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泣き上戸のヨタ話と、昭和B級グルメ 
「ホシ散歩」
神戸元町の「赤萬」で餃子と瓶ビール

2016.5.13
2016.5.13

酒と涙と餃子とレザー 干場の食レポとは?

街はGWまっただ中。家族連れやカップルで賑わう神戸元町に、異彩を放つ野郎が三匹。初夏なのにガングロ、『FORZA STYLE』編集長の干場義雅と広告担当のスキンヘッドT、そしてオレこと栗原Pの三羽ガラスだ。お客さんでごった返す大丸松坂屋の神戸店でイベントを終えた疲労と興奮が、オレ達三匹を赤提灯に向かわせる。

大丸松坂屋神戸店にお集まりいただいた皆様、誠にありがとうございました。


「酒が、酒が飲みたい……」

妖怪人間のようにアルコールを求める干場編集長。道行く人が「ほら、よくテレビに出ている人よ」「アラ素敵、何頭身かしら」などと囁く視線をよそに、まるで競歩選手のようなスピードで一杯ひっかける場所を探している。すかさずカットインする広告Tさん。
「干場さん、豚まんと餃子、どっちがエエですか?」

学生時代を神戸で過ごしたというTさんの誘い水に、しかしオレはツッコミを入れた。
「大仕事を終えたら、飲みたいのが人間の心情。しかしお二人とも、忘れちゃいませんか。これから心斎橋に移動して、明日のイベントの打ち合わせやら準備やらで大忙し。一息入れるのは、あっちについてからでも遅くはないですよ」
アリとキリギリスの教訓は、軽佻浮薄を絵に描いたような35歳のオレの身にも沁みている。しかし、キリギリスが二匹、アリが一匹の多数決になれば…。そう、こうしてオレたちは神戸元町の駅にほど近い、「ぎょうざ 赤萬」の行列に並ぶことになったのだ。

屈強な体と独特のファッションから、反社会的なムードを漂わせる広告Tさん。原始時代に生まれていたら、ヒーロー間違いなしだ。


T「ココを知らん神戸人は、モグリといっていいくらい有名なお店ですわ。学生時代、死ぬほど食いまったのが懐かしいなあ。一人につき、『二人前』注文するのがルールで、ほなはじめから一人前を二人前の量にすればいいのに…とか思うんですけど、まあ騙されたと思って二人前注文してください。あ、もう入れるみたいやで!」
のれんをくぐって店内に入ると、カウンターと数席の四人がけテーブルはお客さんで満席だ。テレビも冷水機もスポーツ新聞も、余分なものは何一つない。そこにはただ餃子とビールを味わうための空間が広がっていた。
「この店、やばい!」
グルメ第六感を持つ干場編集長が、突然奇声を上げた。これは期待できそうだ。
「おばちゃん、餃子六人前とビール二本ね!!」
Tさんの大声が店内に響き、黄金色のビールが、コップの中で細かい泡を立てる。
三匹「お疲れ様でした~! カンパイ!」
砕けそうなほどコップをかち合わせ、グビグビと喉を鳴らしてビールを飲む三匹。中華皿に乗って運ばれてきた餃子は、一列7枚(一人前)が二列にならんだ14個。つやつやと光る半透明の皮と、きつね色の焦げ目がこれでもかとばかりに食欲をそそる!

ピンと帆を張ったような、この佇まいを見よ! これが神戸が誇る赤萬の餃子である。

こぢんまりとした一口サイズの餃子を一気に口に運ぶと、キャベツの瑞々しさと豚肉のうまみ、ニンニクの香ばしさが渾然一体となって口いっぱいに広がるのだ。
「ううっ……。うわあああっ!」
いきなり突っ伏して泣き出した干場編集長。感極まると涙腺が崩壊することは人づてに聞いていたが、目のあたりにすると恐怖以外の何物でもない。
「干場さん、ささ、ハンカチをどうぞ。まずは落ち着いて一個ずつ一個ずつ…」
食事というより、もはや介護。嗚咽する干場編集長と、その涙を拭くオレをよそに、Tさんは餃子とビールを黙々と流し込むのであった。えっと…服? たいしたもの着てなかった。次回のホシ散歩にこうご期待、チャオ!                                

Photo&Text:栗原P

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