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FASHION 干場に着させたい松竹梅

東京カレンダー 編集長が教える「スニーカーの松竹梅」とは?

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エア フォース 1のデザインを継承しつつ、開発に4年かけたというNIKE FLYKNITをアッパーに採用し、通気性と軽量化を実現。足の形状に沿った軽やかで快適な履き心地が味わえる。1982年のオリジナルモデルより50%軽量化されたという、ナイキの技術力が集結された進化形スニーカー。NIKE エア フォース 1 ウルトラフライニット LOW 1万9440円/NIKE カスタマーサービス(0120-6453-77)

大槻:ナイキのエア フォース1 ウルトラフライニットで1万9940円です。

干場:コンバース、アディダスと来て最後がナイキですか。王道ですね。

大槻:エアフォ-スワンは1982年に誕生したバスケットシューズなんですが、これもまたリバイバルというかずっと人気のシリーズですよね。このモデルはソールが厚いのにゲキ軽。このアッパーよく見るとニットで縫い目がないんですよ。なんでもアッパーの開発に4年かかったそうです。 そもそも、エア フォース 1って壊れないんですよ。凄い頑強で家に何足もある。でもこれはニットだからいつかクタリそうで……。なんだか儚げ(笑)。 儚いエア フォース1も面白いな、と思って。

干場:これ、味が出てくるとまたよさそう。

大槻:黒がベースなんですが、マルチカラーという色も可愛いですよね。先ほどから話しているように、流行って巡っていると思うのですが、ベースのものより素材などは進化している。ハイテクなものを融合させた身の周りのプロダクツの中では、スニーカーが一番進化しているんじゃないかなって思うんです。これは通気性も抜群だし、先ほども言った通り驚くほど軽くなっている。

干場:確かに。元々エア フォース 1って重かった!これはどんな風にコーディネートします?

大槻:この軽いはき心地って、裸足で体感したい。なんかノーパン感覚で(笑)。解放されたはき心地を味わいたいです。足元がここまで派手だったら、ネイビーのセットアップで抑え目にしつつ、リラックス感を出したい。もしくはマッキントッシュ ロンドンなどのトレンチコートなんかもいいかなと思います。

干場:今、スニーカーって高額なものも多いじゃないですか。でもそれらにしなかった理由はなぜなんでしょう?

大槻:スニーカーって値段じゃなくてインスピレーションかな、と思ってこういう選択になりました。今の気分を大切にしたセレクト。

干場:なるほどね。ちなみにこれをはいて、どこへ行きたいですか?

ブラックテラス http://www.black-terrace.com/gallery

大槻:マクドナルでポケモンGO! めちゃくちゃ軽いので、どこまででも歩いていけそうだし。というのは冗談で、レストランでしたらカリフォルニア系のところがいいかな。神泉にある「ブラックテラス」がおすすめです。カリフォルニア料理もかなり進化していて、革新的なところが、ナイキのブランドイメージとも被るんです。シックなお店ですがテラス席もあり、居心地もいいですよ。

干場:確かに。今回提案していただいたスニーカーと食のイメージがきちんとリンクしていますよね。

大槻:昔、コーディネートに迷った時は、靴から考えていくといいよ、と言われたことがあるんです。だから会食の予定などあるときは、ここに行くからこの靴で、と自然に考えるようになりました。職業柄もありますが、7割の会食はスニーカーで行ってしまいます。

干場:今日の服装を教えてください。

大槻:ジャケットはアンルート、Tシャツはsacai(サカイ)、ショーツはオールドネイビー。ハワイで2ドルで購入しました。靴はサンダース。

時計はロレックス デイトジャストで80年代のもので、ブレスレットはナバホのものです。ホッシーは今回のスニーカーで、どれが一番欲しいと思った?

干場:実は今日おすすめしていただいたスニーカーのいわゆる原型は、全部持っているんです。さすがドンくん、僕の好みを熟知している! だから選ぶのはとても難しいんですが……。もしも、買うとしたら、ナイキのエア フォース1かな? この圧倒的な軽さと足を包み込むような感じは未体験。あと開発に4年ってすごいなって思うんです。先見の明があるナイキの企業力とかを感じますよね。今日は楽しいお話しをどうもありがとうございました。
 

Edit:Satoshi Nakamoto
Photo:Riki Kashiwabara
Text:Yoshie Hayashima

大槻篤(おおつきあつし)
『世界の腕時計』、『Goods Press』、『LEON』、『ZINO』、『GQ japan』編集部での勤務を経て、現在、食を中心としたライフスタイルを提案する雑誌、『東京カレンダー』編集長を務める。ファッション、腕時計への造詣が深く、趣味はサーフィン。編集長の干場とは、高校の同級生で、16歳からの旧知の仲。

 



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