つかみどころのない、複数愛・ポリアモリー
そんな掴みどころのない「ポリアモリー」について、もっと知りたい! そんな想いから、今回は「ポリアモリー」である、きのコさんにお話をお伺いしました。
西内悠子(以下、西内):きのコさん、本日はよろしくお願いいたします。今一番気になるワードが「ポリアモリー」と言っても過言ではないほど、ポリアモリーについて興味があります。本日はお会いできて光栄です。
きのコさん(以下、きのコ):こちらこそ、よろしくお願いします。
西内:さっそくですが、なぜきのコさんは「ポリアモリー」なんですか?
なぜ「ポリアモリー」になったのか
きのコ:私の場合は生まれつきのものだと思います。小さい頃から、「好きな人が一人しかいない」という時期がほとんどなかったんですよね。今思い出すと、物心ついたころから、複数の人を愛する性質を持っていたんだなと思います。
西内:そうなんですね。小さい頃って、クラスメイトと「好きな人って誰?」という話になったりすると思うのですが、その時に「周囲との違い」や「違和感」はなかったんですか?
「私は変だ」と悩んだ青春時代
きのコ:すごくありました。小学生の頃は「なぜ皆、好きな人のことを言う時に、一人の名前しか言わないんだろう?」と不思議に思っていましたね。ただ、その時はそんなに深く考えていなくて。でも、いよいよ「恋愛」をする思春期になった頃に、「私は人とは違う性質を持っているんだ」「複数の人を愛することは、特殊なことなんだ」「もしかしたら私は変なのかもしれない」と悩むようになったんです。
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