愛を求めて三千里
「男のキュン散歩」
VOL.1歌舞伎町の夜

2016.8.4 0

ハイボールとチャイナドレスでキュンをチャージ

「今日も一日、よく働いた……」。ボロボロの体を引きずって、何気なく入った飲食店。そこで出会った女性店員の笑顔や接客に「キュン」と癒された経験は、誰にでもあるだろう。恋心でも下心でもない。野に咲く花のようなキュンを求めて歩く、「キュン散歩」。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

歌舞伎町、チャイナドレス、小籠包

企画の打ち合わせを終え、栗原Ｐと不夜城・歌舞伎町を歩いていた、とある夜。お目当てのしゃぶしゃぶの店に向かって歩いていた我々の足が、たまたま通りかかった中華料理屋の前でピタリと止まった。

「あれ？　今、やたらセクシーなチャイナドレスの女のコいませんでした？」
「絶対ただの中華料理屋じゃないでしょ、ここ！」

人生風まかせ。行く先変更こそ、散歩の醍醐味だ。

入口を潜った我々を出迎えてくれたのは、ご覧のようにセクシー＆キュートな彼女。そう、この店は、水着の上に露出高めのチャイナドレスを着た女性店員たちが接客してくれる中華居酒屋だったのだ。なんて素敵なお店！

そんなわけで、連載第1回目にご紹介するのは、こちらの『真心飯店』に決定！
同店の看板娘たちを、ひとりづつご紹介しよう。

るん　19歳　大学生（演劇専攻）
趣味：舞台観劇
特技：人を笑わせること
入店の動機：「都内の中華料理屋さんで働いてみたかったんですけど、こういう感じの服だとは知りませんでした（苦笑）」
好きなタイプのオジサマ：ヒゲが似合う人。芸能人だと、竹野内豊さん
私のキュンポイント：「ちょっと甘えてきたり、母性をくすぐる人。ストレートに『好き』とか『かわいいね』とか直球できてくれる人のほうが好きです」

レミ　23歳　
趣味：映画鑑賞
特技：カラオケ「アニソンが得意です！」
入店の動機：「チャイナドレスに憧れがあって、一度着てみたかった」
好きなタイプのオジサマ：哀川翔さん。見た目が好きです（ハート）
私のキュンポイント：「気を遣ってくれる人。私、結構ぼーっとしてることが多いので（笑）、『そこ危ないよ』とか言ってくれるような人にキュンとします」

ゆり　20歳　
趣味：お菓子づくり
特技：ブラインドタッチ「MOS持ってます！」
入店の動機：「もともとコスプレが好きなので」
好きなタイプのオジサマ：深田恭子さん主演のドラマ『ダメな私に恋してください』の中のディーン・フジオカさん（みたいな人）
私のキュンポイント：「追いかけるより追いかけたいほうなので、喋ってても『オマエになんて興味ないよ』みたいな態度取ってるくせに、『この中だったら、まあ、ゆりちゃんかな』みたいな感じの人にキュンとします（笑）」

見事に三者三様でキャラかぶりナシ！　さすがである（何が）。

上海で16年、日本で10年のキャリアを持つ料理長が腕を振るっているので、肝心の料理も本格的だ。

チンジャオロースやエビチリといったスタンダードなメニューの一方で、マカが入った「超絶倫ハイボール」や、「ロシアンテキーラ」などの変わり種メニューも人気。6コ中ひとつが、超激辛の小籠包という「ロシアン小籠包」（写真）は、ゲーム感覚で盛り上がる！

試しにやってもらったら、見事、ゆりちゃんがアタリ（ハズレ）をGET。

1段ごとに異なる天津が入った「天津タワー」（通常1500円。コースを頼んだ方は無料）は、ロウソクに火をつけた状態で、ウサ耳の彼女たちが運んできてくれる。

こんなふうに盛り上がれるオプションメニューも多数用意している同店。女のコの許可さえ得られれば、記念撮影もＯＫというのも楽しい。また今回、店長さんのご厚意で、「誕生日や祝賀会、歓送迎会の方などは『FORZA STYLE観た』の一言で、天津タワーをサービス」してくれるとのこと。最後に、営業自体は朝5時までだが、女のコは24時までのシンデレラ営業（死語）。ぜひあなたのキュン散歩コースに入れてほしい。次回はどの街を歩こうか。乞うご期待。

Photo:Tatsuya Hamamura

Text：Naoya Aoyagi