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干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"
第82回 ドルチェ&ガッバーナのエンジニアブーツ

2016.5.26
2016.5.26

本格と洗練の 両立したデザイン

ドルチェ&ガッバーナというと、南イタリアのシチリア島をルーツとしたグラマラスでセクシーなテーラードウェアを思い浮かべる人も多いと思いますが、このブランドは昔から男臭いカジュアルウェアも得意としているんです。

彼らのデビューは1985年。にもかかわらず、90年代半ばに僕が雑誌編集者としてミラノコレクションを取材するようになったときには、すでに世界的ラグジュアリーブランドとしての名声を得ていたのですから、その成長スピードはまさに驚異的だったといえるでしょう。

だからといって、このエンジニアブーツを気に入っているのは、別にブランドがどうこうというのではないんです。むしろ、オリジン好きの自分の性格からいうと、レッドウィングの「PT83」のほうが正しい選択なはず。僕も“渋カジ”ど真ん中の世代ですし、さんざんそういうものも履いてきました。そして、すごくいいのも知っています。でもね、血の気の多い青春時代ならいざ知らず、ある程度の年齢に達してしまうと、そうしたオーバースペックに少しついていけない気持ちになるんですよね。

すごく微妙なんですけど、本格的でありながら武骨すぎない。つまり、デザイナーがそのへんの機微をわかっているかどうかが分かれ道なんでしょうね。その点、ドルチェ&ガッバーナのこれはよくできているんですよ。ブーツの筒の部分もスリムになっていたりしてね。とはいえ、これを買ったのは約10年前。それこそミラノコレクションの取材で現地を訪れたときでした。

とはいえ、どんなものでも手を加えたい性分ですから、ソールは東京・中野ブロードウェイにある靴やバッグをはじめとする革製品のリペアショップの「ミスターエマ」でビブラムソールに変更しました。ちょい厚底が好みなものでして。

もちろん、これは現行品じゃないので買えません。ただ、こういう“ねばならぬ”的な先入観から解放されると、ファッションがもっともっと楽しくなりますよ。だって、実は僕自身もそうだったんですから……。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
 

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