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FASHION Special Talk

ロックスターの告白
INORAN 「情熱を大切に。45歳、仕事の流儀」

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仕事でストレスを感じることはありません。だって好きなことですから。

Imakiko: 一つ一つの言葉に、重みを感じます。INORANさんは、ファッションも素敵ですが、スタイルのポイントを教えてください。

INORAN: いつも身につけているものは、まぁネックレスくらいかな。idealism sound(イデアリズム サウンド)っていう友だちのブランド。あとは好みが決まってて、同じ物とか、色違いで買っちゃったり、ね。同じTシャツの2枚買いとか3枚買いとかさ。でもこの歳になると今まで着てなかったものにトライしてみたくもなるね。スタイリストさんが薦めてくれたものとかからヒントを得たりしてる。

makiko: 今年気になっているアイテムはありますか。

INORAN: このデニム、可愛くない? これは昨日買ったんですよ。

makiko: サルエルですね!可愛い〜。どこのブランドですか。

INORAN: ato(アトウ)というドメスティックのブランド。

makiko: よくそこでお買い物されるんですか。

INORAN: そうですね。ドメスティックだとatoですね。あとはセリーヌとかハイブランドは定番で買いますけど。

makiko: 今日のハットも素敵です。

INORAN: これはCA4LA(カシラ)。いっぱい色んな種類売ってるからね。欲しいものが見つかりやすいね。

makiko: 時計はロレックスですね。ヴィンテージですか。

INORAN: そうですね、これはいわゆるLUNA SEAで売れてた時に購入したもので、ずーっとこれですね。ロレックスは古ければ古いほどカッコいいよね。だから将来子供にあげたりもできるし。

makiko: 父からもらった時計ってロマンありますよね。

INORAN: 意味なく高い物もあるけど、やっぱり値段には理由があって、それは素材だったり、長年愛用できる品質だったりね。ファストファッションも嫌いじゃないけど結局1シーズンで終わっちゃう。

makiko: まさにエコラグですね。シルエットや素材を追求すると高価格でラグジュアリーなものが、エコノミックなんですよね。

INORAN: そうですよね。前はアパレル系の人とかとよく遊んだりしてたんですけど、その人たちと会話していると、服へのプライドをひしひしと感じるんです。デザインの意味とか、素材とか、じっくりこだわって作ってるものは心に響くんですよね。それでその人のブランドが好きになる。
服そのものももちろんなんだけど、人から好きになると好きになっちゃうパターンが多い。デザイナー知ってるからそれ着たいとか。スポーツブランドでもある人と仲良くしてるとそれしか着ない。向こうはそんな期待をしていないと思うけど、裏切れないんですよ。

makiko: なんと!義理堅い!男気ですね。

INORAN: なんかね。そこが昭和なんですよ(笑)。

makiko: LUNA SEA時代から変わらないファッションのスタイルってあるんでしょうか。

INORAN: いや、常に変化してると思います。

makiko: でも体型が変わらないですよね。

INORAN: 微妙に細かく変わってますよ。そう見えないとしたら、それはファッションのおかげです。

makiko: いやいや十分素敵なカラダです!気を付けてる事とか、トレーニングとかされてるんですか。

INORAN: まぁちょっと行けてないですけど、パーソナルトレーニングにはコンスタントに通ってますね。あとは玄米食を心がけてます。

makiko: もうライフスタイルや思想がお洒落すぎる!そんなお洒落なINORANさん、休日の日は何をされているんですか。リラックス方法とかも教えて頂けたらと思います。

INORAN: 車に乗るのが好きなのでドライブとかかな。でもドライブには音楽がマストなので休日かどうかは分からない(笑)。

makiko: ドライブ中の音楽って、ご自分の曲なんですか。

INORAN: それはあんまりないかな。何でも聴くけど、夜の首都高でクラシックをガンガンに流すのはヤバいですよ!

makiko: 別世界に行けそうですね!最後にこれからINORANさんがしてみたい冒険を教えてください。

INORAN: 冒険って、気づいていない自分に会うためにするんだと思うんですよ、心の奥底で眠っているまだ見ぬ自分にね。僕は人に会ってその人たちのフィルターを通して、まだ見ぬ自分を発見できるって思っているんです。だから時間があったら僕は人と出会うために旅をすると思う。生きているうちに出来るだけ色んな人に会いたい、それも大きな夢の一つですね。

日本の音楽シーンを一世風靡した90年代から変わらず音楽への情熱を燃やし続けるINORAN。ただ違うのは、いまの彼は肩の力が抜け、大人の貫禄と余裕を見にまといさらにパワーアップしていたということ。インタビュー中に感じた悠然たるオーラは今後の活躍を予感させた。

photo by Maciej Kucia(AVGVST)
interview photo by: Sebastian Angel
interview & text: makiko

INORAN 11th Album「Thank you」

来年にはソロ活動 20 風年を迎える INORAN 自身 11 枚目のオリジナルアルバム、その名も「Thank you」。この作品に INORAN が込めた想いを、そのシンプルなアルバム・タイトルから感じとることができる。

前作「BEAUTIFUL NOW」に続き海外で曲作りを敢行。そのメロディー&詞からは、どことなく異国の匂いを感じさせる作品となった。

写真素材はこれまでも INORAN を撮影してきた Maciej 氏によるもの。齢を重ねた INORAN を渋く、そして荒々しさを残しつつも洗練されたアーティスト写真となっている。後日の解禁となるが、ミュージック・ビデオも Maciej 氏が初監督を務めている。

アルバム楽曲に関してはこれまでもサポートを務めてきたもはや LIVE でもおなじみの u:zo(Bass)と RYO(Drums)。そして今回は更にコーラスにINORAN 自身も参加する多国籍バンド Muddy Apes の盟友である TAKA(from FEEDER)と DEAN がそれぞれ数曲参加している(DEAN はギター、そして作詞でも参加)。
11 作という長き道程を経て、今だから想える、あらゆる事に対しての感謝の気持ち。その想いを曲に込めて...。INORAN からの感謝のミュージックが今夏リリース。



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