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大河原 亮高のアスリート魂!
ラグビー日本代表 山田 章仁さん 前編

2016.6.25
2016.6.25

成功する法則「チャンスの嗅ぎ分け方」

どんな時も前向きな姿勢を忘れず、逆境に強いアスリート。彼らの生き方や考え方には、ビジネスマンにとっても学ぶべきことが沢山あります。普段聞けないプライベートや業界の裏話を交えながら、アスリートの本音を聞き出すコーナー。インタビュアーは、元プロラガーマンの肩書きを持ち、GQが選ぶ日本一の洒落男にも輝いたアスリートイケメン大河原亮高。熟成肉のイタリアンバル「decollo」のオーナーもつとめる彼が、アスリートの言葉から、ビジネスマンにも役立つ教訓を引き出します。

第一回目のゲストは、大河原がプライベートで交流の深いラグビー日本代表の山田 章仁氏。お互いリスペクトしあう仲という二人は、オリンピックから結婚観まで話が盛り上がりました。

打倒五郎丸? イケメンラガーマン、山田章仁の素顔

大河原 亮高(以下敬称略):アキとはずっと前から遊んでいたけど、ワールドカップが終わってから、一緒に歩いてると街でめちゃくちゃ声かけられることが増えたよね。

山田 章仁氏(以下敬称略):声をかけられすぎて待たせてしまうので、亮さんに申し訳ないですね(笑)。

大河原:去年の今頃なんて、恵比寿2人で歩いていても声なんかかけられることなかったのに、大声で変なこと言えなくなったよな。

サトシーノ:やはりラグビーの人気が凄いんですね!

大河原:アキは試合終わってヘトヘトの後でも、1時間位かけてきちんと全員のファンにサイン書いたり、写真撮ったりするよから、本当に偉いよね。

山田:僕はファンの人とコミニケーションを取るのが大好きなので、全然ストレスを感じることはないんですよ。

大河原:世界的なラグビーの試合だと、そんな距離でファンと密に交流することなんてありえない。例えば、オールブラックスの選手が試合後1時間位残ってサインするかというと絶対にない。でも、それはアキに人気が出てきた証拠だし、良い事だと思う。

サトシーノ:人気を肌で感じ出したのは、最近ですか?

山田:ここ1年ですね。ワールドカップで勝ったってことが大きいと思いますけど、一緒に歩いてる亮さんが格好良いから声かけられるんだと思ってます(笑)。実はみんな亮さん狙いなんだと思いますよ。

大河原:なんでだよ(笑)。特にアキは、女性ファンから声かけられることが多いね。打倒、五郎丸だもんな。

山田:いやいや、そんなことはないですけど……。高校時代から五郎(五郎丸選手)とは同じ九州出身で、同じ学年だし、そういう風に比べられて、業界全体が盛り上がることは嬉しいですけどね。

サトシーノ:ポジションで人気が分かれるものですか?

山田:そうですね。ウィングとかはやっぱり目立ちますよね。

大河原:素人目にもわかりやすいよね。トライを決める所は、やっぱり格好良いし人気だと思う。あとは、キッカー(キック)かな。15人でやってるけど、あの時だけは、1人に注目が集まるから、あれはずるいよね(笑)。

山田:亮さんキック蹴ってますよね? 僕も大学一年のころは、蹴ってましたよ。五郎(五郎丸選手)みたいに、ルーティーンとかはなかったですけどね(笑)。

大河原:一回くらいプロの試合でも蹴ってみれば?

山田:前シーズン、僕もロビーさん(パナソニック時代の監督)に、チャンスがあれば蹴らせてくれって言ってたんですよ。パーティで「もしかしたらアキが蹴るチャンスがあるかもしれないので、注目してくれ!」とか言ってたので、期待してたんですけど……。結局、蹴れずに終了です(笑)。

 

大河原:パナソニックのチームに所属して、その活躍が認められて日本代表になり、代表でさらに活躍が認められて、スーパーラグビーに行ったわけじゃん。スーパーラグビーでは「トライキング」になったよね。ラグビー界では凄く報道されたけど、遠征先でその影響はどうだった?

山田:オーストラリアでは、地元の新聞で取り上げられたり、キープレーヤーに上げてもらったり、地元紙の一面にも載りました。そういう評価は素直に嬉しいです。日本でももちろん嬉しいですけど、違う国で認められると特に自信に繋がりますね。

大河原:オーストラリアとかラグビー大国で、そうやって認められるのは本当に凄いことだと思う。アキ含めて何人くらいスーパーラグビーに行ってる?

