー!」となりますよね。そうしてワンクッション置いた後に、「ちなみに、キスうま過ぎって言われたことあります」っていうと勘違いブスにならずに、その場を盛り上げつつ収められる。異性が私のことを性的にどう思っていいのかを最初に伝えてあげることで、結果的にうまくいくんですよね。

—いわゆる、セルフプロデュースですね。

山﨑:そうですね、あと私のことを何も知らない人でも、「酔ったらいける」ってこちらから予め伝えておくことで、最初は「アァ…、まぁいけるね」くらいから、だんだん時間が経つに連れ、その気になってくるというか、そういう手法でもやっています。

—はじめにその技を繰り出された時は、本人もそう気に留めなかったけど、時間が経つとボディブロウのようにじわじわ効いてくる、と言ったところでしょうか? 勇気を出して一石を投じることで相手の中で勝手に、想像というか波紋が広がっていくんですね。

山﨑:そうそう、そうなんですよ。

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—ちなみに山﨑さんはご自身から恋愛を仕掛けるにあたって、相手のタイプというか、選ぶ男性のポイントみたいなものはありますか?

山﨑:そうですね、30歳を超えて思うのが意外とイケメンだったり、モテるタイプの男性の方がいけるって言ったらアレですけど、そんな気がしますね。

恋愛経験の少ない人だと「ちょうどいいブスって言われるんだよね」って言っても「…はぁ。そうなんですか」で終わりがちなんですが、これまで恋愛を楽しんできている人は「わかる!わかる!!」って盛り上がったり、興味を持ってくれるんですよね。あと恋愛経験の少ない人だとどうしても面食いの方が多いですよね、男女問わず。スタイルもパーフェクトを望まれるので。私が思うに意外とイケメンのほうが、可能性は色々とあるし、はなから諦めているだけでダメな気がしてたけど、実際は行けば行けたってこともありますからね。

—そうなんですね! モテ始めてから、好きな男性のタイプは変わりましたか?

山﨑:あ、変わったと思います。今までは完全に年下で、ちょっとダメなタイプの人が好きだったんですけど、今は年上で少し忙しいくらいの人がいい。昔は自分に自信がなかったから、そういう男性を好きになっていた部分があります。なんか自己実現っていうか、ダメな男にいろいろ尽くしてあげて、自分が凄く良い女になった気分になっていたんですけど、もうそれは卒業しました。今は年下だとしても、しっかりしている人のほうがいいと思うようになりました。

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—ちなみに30代を超えてくると、恋愛すること自体に臆病になる人も多いと思うんですけど、その辺はどう思われますか?

山﨑:いや、わかりますよ。そういう時はもう逃げ道を作っていいと思いますよ。女の人ってやはり、自分に言い訳したい生き物だと思うので「別にそういうわけじゃないから」って素振りを見せて、言い訳しながらやり過ごせばいい。確かに告白して、ふられた時に立ち直る体力とかも無くなってくるわけじゃないですか? だから初めは軽い感じで「もし好きって言ったらどうする〜?」くらい、逃げ道を探しながら楽しめばいいと思いますけどね。

—楽しむ……ですか、なかなかそう簡単にはいかない気がして弱気になっちゃうんですけども。

山﨑:いや、私も告白するのは怖いです、そう言う意味で言えば。でも私は、相手のリアクションを見ながら「好き」という決定的なこと以外は、全部伝えるようにしています。

特に酔っぱらったときは「はじめて会った時に、凄いかっこいい人だなーと思ったんだよね」とか「この前、○○さんのことを部屋で思い出したんですけど」とか。好きってフレーズこそ出さないけど、それに近いことはお酒の力をかりて、極力口に出すようにしてます。

私は「モテる」って、セックスするしないっていう話ではなく、まずは一緒にいる男性が「この子と話すと楽しいな」って思ってくれることだと思うんです。となると「好き」以外が出てくる会話自体は、二人でいるときに繰り広げても、相手は嫌な気はしないと思うんですよね、そこで体の関係になる必要もないですし。

—山﨑さんのお話を聞いていると潔くて、目からウロコです。

山﨑:そうそう、ちょっとこれは赤裸々な体験談になるんですけど、一度、男性と一緒にいる時に、相手男性がその気になりまして「今日、どう?」みたいな空気ですよね、いわゆる。私はもとからいいなと思っていたので「体の関係になったら好きになっちゃうよ?」って先に言ったんです。そしたら向こうが「やってみなきゃ分からないじゃん」って言って来たんですね。それに対して私自身も「……確かに(言う通りかも)」ということで、まあ、その夜どうなったかは、ご想像にお任せしますが(笑)。そのあと「やっぱり好きになったんですけど」って言ったら、向こうが「気持ちは嬉しいけど、僕はまだ好きかどうか分からないから、もう少しこの関係を継続させて、たまにはご飯とか一緒に行けたらいいな」ときたんです。

そこで「これはセフレ候補に入れられたな」って感じたので、私はきっぱりしてるんで「今は好きと言う気持ちがありますけど、私が欲しいのはセフレではなく彼氏なのでもう会いません」と伝えました。

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—おぉ! 凄い、なかなかそれが出来ないOVER30の女性は多いですからね! そしてそう言うことで一度のセックスにも、きちんとプライドが感じられる! 山﨑さんのお話を聞いていると、恋愛を楽しみつつも、それに振り回されている節がないんですが、その辺のスタンスが「モテ」に繋がっているのでしょうか?

山﨑:あー、結果的にそうかもしれないですね。私たちの漫才ネタでもある「キスうま過ぎって言われたことあります」の話も、本気でやっているというより「なんだよそれ!」って、楽しい会話として投入しているだけなんですよね。昔みたいにヤった、ヤラないよりも「今日、この人私としゃべって楽しいと思って帰ってくれたかな」くらいの方が嬉しいっていうか。

—恋愛の面倒くさい部分から解脱されているというか、結果を焦っていない、余裕を感じますね。

山﨑:本当は焦らなきゃいけないんですけどね(笑)! でもそう言うのが今は楽しいんですよね。それで相手から「なんかモテるの、分かるわ〜」という一言を引き出すのが楽しい(笑)。今は彼氏が欲しいのではなく、「モテたい」っていう一心なので。今までモテてこなかったからだと思うんですけど。

そう語っていた山崎さんも、いまや新婚。ちょうどいいブスの人妻ネタ、期待しています!

Photo:Tatsuya hamamura
Text:Wakako Matsukura

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山﨑ケイさん(相席スタート)

Plofile
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。山﨑さんが「75点くらいの顔」と言い切る相方・山添寛さんと2013年にコンビを結成。
いい女風の仕草や佇まいで“ちょうどいいブス”としてのキャラを確立し、現在、TVやヨシモト∞ホールを中心とするライブで活躍中。ちょいエロ要素を交えた漫才で注目度上昇中の女芸人。
Twitter:http://twitter.com/kbbyky



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