目白の名店チョークストリームで見つけた 「ヴィットリオ・スペルナンツォー二」のスニーカー
アディダスのスタンスミスの白やJ.CREW別注ニューバランス1400のネイビーなど、大人の男性が、ジャケット&パンツスタイルでキレイなスタイルで履ける定番スニーカーも、もちろん好きなんですが……。もう少し、重厚感と高級感あるものが欲しいな~と思っていたんです。
で、最近ではトッズのジョギングタイプのスニーカーなんかを好んで履いていたのですが……。もう少し、「革の茶色の色合いがアンティーク家具のような、ストラディバリウスのようなスニーカーとか無いかな~!?」と探していたんです。
そんなときに、たまたま入った目白の老舗セレクトショップ「チョークストリーム」で見つけたのが、この「ヴィットリオ・スペルナンツォー二」のスニーカー「ランナー」であります。
まず、この舌を噛みそうな名前が、最高でしょ!(笑) さすがは、イタリアの靴。名前からして、なんとも奥ゆかしいのであります。
キモは、このジョギングタイプというカジュアルなルックスなのにも関わらず圧倒的に上質なレザーを使用している点。この革なら、普通にドレスシューズでもイケるんじゃない!? というぐらい最高なレザーを使用しているのが、なんとも大人っぽくていいのであります。
でもですね~、売っているときのままの革の色合いでは、どうも明るくて……。茶色の色合いや濃度って、とっても難しいんですよね。ということで、恵比寿の「リファーレ」に持って行って、革の色をヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」のような深みのあるブラウン色にしてもらったんです。たった1万5000円で、お手持ちの靴は、さらに格調の高いクラシックな顔になり、靴以外のアイテムをリッチに見せてくれるのでおすすめですよ。
さてさて、こうしてクラシックな顔のスニーカーが、さらに格調高くなったわけですが、このスニーカー、さらにポイントがありまして……。実は、履くと5cmぐらい身長が高くなるんです。中に入っているカップインソールが、分厚いんですよね。だから、ジャケパンスタイルに似合うのはもちろん、脚も長くなって、スタイルもよく見えるんです。
ちなみにですが、こういうアンティークブラウンのアイテムを取り入れるときはなるべく、他のものをシンプルなネイビー×白みたいな色調にするとすっきり見えて、しかも成熟したイタリア男性に見えるのでおすすめですよ。かの有名なフィアットの会長だった、ジャンニ・アニエッリさんの取り入れ方とでもいいましょうか……。
最近では、世界のラグジュアリーブランドからも、10万円を越えるスニーカーがいっぱい出ておりますが、ちょっとモード過ぎて大人には履きこなしづらい、なんていう方もいらっしゃるはず。そんな方には、この「ヴィットリオ・スペラナンツィオー二」のクラシック顔のスニーカーが、とってもおすすめなのであります。
5万8,000円+1万5,000円(革の補色)、合計7万3,000円で、誰も履いていない、世界に1足だけの、まるで、ヴァイオリンの名器、ストラディバリウスが奏でるような格調高い音色が手に入るはずです。
Styling & Text:Yoshimasa Hoshiba
Photo : Satoshi Nakamoto
「ヴィットリオ・スペラナンツィオー二」のスニーカー 5万8,000円(税抜)
【問い合わせ】
チョークストリーム
アクセス:東京都新宿区下落合3-17-37
TEL:03-5982-7388
営業時間:11:00~20:00