山田:海外に行っているのは、5〜6人くらいですけど、日本にもチームができて、そのチームには日本代表含め20〜30人くらいはいますね。

大河原:サッカーで言えば、セリエAに行ってる日本人が少数いるのと同じだよね。その一部が日本代表に選ばれてる香川選手とかと同じ。アキは、最下位のチームの中でトライキングになったってことが凄いことだよね。

サトシーノ:そうなですか?! 個人が光ってるってことですよね!最下位チームだったマリナーズで、ずっと200本安打打ち続けたイチローと同じじゃないですか!?凄過ぎます!

大河原:それよりすげーよ!だって、野球は打席に立てば1対1の勝負ってことだろ?どんなに負けてても打席は平等に回ってくるわけだから、チャンスは誰にでもある。けど、ラグビーっていうのは、弱いチームだとチャンスが少ないんだよ。その中で、トライの数を多く決められるっていうのは至難のわざ。アキの凄いところは、トライの決定率確立が凄いんだよ。

サトシーノ:でも、それだけトライ決めていたら、マークがキツくなるわけじゃないですか? その中で、どうやってトライを決めていくんですか? 何か特別な技があるのですか?

山田:技術面は、もちろんいろいろありますけど……。大事なのは、チャンスを嗅ぎ分ける能力なんです。 チャンスって、いつも転がっていると思うのですが、普通にしていたら気が付かないんですよ。これはラグビーだけじゃなくて、普通の仕事においてもそうですよね。

大河原:でもそれは、チャンスの時にたまたまそこにいるってことじゃなくて、チャンスだと感じて、そこに向かって走るわけじゃない? だからトライを決めてる数よりも、何十倍も無駄な走りをやってるんだと思うんだよね。パスが来なかったら、またもとに戻るわけだし……。そのうちの1個が、トライに繋がって、地道な積み重ねの結果、トライキングになってるんだよね。だから、人がチャンスだと思ってなくても、アキはチャンスだと思って全力で走ってるんだよね。その姿勢は、現代のビジネスマンの世界でも必要なことだと思う。

山田:でも無駄な走りをしてると、本当のチャンスに息切れしてしまうことが多かったんです。嗅覚を磨くことで、8割の確立で、トライできる本当のチャンスを見抜けるようになってきました。より濃度の濃いチャレンジができるようになったんですよ。

大河原:なるほど。

山田:その結果、どんなプロチームとやってもチャンスだと感じた局面で、すべて息切れすることなくチャレンジできるようになったので、トライ数が増えたんだと思います。無駄な期間や走りも必要なことなんです。地道に経験値を増やすしかないんですよ。よく監督に、「お前は経験がないからダメだ!」とか言われて、メンバーから外されたりしてたんですけど、当時は「経験って何だよ!経験させてくれないと、積みたくても積めないものだろ!」って思ってました。でも今思えば、数少ない試合の中でも経験値を増やしていくしかないかいものなんだなと。経験っていうのは、何ものにも変えられない宝物です。

大河原:いまのアキは、凄く自信に満ちあふれているのが伝わってくるよね!その自信をキープするのに大切なことって何?

山田:自信というよりも、常にポジティブでいたいんです。それは、ポジティブシンキングの亮さんから学んでる所が多いですけどね。

大河原:まあ、ポジティブな奴にしかチャンスが転がってこないと思うんだよね。たとえミスしても、切り替えが大切なんだと思う。そういうやつにパスは回ってくるしね。俺は結構引きずちゃうタイプだけど(笑)。でも、無理矢理にでも切り替えるんだよ。

山田:プライベートでもネガティブな人と話していても、全く面白くないじゃないですか? 試合中も一緒で、ネガティブなやつにパスが行っても、最後に迷っちゃうんじゃないかなとか、思うんですよ。トライは、ボール一つしかないから僕の力だけでは無理なんです。じゃあ、何がコントロールできるかを考えたときに、ポジティブになることで、まわりにプラスのエネルギーを与えて、こいつならなんとかしてくれる!って空気を作ることしかないんです。

大河原:サッカーでもロナウドやメッシのように1人で突破できる能力があったとしても、チームプレーが大切で、パスが回ってくるやつは、人間性も大事なんだよね。ある程度認められてないと、パスは回ってこない。

山田:その人間性を磨くために、亮さんの側にいさせてもらってるんですよ!

大河原:なんだそれ。持ち上げても何もでないぞ(笑)。

Photo:Tatsuya Hamamura
Edit,Text:Satoshi Nakamoto
 

山田 章仁(Akihito Yamada)
ラグビー日本代表、7人制日本代表、U19、U23日本代表、日本選抜。現在はパナソニック ワイルドナイツとスーパーラグビーのサンウルブズに所属。「山田がボールを持てば、スタンドが沸く」とまで言われるほど、プレーの奇抜さが目を惹く存在でもあり、日本代表定着が期待されるプレーヤーの一人。

 

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