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FOOD 昭和なアニキのアニ散歩

【男呑みコーデ】ラコステのポロシャツ&スタンスミスがホロ酔いに効くワケ

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本場パリの老舗、カフェ・ド・フロールのギャルソンとペアルックで昭和酒場ホッピー

俺がリスペクトする男性と、本音でサシ飲みする「アニ散歩」のスピンオフ企画。お気に入りの定番ペアルック(死語?)で男呑みするという怪しい企画だ。

今回のゲストは、パリの老舗「カフェ・ド・フロール」でギャルソンとして大活躍されている山下哲也さん。通常パリのカフェのギャルソンは白人のフランス人のみだが、山下さんは1人で渡仏し初の外国人としてギャルソンになってしまったのだ。

つまり不可能を可能にしてしまった世界に誇れる日本人ということ。今回とあるイベントで来日することになり、光栄にもサシ呑みすることになった。

山下さんとは気持ち悪いくらい洋服の趣味が似ている。そこで、山下さんも愛してやまないラコステのポロシャツとスタンスミスをドレスコードにして、日本が誇るホッピーを、恵比寿の「たつや」へ飲みに行くことにした。二人だけのランデブーだ。

まずは正統な飲み方の氷を入れない3冷ホッピーを注文。ジョッキ、ホッピー、焼酎の3つを冷やして飲むスタイル。山下さんが愛煙するタバコのジタンと、愛用のビックのライターにフランス愛を感じる。

ペアルックでホッピー乾杯!! しかしびっくりするのは、示し合わせたわけでもないのに、着てきたラコステが二人とも「黒」だったということ。違うのは袖の長さだけ。長袖をちょいまくる着こなしは、俺もよくやるが山下さんにはかなわない……。さすが。ちなみに二人とも、ボトムはなんとリーバイス ビンテージ クロージングでお揃い。ここが新宿2丁目じゃなくて本当に良かった(笑)。


つまみは、やきとりのカシラを塩で。相変わらず安定した美味さだ。

山下さんは、この日が人生初ホッピーということで、2杯目は黒ホッピーを俺流の飲み方で飲んでもらった。正統ではないが、氷を入れて自分で割るスタイルだ。

完成した黒ホッピーを2人で飲みながら本音トークが楽しすぎる。あまりに本音すぎるのでここで紹介できないのが残念だ。男同士の会話は秘密にしておこう……。ってそれじゃあ企画と違うだろ! って突っ込まれそうなので真面目な話をちょこっと。

山下さんの情熱とこだわりを、俺はリスペクトしている。つまりラコステのポロシャツとスタンスミスのような超定番がサラッと似合うようになるためには、やはり生き様が大事ということではないか。

結局、男は中身ということ。それがトレンドに流されない自分のスタイルになっていく。

見た目ではなく本質というか、もっと言うならエスプリ(精神)。常連に愛され、気取ることなく本音で話せる心地よい空間という意味ではパリの老舗カフェも恵比寿の昭和酒場も同じ文化だと思う。

夢を実現させ、今もさらに新しい事に挑戦し続けるその志は、強靭な精神とゆるぎない情熱、さらに人に見せない努力があるからこそ維持できるのだろう。

一度しかない人生で巡り合える人の数は限られている。本音で語り会い、呑める出会い自体が奇跡なのかもしれない。昭和酒場より愛を込めて今宵に乾杯。そして恵比寿の夜は更けていった……。

ラコステのポロシャツとスタンスミス。着こんで色あせていった黒が自分だけのものになっていくポロシャツはやはりラコステならでは。履きこんだスタンスミスも同様に一生の相棒だ。

Photo & Text:Eiji Katano

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今回のアニキおすすめの店


たつや駅前店(1F)
東京都渋谷区恵比寿南1-8-16 STM恵比寿ビル 1F
Tel. 03-3710-7375
営業時間 月~土 8:00~翌5:00
日・祝 8:00~22:00
定休日 無し

プロフィール


片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない47歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島。



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