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ケンブリッジ公爵夫人がパトロンに。英国の威信をかけた世紀のマッチレース

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陸から海へ。ランドローバーの挑戦

前回はクラス階級のスポーツであるポロと、イタリアのラグジュアリーブランドであるマセラティの関わりをご紹介しましたが、今回はセーリングとランドローバーに置き換えて話題を進めたいと思います。

世界ではメジャーなセーリング競技も日本ではマイナーな存在。ですが、優勝カップを競うという意味において、世界最古の競技であるということをご存知でしょうか。そして、その競技の最高峰と言われるのが、時速50ノット(約92km/h)で水面を滑空する海のF1「アメリカズカップ」です。

始まりは1851年。英国で開催された第1回万博博覧会の記念行事としてヨットレースが開催されました。エントリーはホームの英国が14艇とアメリカが1艇。誰もが英国の威信は守られると考えていました。しかし、勝利の女神はアメリカに微笑むことに。

産業革命で世界の覇権を握っていたはずの大英帝国が新興国アメリカに敗れる。これはある階層の人達にとって大事件でした。

この第1回大会のレースの主催クラブはロイヤル・ヨット・スコードロン。優勝トロフィーである銀製の水差しはヴィクトリア女王によってアメリカチームに下賜されました。

ちなみに、アメリカズカップという名前はアメリカの優勝艇「アメリカ号」の艇名がその由来となります。

その後、この名誉ある優勝カップはオーストラリア、ニュージーランド、スイスと渡りますが、英国が獲得したことは一度もなく、現在はアメリカが所有しています。

レースの歴史をかいつまんでお話しましたが、2017年はいよいよアメリカズカップが開催されます。場所は英国領のバミューダ諸島。そして、英国からチャレンジするのが「ランドローバーBAR」チームです。

BARとはいってもモータースポーツのBARではなく、オリンピックで4度の金メダルに輝いたサー・ベン・エインズリー率いるセーリングチームの名前です。首脳陣にはマクラーレン前代表のマーティン・ウィットマーシュもその名を連ねます。

サー・ベン・エインズリー
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また今回、歴史的事実は、ロイヤルパトロンとして「ケンブリッジ公爵夫人=キャサリン妃」の名前が刻まれたこと。英国の威信がかかっているのです。

ランドローバーはエンジニアリングの面からチームを支援します。レース艇は空力特性や造波抵抗、複合素材とその製造法など、自然環境とともに高度な技術の最適化が求められます。この挑戦はランドローバーのブランド精神である“Above and Beyond”と合致します。

アメリカズカップの最新情報は大会オフィシャルHPで。また、「ランドローバーBAR」チームの詳細はランドローバーのオフィシャルHPでご覧ください。

現在、アメリカズカップは世界各地を転戦しながらレースを消化。いよいよ来るべき本戦に向けて熱気を帯びてきています。決勝レースはタイトルホルダーとチャレンジャーの一騎打ち。世紀のマッチレースがいま始まろうとしています。

Text:Seiichi Norishige

ジャガー・ランドローバー・ジャパン
0120-18-5568 (ランドローバー・コール)

■Engineering crossovers in Land Rover BAR partnership
 



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