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FASHION

NEXT40 注目のオトコたち VOL.04
ホワイトマウンテニアリング 相澤陽介に訊く、今とこれから。[後編]

2016.9.27
2016.9.27

まだ見たことないことをできるように進めていきたいし、毎回アップデートできるように

2000年代にブランドを立ち上げ、シーンを盛り上げてきた方々も40代を迎えようとしています。ファッションの最前線に立ち続けてきた、気になる注目のオトコたちが40代を迎えるにあたって考えていること、会社内での取り組みやプライベート事情までを、彼らと同世代でありファッションの編集者という立場で見続けてきたFORZA STYLEのシニアエディター谷中がヅケヅケと訊いていく連載企画。

4人目は、ホワイトマウンテニアリングのデザイナー相澤陽介氏にインタビューを敢行しました。前編はこちら

これからも出来なかったことをひとつひとつ潰していきたい

谷中:これからのホワイトマウンテニアリングと相澤陽介は、どこへ向かっていくんですか?

相澤:まだ見たことないことってたくさんあって、パリでコレクションをやってみて、「東京と変わらないだろう」と思ってたら全然違ったんです。自分のショーが終わるたびに反省点が多いです。30代は突っ走ってきたっていうのはあるけど、40代が見えて自分のやったことを反省できるようになったっていうのはあるから、まだ見たことないことをできるように進めていきたいし、毎回アップデートできるような意識は持っていたいです。

谷中:次の目安となるような目標っていうのはあるんですか?

相澤:ブランドとして、もっとビジネスのことを考えたいです。例えばファストファッションのように世の中で受け入れられているものが、僕が長年思っていたファッションとしての哲学とは異なっていて、なぜそこに興味を持って成り立っているのかということに向き合いたいと思っています。

谷中:マスとコアっていう線引き自体が意味がないと。

相澤:モノとして成り立っている事柄に対して喰わず嫌いは辞めようと。あとは、一番面倒くさい部分を自分で喋るのもいいかなとは思っています。デザイナーとしてクリエイションについて語るのは大切ですが、表現なのである程度簡単な事です。しかし一番難しいところについてはそこではないと思ってて。そこをきちんと話していけるようにはしていきたいですよね。

谷中:最後に、ちょっとプライベートについても。40歳が見えて、何か変化はありますか?

相澤:すごく楽しいですよ。妻と一緒に仕事をしようと思って、そうなると滅茶苦茶会話が増えますよね。仕事の中での悩みってスタッフには言わないんですが、妻と一緒に仕事をするようになって、ニュアンス的な悩みを口にできるのはありがたいんです。仕事になってロジックで話せるようになったから、自分が思っていることを理解してくれるようにはなりましたね。

谷中:良い感じですね。

相澤:自分の私生活がうまくいってる時って仕事もうまく回るなって思うんです。ですから、今後40~50歳の間にそういう意識を高めていって、妻と「家じゃない家を持とう」って話しているんです。普段住む家はインテリアなども含めて完全に家族のためになりますが、妻と2人だけの空間を妻の実家辺りに作りたいなって。東京と、もうひとつの場所を作りたいなとは思っています。

谷中:理想的な未来ですね。

相澤:さすがに、30代では無理ですからね。考えもしないし、物理的にも無理でしたから。海外へなんて話もあったんですが、スタッフに失笑されてしまいましたから…。まぁ、現実的にも無理ですからね。

谷中:でも、ありえない話ではないですよね。

相澤:とりあえず、これからも出来なかったことをひとつひとつ潰していきたいです。

谷中:成長し続ける。いいですね。40代を迎えると、ある程度経験値はあるから、今の実力でそれなりのものはできるようになるじゃないですか。

相澤:それはすごく危ないなと思っています。

谷中:ある程度できるじゃなくて、今できないことをきちんと見つめて、できるようにしていくのって本当に大切なことですよね。それも中々できないんですが…。

相澤:今までは自分の強みを活かしていけば、できないことがあっても良いって思ってたんですが、今後は逆で、自分の弱いところを補っていかないと上はないなと思っています。

谷中:そこに気付けるって大きいですよね。

相澤:いま、月末は自ら銀行に足を運んで、外注先にお支払いをしているんです。「僕デザイナーだから、お金のこと分かりません」じゃダメだから、お金を使うことに対してもきちんと把握するようにしています。それを毎月しっかりやって、きちんと自分の状況を理解するようにと。ネットバンキングで簡単に片付けられることではありますが、自分でお金を使うことにしては大切に考えて、それはホワイトマウンテニアリングに関してもね。そうする事で逆に大胆な事もできると思うので。

谷中:ずいぶん大人になりましたね。

相澤:キレイにまとまりすぎてますか?

谷中:いいんじゃないでしょうか? いいお話が聞けて、楽しかったです。今回はありがとうございました。

Text:Ryutaro Yanaka
Photo:Yozo Yoshino

相澤陽介
ホワイトマウンテニアリング デザイナー

2006年 White Mountaineeringをスタート。2010年S/Sより東京にてランウェイ形式によるコレクションを発表し、2015年A/Wよりパリにてコレクションを発表。 Moncler W、BURTON THIRTEEN、Barbour Beacon Heritage Rangeなど、数多くのブランドのデザイナーとしても活躍。

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