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石田憲孝がナビゲートする
未来の自分をつくる“投資時計”
第3回 華麗なる「レベルソ」

2016.6.9
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2016.6.9

懐かしくも新しい。角型時計の永世定番

1920年代、アメリカではこの時代を"狂騒の時代”と呼ぶ。

第一次世界大戦が終わり、戦争のおかげで発展した重工業は自動車、飛行機を発展させモータリゼーションがやってくる。それらの乗り物は人を短い時間で遠くに運び、世界を一変。そして発展は近代的都市を生み出した。繁栄の時代(バブル)ですね。このバブリーな時代を映画『華麗なるギャッツビー』では描かれています。

そして、アメリカ、ヨーロッパでは、この頃から建築や工業デザインがアールヌーボからアールデコへと流行が変遷するんです。

アールデコとは、NYのエンパイアステイトビルやクライスラービルに代表される幾何学的図形をモチーフにした記号的表現などのこと(一例)。一言で言うと保守的なデザインではない先進的なもの。ファッションではそれまでのコルセットなどがなくなり、シンプルでスタイリッシュなものへと変わっていく。この時代に活躍したデザイナーとして知られるのが、かの有名なココ・シャネル。

世にも稀な反転時計の誕生

狂騒の時代も長く続かず、1930年に終わり、世界大恐慌を迎える。そんな時代背景の中で1931年(ちなみにキングコングもこの時代にNYを徘徊)に誕生したのが、ルクルト(現ジャガー・ルクルト)の「レベルソ」。

1920年代の繁栄の象徴として産まれた「レベルソ」のモデル名はラテン語で“回転”を意味する。これはまさにアールデコ調の直線的なデザイン。そう、丸型ではないのです。そして時計が回転して裏を見せる。ポロ競技にてガラスに傷をつけないことを意図して作られたというが(スポーツでは使わないでください)、今では両面文字盤のタイプもある。

新作のジャガー・ルクルト「レベルソ・トリビュート・デュオ」。小ぶりで精悍。137万5000円(税抜)

やはり1本目に買う時計は丸型のオーソドックスなタイプを選ぶべきだが、何本も持っているコレクターやスーツやドレスを着る機会が多い方ならば、角型は一本は押さえておきたいところ。男性なら年齢より5歳くらい年上に見せてくれるし、女性ならば大人の落ち着きを演出してくれます。

表が白で裏が黒にダイヤ付きなど、オン・オフで文字盤を使い分けられる楽しみも「レベルソ」ならでは。僕はGMTというものを持っていますが、これは割と小さな時計で文字盤で両面でいくつもの機能を持ち合わせています。装着感も抜群に良いです。

現在のジャガー・ルクルト社は、1833年にルクルトとして創業。1937年に改名して現在に至ります。なおアメリカでは諸所の事情から1985年までルクルトとして販売が続きました。

さて、そんな出自を持つ「レベルソ」ですが、名優スティーブ・マックイーンもこよなく愛用していました。その姿を確認できるのが、1968年に公開された映画『華麗なる賭け』なのです。

⇒「レベルソ」と名画の蜜月とは?
(次ページに続く)

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