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「見た目がジーンズ」という革新的な一本

 平日のスーツ姿はそれなりに様になっていても週末のカジュアルになった途端トーンダウン。もし女性からそんな風に思われたら40男にとっては一大事ですよね?

そんな時は初心にかえって、カジュアルの基本である「デニム選び」から見直すと、着こなしをスムーズに組み立てられます。

いまや一口にデニムと言ってもテイストは千差万別。40男の皆さまの場合、10代の頃に体験したヴィンテージブームを皮切りに、90年代を席巻したデザイナーズジーンズ、西海外のプレミアムな美脚デニムに、純国産のリプロダクトなど、これまで多く出会いと別れがあったかと思います。

そこでの経験から導き出したひとつの答え。それは「万人に似合うデニムなんてモノは存在しない」ということ。仮に定番中の定番を用意したところで、旬なファッションと合わせられたり、崩れた体型をカバーしてくれる保証はどこにもないのです。

大切なことはトレンドを理解したうえで自分らしい一本を選ぶこと。この連載に登場する逸品とともに、新しいデニム探しの旅へと出かけてみませんか?

デニムから派生した魔法のスウェットパンツ

連載第2回となる今回は、DIESEL(ディーゼル)の「JOGGJEANS(ジョグジーンズ)」の魅力について迫りたいと思います。ここ数年、デニムにそこまで明るい方でなくても「ジョグジーンズ」の名を言葉を耳にしたことがありますよね? 実はこの一本、割り切って言ってしまえば、ジーンズの顔をしたスウェットパンツなんです。早速「デニムじゃねー!」と突っ込まれそうですが、お許しを(笑)。

この提案はイタリアのNO.1デニムメーカーであるディーゼルが先駆けで、他社からも似たようなアプローチの製品が出回るほど盛り上がっています。ずばり、ジーンズの歴史に残る革新的な1本だと言っても過言じゃありません。

無類のヌケ感がいたるところに!

なぜここで改めて「ジョグジーンズ」をオススメするかというと、こんなにデニムっぽく、なおかつ快適なパンツはそうそう見つからないからです。体型のカバーという点もお手のもの。学生時代に本格的にスポーツをしていたどっしりとした下半身の方でも、これなら腿周りにある程度余裕があるので窮屈さを感じさせませんし、キュッと裾に掛けてシェイプする通称“キャロットシルエット”がうまく体型をカバーしてくれるのです。

ほとんどデニムにしか見えないヴィンテージ加工もお見事! 長年穿き込んだようなリアルなリペアもあって、これをスウェットパンツだと見抜ける人は、「ジョグジーンズ」のことを知っている方でぐらいでは? この季節ならラフに大きめの白いTシャツと合わせてよりヌケ感を出してもいいし、ほどよくカジュアルなチェックシャツなどを合わせて、大人っぽく穿くのもいい塩梅なんじゃないかと思います。

▶︎画像拡大表示コインポケットやリベットなど、細かなディテールもジーンズそのまま。濃淡のあるエイジング加工が、よりリアリティを出すのに一役買っています。触るとそのソフトさに驚きますよ。
▶︎画像拡大表示ウエストはベルトループもありますが、イージーパンツ感覚で穿ける紐付き。少し大きめでもベルトレスで穿けるので、長時間の運転も楽チンですし、出張や旅行で飛行機に乗る時も真価を発揮します!

ヌケ感やらこなれ感なんてキーワードがもてはやされているように、ファッションはうまく力を抜いてナンボな時代。一昔前はリジットデニムなんかをピタと穿くのが王道でしたが、今は対照的でルーズに見えない塩梅のゆったりした雰囲気や長年着込んだような味が求められています。

まさにこの「ジョグジーンズ」はそんな時代を体現するパンツ。発売以来、大ヒットを飛ばしていることも納得です。最初はあまりの心地よさに部屋着を穿いたまま外にいるような違和感を感じるかもしれませんが、この快楽を覚えてしまったら最後、手放せない一本となるのでは?

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text: Shuhei sato

▶︎画像拡大表示「ナロット ジョグジーンズ」 3万9000円(税抜)

【問い合わせ】
ディーゼル ジャパン
0120-55-1978
https://www.diesel.co.jp  

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