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イメージカラーで勝った!
小池百合子が操った「グリーンの力」

2016.8.2
2016.8.2

自民党の推薦より効いた 「グリーン」の威力

歴史的な勝利だった。自民党から推薦を得られず、都議会からも白眼視される逆境を覆して、都知事の座を射止めた小池百合子氏(64)。

「小池劇場にしてやられた……」自民党関係者が苦笑交じりにそう振り返るのは、小池が小泉純一郎氏を彷彿させるような劇場型の選挙戦を演じたからだ。
自民党という巨大組織に後ろから矢を射られつつ、旧態依然の都議会に斬り込む。有権者にはこのアングルが圧倒的に受けたのだ。一方で、そんな「小池劇場」の血生臭さを消すために小池氏が用いたのが「イメージカラー戦略」である。

はちまきもタスキも緑で統一して臨んだ


小池氏は92年の政界入りから、「緑」をイメージカラーとして起用しているが、今回はかつてないほど「緑の小池」を前面に押し出した。筆者は幾度か小池百合子事務所を取材で訪れたことがあるが、これほど緑が氾濫しているのを見た記憶はない。事務所には葉っぱを模したグリーンの紙を壁一面に貼り付け、街頭演説では「緑のモノを身につけてきてください」と声を振り絞った。なかには、ゴーヤやブロッコリーを持参する強者もいたほど、「小池=緑」というイメージ戦略は定着した。

ツイッターのフォロワー数は21万人。

 


色彩心理学によると、緑が人間に与える印象は次のようなものだ。
「やすらぎ」「クリーン」「公平」「保守」「フレッシュ」。緑は人間が肉眼で感知できる可視光の真ん中に位置するため、潜在的に公平や保守といったイメージを与えるという。また寒色でも暖色でもない、バランスの色であるため、安定感ももたらす。
古来から緑のあるところには水があり、人類が生息するには整った環境があった。そこから「リラックス」「居心地のよさ」も喚起させるのだ。ストレスを緩和し、血圧を下げる効果があるため、白衣よりも緑色の服を好む医療従事者も多い。政策に掲げていた「満員電車ゼロ」は山手線のイメージカラーとも結びつき、有権者の連想をより強くしたのかもしれない。
以上に挙げたグリーンの効果が、「カイロ大卒」「ニュースキャスター出身」で、「日本のジャンヌダルク」を自称する小池氏のアクの強さを薄め、公正でクリーンなイメージを引き出したのではないか。


政治とカネの「黒いイメージ」を緑色に塗り替えた小池氏。「緑のメッキ」が剥がれるか、本当の手腕を発揮するのか。新都知事の動向に、日本中が注目している。

Photo:getty images
Text:栗原P

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