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FASHION

ほぼ週替わり! 干場の「エロサバコーデ」
24th

2016.5.24

 


STYLE 24
「理想は、白シャツとブルージーンズなのに、タキシード姿が似合うことを想像できるような男……」

2016.5.23 update

さて今日は、休日のカジュアルスタイルについての話をしようかと……。そのまえに、以前、僕が教えもらったことで、今でも僕の根幹になっている大好きな言葉をお伝えしておきますね。

それがこちらです!

楷書体を書くことができなければ、
行書体を書くことができない。

これは日本のメンズファッション業界で長年活躍されてきた赤峰幸生さんが、何かを学ぶときに例えて言っていた言葉です。楷書体とは、漢字の手書きの書体のひとつで、一画一画を続けずに筆を離して書く、現在では漢字のもっとも基本的な字体のこと。行書体とは、楷書が一画一画をきちんと書くのに対し、いくらかの続け書きをしている崩した書体のこと。

つまり、きちんと楷書体を書くことができなければ、崩した行書体を書くことはできないということなのです。これは、ファッションにも同様なことが言えまして。きちんとしたスタイルが出来なければ、カジュアルなスタイルも出来ないということで……。

きちんとしたスタイルは、素材合わせ、色や柄合わせ、デザインの調和に至るまで、そうしなければいけないルールや約束が昔からあり、そういう基本的な知識があってこそ、初めて美しいスタイルを作ることが出来るのです。

お洒落は、
お金じゃなくて、センスでもなくて、
まずは知識が大事。

ということで、まずはきちんとしたスタイル、つまりきちんとスーツを着るとが出来たり……。

きちんとタキシードが似合うようになることが大切で……。

そういう、きちんとしたスタイルが出来てこそ、初めてカジュアルな崩したスタイルも出来るということ。何事も、基本を知ることが大切で、その知識や知性が、外見にも出てしまうということなのです。ということで、今日の本題になりますが……。休日の白いシャツにブルージーンズという、極めてカジュアルなスタイルでも、僕が心掛けているのは……。

白シャツとブルージーンズなのに、
タキシード姿が似合うことを
想像できるような男。

白シャツにブルージーンズという極めてシンプルなスタイルにも関わらず、タキシード姿が似合うことを想像させるって、めちゃくちゃ難しいこと。だって、タキシードを着ていないんですからね(笑) それなのに、「この人、タキシードが似合うだろうな〜」と想像させることは、ある意味、中身を問われること。

健康であることはもちろん、きちんとしていることでもあるし、清潔感があることも大事だし、言動や経験値だって出るのです。たかが、白シャツにブルージーンズというカジュアルなスタイルでも、そんな人生の幅が感じられる大人の男になっていきたいものですね。

僕が、常々提案している「エロサバ」というスタイルは、シンプルで上質、コンサバティブな洋服を着ているのに関わらず、中身からセクシーさが香り立つ知的な男性や女性のこと。決して、露出度の高い卑猥な洋服を着たり、娼婦のように下着を見せて、わかりやすいエロさを表現するものではありません。別の言い方をすれば、色気を出すことをコントロールできる知性があるということ。

そういう知性を表現するには、中身を際立たせるために、徹底して「引き算の美学」を取り入れることが大事。




“足し算”ではなく“引き算”。“盛る”のではなく“削る”。盛れば盛るほど、中身は見え難くなります。引けば引くほど、中身は際立ちます。よく渋谷や原宿の街を歩いていると、盛っている若い男のコや女のコたちを目にしますが、彼女たちを見ると、つけまつげや過度なメイク、派手なファッションで盛っている分、素の人間がどんな人なのかわからないことがあります。そういうスタイルとは、言って見れば真逆かもしれません。


身に着けるアクセサリーもなるべく身に着けず、柄も使わず、色も抑え、知的な内面が見えるように、シンプルなスタイルにして素材そのものを浮き立たせるようにしているのです。今の時期だから、白いシャツも、良質な麻の素材を選択。ブルージーンズも、夏に向かって暖かくなって行く季節だからこそ、濃い色を選ばず、美しく色落ちしたものを選んでいるのです。シャツの袖口は捲って、ジーンズの裾はロールアップすることで、こなれた表情を……。

白シャツにブルージーンズという極めてシンプルなスタイルにも関わらず、タキシード姿が似合うことを想像させるような男になれているかはまだまだわかりませんが……。

少なくても、そういう風になりたいといつも思っていたらいつかは近づけると思うし、近づきたいと思うから日々の努力が大事なのかもしれませんね。

理想は、なんといってもジャンニ・アニエッリさん。こんな風にスーツ姿でも風格が感じられたら、タキシードはもちろん、白シャツにブルージーンズだって、とっても素敵に見えると思うんですよね。

ということで、大好きなジャンニ・アニエッリさんの話は長くなりそうなので、今日はこの辺で。

書籍も、発売日から2日目にして増刷が決まりました。
皆様のおかげです。ありがとうございます。
良かったら、読んでくださいませ。

世界のエリートなら誰でも知っている
「お洒落の本質」
〜スーツの着こなし術から、世界の一流品選びまで〜

シャツ/エルメネジド ゼニア
ジーンズ/ブルネロ クチネリ
腕時計/セイコーアストロン
靴/ロロ・ピアーナ
サングラス/レイバン

Photo:Kazuya Furaku
Text&Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


干場のように装うなら、こんなアイテムがおススメ
カラーシャツ 2万9000円(税抜)/フィナモレ

狭めな肩幅は見た目に反して、動きやすくフィット感に長けている「Finamore (フィナモレ)」のカラーシャツ(SIMONE)。特徴的な襟型は、さりげなくイタリアンな雰囲気を醸し出します。

※こちらの商品はFORZA STYLE SHOPでお買い求めできます。購入はこちらから。

ストレートストレッチデニム 7万6000円(税抜)/ヤコブ コーエン

あ従来のアメカジを経験するとステッチはオレンジかイエロー、ネイビーといった先入観を持ちますが、このヴィンテージウォッシュデニムは、極めて珍しいグリーンを採用。更なる挑戦から新しい息吹を感じ取れる素敵な仕上がりになっています。

購入はこちらから。

ティアドロップサングラス 2万7000円(税抜)/ペルソール

永遠の定番だが古さを一切感じさせない名作。今もなお新たな魅力を出し続ける逸品です。

購入はこちらから。

エロサバ-Hoshipedia
「エロサバ」とは、“エロいコンサバ”の略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのにも関わらず、着こなし方次第でSEXYにエロく見えるスタイルのこと。例えば、一番象徴的なのは喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着て、メイクも抑制しているのに、なぜか色っぽく見えるスタイル。例えば、上質な素材の普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンを2~3個開けてセクシーに着こなしたり、袖口を捲って腕元を見せてヌケ感を出すスタイル。単なる粗悪な、しかもデザインが変わっている白いシャツでは駄目。上質な素材のベーシックな白いシャツだからこそ、エロく着こなしても、上品さを保つことが出来るのです。男性で例えるなら、自分の体型に合って仕立てられたミディアムグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに無地のグレーのネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのにも関わらず、内側から大人の色気が香るようなスタイル。要するに、さり気なく上品に見えるコンサバなアイテムを着つつも、エロく見えるスタイル。これが「エロサバ」スタイルの根幹でありキモ。

『FORZA STYLE』編集長

干場義雅
尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする現在42歳の小誌編集長。東京生まれ。

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