LIFESTYLE ― 松竹梅

ファッション界の賢人が提案!干場に着させたい「松竹梅」

ブランド、価格帯から厳選!リデア神藤光太郎がオススメする「ホワイトシャツの松竹梅」

2016.6.13
2016.6.13

松 10枚で57万円!超高額でもリピーターが増え続けるキング・オブ・シャツ「フライ」の実力

干場:バルバが長い時を経ても常に人気なのもわかりますね。では、次のシャツはどんなものなんでしょう。

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イタリアやスイスの最高級の生地を使用し、精緻なステッチで最高級のシャツとしてその名を轟かせているフライは、北イタリア、ボローニャで誕生したブランド。マシンメイドの最高峰とも言われており、滑らかで吸い付くようなその肌触りは、一度袖を通すとその虜になってしまいます。ワイドカラーシャツ5万7000円/フライ(ストラスブルゴ☎0120-383-563)

神藤:フライのものです。5万7000円です。これは、ハンドメイドとかマシンメイドといった垣根を払い、すべてを突き詰めていった中で最上だと思うシャツです。まず見た目が端正です。衿先がとてもシャープなんです。普通、他のものってもう少し角が丸いんです。

干場:確かに! エッジが効いていますね。

神藤:カフスの付け根の部分もシャープですよね。ステッチの幅が本当に細かくて一定なんです。これ以上細かくすると生地が切れる、という限界まで細かくしていると思います。素材にもこだわっており、極上のものを使用しています。

干場:これはツルツルですね。最高に気持ちいい素材です。

神藤:同じ120双の中でも糸の良いものを使っているんです。他の120双と比べるとわかります。ただ単に数字だけにこだわらず、ひとつひとつの素材を吟味して、先ほどの衿のように、ひとつひとつのディテールも吟味して作っているんです。何よりも一番の魅力は、着た時の衿のカーブや佇まいが、どのシャツよりも美しいのがフライだと思います。やはり衿は、着た時の一番の顔になる部分ですから、重要ですよね。着心地も非常によいです。

干場:この素材を触ってしまうと、なかなか他のものは着られなくなってしまいそうですね。

神藤:リピーターの方がたくさんいらっしゃいますね。まとめ買いされる方が多いです。

干場:すごいですね。10枚で57万円… シャツってクラシックなメンズテーラーの世界では下着とされていますが、下着こそいいものを着てしまうと、見えないけれどこだわりたい、という思考になりますよね。こんな気持ちよいものを着て、肌に贅沢を味わわせてしまったら、もう病みつきになってしまいますね。

神藤:やはりシャツの王様ですね。知らない人が見たら、ただの白いシャツなんですが、よく見ると細かい所まできっちりと仕事をしていて完成度が高い一枚です。
仕上げを細かくしたり良くしようとすると工程に時間がかかる。素材はもちろん、工賃がかかるので高額になってしまうんです。

干場:よいものを突き詰めていくとそうなりますよね。確かによいシャツです!
神藤さんは毎シーズン、イタリアに行かれていらっしゃいますが、今のシャツのスタンダードな形って、どんなものなのでしょうか。

神藤:今一番売れているのは、少し衿腰が高めのワイドカラーのものなんです。ですが、この先のトレンドは、少し衿腰が低くなって、レギュラーに近づいてきています。ここしばらくカジュアル志向で、シャツも開けた時に綺麗に決まる衿腰が高めのワイドカラーのものが人気でしたが、そろそろネクタイをきちんと絞めてスーツをきちんと着よう、ドレスアップしようという流れが出てきていて、シャツもそれに合うものに変化してきています。

干場:世界的にクラシックでエレガントな気運が高まってきているんですね。
神藤さんが考える、ビジネスマンが所有すべきシャツとはどんなものを挙げられますか。

神藤:白のブロードやポプリン、サックスブルーのポプリン、白またはブルーのオックスフォードのボタンダウン、白とサックスの細いストライプでしょうか。シャツは奇をてらわずに、定番的なものを揃えるのがいいと思います。これらを持っていれば着回しもききますし。

干場:なるほど。スタンダードがいいということですね。
今日のシャツの中で欲しいのは、やはり最高峰のフライなんですが、山神シャツは着たことがないので、ぜひ着てみたいと思いました。神藤さんは、(自社で扱うブランドは)実際にいろいろお召しになるんですか?

神藤:そうですね。どれがいいということではなくて、皆さんのスタイルによって選ぶものって異なると思うんです。例えば、フライのようなかっちりとした端正なものが好きな方もいれば、バルバのような色気のあるものが好きな方もいる、山神シャツのような技巧を凝らして着ると端正に見えるのが好きというように、いろいろな好みがあると思うんです。特に価格でどれがいい、ということはなく、当然、高ければ素材がそれなりに変わってきますが。

干場:自分のスタイルにあったものを選ぶ、というのは大切なキーワードだと思います。神藤さんの今日の着こなしを教えてください。

神藤:スーツは99年くらいのキートンです。シャツはバルバ、ネクタイはエルメス、ベルトはアラルディです。

干場:スーツ、麻ですね。紺がいい色合いになっていますね! シャツも麻ですね。ネクタイのプリントも渋くていい色! 靴はどちらのものですか。

神藤:靴は来年展開予定のラルディーニのサンプルなんです。これは製品洗いをかけて、自然乾燥をしているんです。スニーカー感覚で履きやすいんです。

干場:ラルディーニに靴があるんですね! アクセサリーはどちらのものでしょう?

神藤:カフリンクス、ブレスレットはアンティークです。ターコイズのリングはフェデ、スカルのリングはガブリエレ・パジーニからいただいたものです。時計はパテック フィリップです。

干場:神藤さんのスタイルのポリシーを教えていただけますか。

神藤:基本的に超コンサバなんです。自分自身のコンサバの概念から外れるものは買いません。これだったらずっと着るな、と思うものを選んでいるので、10年、20年着ているものもたくさんあります。長く着られると思ったものは、他の人から見たら派手、というものでも自分の基準に合えば買う、というスタンスですね。

干場:ご自身の軸がしっかりとあるクラシックスタイルを確立されていらっしゃいますよね。素敵です。今日はどうもありがとうございました。

Photo:Tatsuya hamamura
Text:Yoshie Hayashima
Edit:Satoshi Nakamoto

神藤光太郎(しんどうこうたろう)
リデア カンパニー クリエイティブディレクター
セレクトショップ・ストラスブルゴを始めバルバ、フライ、キートン、クルチアーニ等のインポーターであるリデアのメンズ部門を統括。イタリに精通したファッショニスタとしても知られている。

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