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FASHION 干場の「エロサバ」

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STYLE 21
「“主賓がカジュアルが好きなので、カジュアルなスタイルでお越しください”というレストランでの結婚式のパーティに呼ばれたとき」

2016.5.02 update

世の中、ゴールデンウィーク真っ只中。皆様、いかがお過ごしでしょうか。さて、6月ぐらいになると途端に増えるのが結婚式。僕も、乾杯の挨拶や友人代表の挨拶などで、いろいろと呼ばれるケースが多いのですが……。そんな時、たまにあるのが“カジュアルなスタイルでお越しください”というレストランでのパーティにだけ呼ばれるパターン。

1次会でもなく、2次会でもなくパーティ。しかも、“主賓がカジュアルが好きなので、カジュアルなスタイルでお越しください”と書いてある。こういうときが一番悩むんですよね。スーツで行くと、ひとりだけ固く見えてしまい場違いだし、かといって普通の服で行くのも失礼にあたりそうだし……。

ということで、そんな時に着ていくのが今日のスタイル。ボトムスはデニムでカジュアルな雰囲気を出しつつも、ちょっとドレスアップしているように見せるために上着はタキシードにするというパターンであります。

ポイントは、ここでもあんまり色を使わないこと。タキシードが黒だから、デニムもブラックジーンズに。ブルーでもいいのですが、やはり浮いてしまう。ホワイトジーンズだと、逆にコントラストがつきすぎて、それも浮いてしまう。なるべく、馴染むようなブラックジーンズぐらいがちょうどいいのであります。

インナーを白いシャツにしておけば、タキシードの上着を脱いでも、ちょっときちんと感が出ます。Tシャツだと、カジュアル過ぎて見えてしまうので、個人的には白いシャツぐらいに留めておきます。

合わせる小物も、すべて黒で統一するといいですね〜。季節が暖かくなってきたら、足下はブーツではなく、黒のタッセルスリップオンなんかも格好良いかもしれないですね。いずれにしても、主賓より目立たないように、そして周りと馴染むようになるべく地味な色使いで。タキシードを一着持っていると、バラして着ることも出来るので便利ですよ。ぜひ、やってみてくださいませ。

ということで、今日はこの辺で。

書籍も、発売日から2日目にして増刷が決まりました。皆様のおかげです。ありがとうございます。良かったら、読んでくださいませ。


世界のエリートなら誰でも知っている
「お洒落の本質」
〜スーツの着こなし術から、世界の一流品選びまで〜


ジャケット/タキザワシゲル
シャツ/カミチャニスタ
デニム/レッドカード
ベルト/エルメス
ポケットチーフ/エルメス
キーチェーン/ミワ
腕時計/オーデマ・ピゲ
靴/WH

Photo:Kazuya Furaku
Text&Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


エロサバ-Hoshipedia
「エロサバ」とは、“エロいコンサバ”の略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのにも関わらず、着こなし方次第でSEXYにエロく見えるスタイルのこと。例えば、一番象徴的なのは喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着て、メイクも抑制しているのに、なぜか色っぽく見えるスタイル。例えば、上質な素材の普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンを2~3個開けてセクシーに着こなしたり、袖口を捲って腕元を見せてヌケ感を出すスタイル。単なる粗悪な、しかもデザインが変わっている白いシャツでは駄目。上質な素材のベーシックな白いシャツだからこそ、エロく着こなしても、上品さを保つことが出来るのです。男性で例えるなら、自分の体型に合って仕立てられたミディアムグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに無地のグレーのネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのにも関わらず、内側から大人の色気が香るようなスタイル。要するに、さり気なく上品に見えるコンサバなアイテムを着つつも、エロく見えるスタイル。これが「エロサバ」スタイルの根幹でありキモ。

『FORZA STYLE』編集長

干場義雅
尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする現在42歳の小誌編集長。東京生まれ。



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