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藤本:デメリットは、銀行のような中央管理者がいないため、「パスワードなどの情報をすべて自分で管理しなければならない」ということです。銀行であれば、パスワードや暗証番号を忘れてしまえば印鑑や個人情報さえあれば再発行してもらえますよね。けれどその分手数料も高い。それに対してビットコインは、誰も管理してくれないので自分でパスワードを管理するしかなく、忘れたら誰も助けてくれない...。でもその分、手数料が安い。これをメリットととるか、テメリットととるかはその人次第という部分もありますね。
ビットコインは「自己責任」が大切!
西内:そうですね。ビットコインを扱うには自己管理能力がとても重要だということですね。手数料が安い分「自己責任」ということですよね。
藤本:そうですね。ただ、「自己責任」で運用しなければならないビットコインですが、ビットコインを使えば、例えば海外でお金がなくて困っている子供たちに中央の寄付団体などを通さずに「直接」お金を送ることもできるんです。そういう助け合いの世界をビットコインが実現してくれると思っているので、今後もビットコインのPRを頑張っていきたいですね。また、ビットコインを利用したサービス開発のためのクラウドファウンディングもはじめたんです。
西内:何をするためのクラウドファウンディングなんですか?
海外の子供に直接寄付できるサイト!?
藤本:海外の子供に、直接ビットコインで寄付できるサイトを開発するためです。もしこのビットコインを使った寄付に賛同していただけるかたがいらっしゃれば、是非ご協力いただけると嬉しいです。
西内:海外の子供に寄付...藤本さんは、他のインタビューでも拝見しましたがすごく優しい方なんですね。「目標は、相手の気持ちを考えられる大人を増やすこと」とおっしゃっていましたが、 でも「相手の気持ちを考える」ってどういうことですか? 私には良く分かりま せん。他人なんて、何を考えているかサッパリ分からない、得体の知れない生物じゃないですか。そんな他人の気持ちをどうやって考えろと...!?
相手の気持ちなんてどうやったら分かる!?
藤本:「優しさ」や「気遣い」を言葉でなく行動で表すことができると良いのではないかと思います。たとえば私は、アトピーで悩んでいて自分のことを「汚い」と思っている子供がいたときに、「アトピーのこと気にしないよ」と言うんじゃなくて、直接体にふれて「私はアトピーを汚いと思っていない」ということを行動で示したりしていました。「他人の気持ちを考える」というのは、そんな小さな気遣いのことなのかなと思います。
西内:でも、そんな色々な人の「良いところ」を見つけ、「人が自信を持てるポイント」を見つけられる藤本さんであれば、人の良いところが見えすぎて、色々な男性を同時に好きになってしまったりしませんか?(笑)。
藤本:そう言われて見れば私、毎日恋しているかもしれないです(笑)。みんな素敵なんですよね。私、それですごく悩んだことがあるんです。みんなのことがあまりに大好き過ぎて、これは人間愛なのか、恋愛なのか...そもそもそこに境目はあるのか...? と。
恋愛と人間愛の違いって...!?
西内:わかります。悩ましいですよね。だって、「みんなちがって、みんないい」ですもん。本当に世の中は良い人や素敵な人で溢れています(笑)。
藤本:でも、やっぱり恋愛と人間愛は違うと私は気づいたんですよ。同じくらいに愛情を注げるような人はたくさんいたとしても、やっぱり「なんだか分からないけれど、くっつきたくなる人」「ぬくもりが欲しくなる人」って、一人しかいないんじゃないかって。だから、毎日人に恋はしていますが、恋愛対象は一人ですね(笑)。
西内:たしかに...そうですね(笑)。では、藤本さんの好みのタイプはどんな人ですか?
藤本さんの好みのタイプは「おじいさん」!?
藤本:浮気をしない、女性にギラギラしていない、悟ったような、おじいさんのような人です!
西内:分かります...それはズバリ「仙人系男子」ですよね! 悟りを開いた仙人のような男性って素敵ですよね。枯れているというより悟っている...ホッコリします。
藤本:そうなんです。浮気をする心配もないので信頼できますしね。でも...「ニセ仙人系男子」とお付き合いしてしまって「逆・矢◯真里事件」をされ、ヒドイ目にあったことがあるんですよ...。
「逆・矢◯真里事件」とは一体!?
西内:「逆・矢◯真里事件」!? それって、出張から帰ったらクローゼットに裸の女が入っていたんですか!?
藤本:まさに...。でも、クローゼットではなかったんですけどね(笑)。本当にあの事件とほとんど同じで、...