男なら銀座のロメスパ（路麺スパゲッティ）聖地で、 大盛り560gの極太麺を食らえ！！
夏くて暑すぎる……。たまらないこの季節は、問答無用でポロシャツがヘビロテになっちまう。そんなポロシャツといえば、俺の中で、ラコステの他に愛してやまないのがこのジョン スメドレーだ。襟の形と袖の長さに加え、シーアイランドコットン特有のスベスベ素材がなんとも最高。さすがは英国の老舗、品が良い！
しかし、暑くて夏すぎる。暑さのせいで頭の中までヘロヘロだ。夏バテしないようスタミナをつけなければ……。
ということで、英国のポロシャツに米国リーバイスのピケパンツでガッツリ男飯を食べに向かったのは銀座。
首都高高架下。銀座インズの路上に怪しげな看板がある。昭和なロゴの雰囲気もイカしてるのだ。
銀座インズの昭和な紳士服売り場の先に、その聖地はある。迷わず進め。進めばわかるさ。
俺が愛してやまないロメスパの聖地「ジャポネ」だ。ロメスパとは、路麺スパゲッティの略。簡単に言うと路麺（立ち食いそば屋）のようなスパゲッティ屋のこと。正に銀座インズの通路に約15席ほどのカウンター店なので路麺だ。昼時は常に20人程の行列ができている。
俺は、いつもこのジャリコ大盛りに決めている。口の中がジャリコ状態でいつものように行列に並ぶ。
メニューのネーミングも秀逸だ。ジャポネ、ジャリコ、インディアン、チャイナ。このシュール感がジャポネなのだ。ちなみに並で350g、大盛りで560g、横綱で720gだ。さらに裏メニューで親方900g、理事長1,100gまで存在する。
ツインコンロの前の席を俺は、リングサイドと呼んでいる。大量の極太麺を豪快に炒める姿に男を感じるのだ。ロメスパの調理方法は、焼きうどんに近いため、強火でダイナミック＆クイックに仕上げる。
知らない間に、俺の目の前にジャリコが……。もう我慢できない5秒前。
その前に、お預けプレイ。ここでジャリコの誕生秘話を。元々、バジリコとジャポネがあり、後に、この2品を合体させハイブリッドなジャリコが誕生し看板メニューとなった。
素晴らしい豪快なルックスでしょ。ジャリコ大盛りは560g。量の多さもロメスパの特徴だ。エビ、肉、しその葉、シイタケ、オニオン、トマトに大量のコマツナを極太麺にからめ醤油味で炒めている。
マジで美味すぎる。やはりキングオブB級スパゲッティだ。560gの量があっという間に進んでしまう味付けはジャポネマジックとしか言いようがない。
テーブルのチーズも巨大すぎる。ここでは、すべてのサイズ感がでかい。異次元空間だ。
１/3までたいらげたとこでチーズをかけるのが俺流。醤油味にこのチーズが不思議と合うのだ。
「ジャポネ」の素晴らしさは、やはり日本独自のスパゲッティであり大盛りを食す達成感にある。アルデンテとは真逆のソフト麺に日本の昭和を感じる正にストリートファイトな男飯。
日本男児なら560gという自分との戦いに挑んでほしい。人生において最大のライバルは、自分の中にいる負けそうな自分なのだから。
ジョン スメドレーのアイコンモデルと呼ばれるISIS。1930年に誕生したロングセラーな超定番。これは10年くらい前に購入した旧タグのもので今でも着続けている。高価だがトレンドに左右されず末長く着れるのも魅力のひとつ。
Photo & Text:Eiji Katano
＼＼＼ 2018年11月23日アニクルーズ開催決定！！！ ／／／
アニクルーズ11/23（金）祝日出航
「東京の海は気絶な色やね」 限定40名
フリードリンク&ブッフェスタイルで2時間のクルーズパーティ
<ご乗船のお申し込みはコチラから>
今回のアニキおすすめの店
「ジャポネ」
東京都中央区銀座西1-2先 銀座インズ3 1F
Tel. 03-3567-4749
営業時間 月～金 10:30～20:00
土 10：30～16:00
定休日 日・祝
プロフィール
片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない47歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島とイタリア。プロレスに行くと、なぜかマスクをかぶって観戦したくなってしまう。
