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LIFESTYLE 干場に着させたい松竹梅

ブランド、価格帯から厳選!リデア神藤光太郎がオススメする「ホワイトシャツの松竹梅」

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竹 最新が最高のデキ!ミリ単位の修正を毎年見直す、バルバ社長のマニアックなこだわり

干場:なるほど。衿は大切ですよね。次の竹のシャツをご紹介いただけますか。

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イタリア・ナポリのカミチェリア、バルバ。イタリアで最も大きなシャツブランドのひとつであり、パターン・カッティングなど高い技術力とクラシックな中にもモダンさを兼ね備えたシャツが見つかると人気です。やや高めの台衿、ネクタイが決まりやすい開きなど、さり気なく色気のある顔周りを作ってくれる一枚です。ワイドカラーシャツ3万円/バルバ(ストラスブルゴ☎0120-383-563)

神藤:バルバのシャツです。3万円です。

干場:バルバのシャツは(店頭で展開し始めて)何年になりますか。

神藤:もう20年くらいになるかと思います。

干場:バルバは基本的にシャツブランドですよね。

神藤:そうですね。最近はネクタイやジャケットも展開しています。ジャケットは工場を買い取り、小規模ながら自社で作っています。

干場:このバルバのシャツの特徴はどういったところでしょう。

神藤:ナポリらしい、けれど田舎臭くならずにモダンに作っている、というところです。ナポリらしいディテールといわれるところは、この(ガゼット)部分や袖、カンヌキなどのハンドステッチですね。象徴的な箇所をハンドステッチで仕上げた昔ながらのナポリ仕立ての良さを体感でき、出来るだけ手に入れやすい価格帯に設定しているというバランスのとれたブランドです。また、着心地もとても良く、ほぼ毎シーズン、ミリ単位でパターンが修正、改良されているんです。

干場:こちらの素材はなんですか? 

神藤:コットンポプリンです。ボタンは白蝶貝で厚みがあるタイプです。極端に厚みがあるものは留め難いんですが、適度に厚みがあるものはナポリらしく、また高級感を感じさせています。以前は厚いボタンがよく見られたと思うのですが、ボタンの厚みも改良されて今のものになっているんです。

干場:バルバのシャツの良さってどんなところなんでしょう。

神藤:バルバの一番良いところはフィッティングの良さにあると思うのですが、中でも肩回りは、痩せている方でもイカリ肩の方でも、不思議と綺麗に収まるのが魅力です。所謂社長さんって営業畑の方が多いんですが、バルバは社長のラファエル・バルバ氏が技術面を担当しているので、パターンを作ったり、モデリストといわれる仕事は彼自身が行っているんですよ。

干場:社長自らがやっているんですね。

神藤:ですから、まめにミリ単位の修正が行われ毎シーズン、例えばアームホールの角度をちょっと変えよう、ここのシワが出にくいようにしよう、など改良を繰り返して出来上がっているのが現在のバルバのシャツなんです。だからバルバのシャツは今のものが一番いいんです。

干場:ポルシェと同じですね、最新が一番いい、という。どんどん進化しているんですね。

神藤:見えない進化が常に続いている、そんなシャツです。

干場:バルバが長い時を経ても常に人気なのもわかりますね。では、次のシャツはどんなものなんでしょう。

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