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【軽い女・脱出法】「すぐに体の関係を持ってしまうんです...」
ソクラテスならこう言うね
〜恋愛・ビジネス相談所〜

2016.6.21
2016.6.21

自己肯定感がアナタを救う。僕なんて、太りまくって悪口言われても平気。自分が大好きですから。

日本の哲学者小川先生だからこそできる、哲学的・お悩み相談室!さて、今回の相談者のお悩みを紹介しましょう。

すぐに体の関係を持ってしまうんです。助けてください。

34歳、外資系OLです。私は求められるとすぐに体の関係を持ってしまいます。それは相手のことが好きだからなのですが、相手は「すぐに手に入った」と思うからなのか、「軽い女だ」と思うからなのか、関係をもった翌日から連絡がなくなるということがしばしば...。私の何が悪かったの? 体型? 顔? 相性? それとも...なんて、ネガティブな思考が止まらなくなります。

「自分を大切にしないとダメだ!」と分かっているのですが、誘われたら断ることができないんです。だって、断ったら嫌われてしまうかもしれないとおもうと、つい...。断っても次会える保証がないのなら関係をもってしまおうと思ってしまいます。もしかして私、軽い女なのでしょうか? こんな私は幸せになれないのでしょうか?自分を大切にするって、どういうことなのでしょうか?

自信、愛に対する信念を持ちましょう。
でもそれって難しそうですよね。大丈夫。簡単な方法、お教えしますから。

不安が原因ですぐに体の関係を持ってしまう。こういう人は、自分に自信がなく、孤立することを極端に恐れているケースが多いですね。相談者さんの場合もそんな感じがします。嫌われてしまうのではないかという不安は、自分に自信がないことから生じるものですし、その結果孤立することを恐れているのです。

だから体の関係を持つことで、愛を確認し、安心しようとするのです。ところが、実際にはそこに愛はありません。関係を持った後、連絡が途絶えるのはその証拠です。そして相談者さんはまた孤立してしまうのです。ドイツ出身の思想家エーリッヒ・フロムは、著書『愛するということ』の中でこういっています。

彼らにとって、セックスは孤立の不安から逃れるための絶望的な試みであり、結局は孤立感を深めてしまうことになる。なぜなら、愛のないセックスは、男と女のあいだに横たわる暗い川に、ほんのつかのましか橋をかけないからである。

孤立するのが怖くてセックスする人は、皮肉なことに孤立を深めてしまう。なんとも悲しい現実です。たしかに愛を感じたり、安心したりするのでしょうが、それはほんのつかのまの出来事なのです。二人の間にかかったかのように思えた橋は、興奮が消えるのと同時に、むなしくも消えてしまうのです。

では、いったいどうすればいいのか? それは相手よりも、むしろ自分をもっと好きになることです。誰かに好きになってもらわないと不安だというのなら、自分が自分を好きになればいいのです。そうすれば、相手に媚びる必要も、自分の体を道具のように粗末に扱う必要もなくなります。言い換えるとそれは、自分に自信を持つということだと思います。自分に自信のない人ほど、人の言いなりになってしまうのです。不思議なことに、自分に自信のない人には誰も近寄って来ませんが、逆に自分に自信のある人のところには人が集まって来るものです。

これは難しいことのように思えて意外と簡単です。なぜなら、自分の気持ち次第でどうにもなることだからです。自分さえ自分のことを好きになって、自信を持てばいいのですから。誰かの心をコントロールする必要などないのです。いわば自己暗示のようなもので、私はイケてると思うだけでいいのです。その証拠に、客観的に見ればかなりブサイクでも、堂々と自信を持って生きている人はたくさんいます。私も最近太りまくって、人からは相当悪くいわれますが、自分が大好きなのでまったく平気です。

そういえば、フロムは、こんなこともいっています。「重要なのは自分自身の愛に対する信念である」と。人を愛するときも自分を愛するときも、とにかく信じることです。人がなんといおうと、自分がいいと思うからいいんだというふうに。相談者さんが悩まれている「自分を大切にする」ということは、徹底的に自分を信じるということなのではないでしょうか。よくわからない男の言葉ではなく、自分の心を信じてみてください。

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Text:Hitoshi Ogawa
Photo:雪ボタン、Getty images

【小川仁志】
1970年京都市出身、京都大学法学部卒。伊藤忠商事に入社するも退職し、4年間のフリーター生活を経て名古屋市役所に入庁。その後名古屋市立大学大学院博士後期課程を修了し、博士号取得。2015年には山口大学国際総合科学部准教授となる。専門は公共哲学、および政治哲学。商店街で哲学カフェを主宰するなど、市民のための哲学を実践している。哲学に関する著書多数。 

 

 

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