ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 干場の「エロサバ」

ほぼ週替わり! THE STYLE GUIDE 17th

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

 


STYLE 17
「春夏も、結局一番着ているのはミディアムグレーの無地のスーツばかり!」

2016.4.04 update

このエロサバの連載でも、何度となく紹介しているのがミディアムグレーのスーツ。STYLE 01でもSTYLE02でも、その汎用性の高さをご説明した通り。とにかく、頑張ってお洒落しているように見えなくて、40代の大人にはピッタリのスーツなのであります。良い年齢の大人が、雑誌から抜け出してきたように、頑張ってお洒落しているように見えるのは、ちょっと浮き足だって痛いですからね。流行(トレンド)とも適度な距離感を持って、余裕を持って付き合って行くのが心地いいんです。

BEAMSの中村さんも、このコラムの中でおっしゃっている通り。トレンドとの付き合い方は、半歩先ぐらいを見ていて、余裕を持って付き合うぐらいが大人の距離感です。

ということで、今回もスーツです。これは、以前にSTYLE 01やSTYLE02で紹介したスーツのようですが……、実は違うものであります。

STYLE01,02で紹介したスーツ

 

で、こちらが、今回新しく仕立てたもの。

え? 同じじゃないの? 見分けがつかない? 確かにまったく同じように見えますが(笑)、 実は少しだけアップデートしているんです。まず、素材は秋冬用のフランネルから、春夏用のウール素材にしています。素材を変えるのは、当然のことなんですが。カタチも、ほんの少しだけ肩の部分に丸みをつけてもらいました。たぶん、普通の人が見ただけでは分からないぐらいの丸みです。

スーツをオーダーして着ていると、着ているうちに、少しづつ改良したくなる部分が見つかるんですね。例えば、肩のラインや、裾幅、着丈、腕の細さ……。で、そういう部分を覚えておいて、次のオーダーの時に役立てるのが、僕のやり方。一回、良いスーツが出来たとしても、現状に甘んじないで、さらに自分に似合うスーツになるように改良を施していくのであります。

ちなみに、今回のミディアムグレーのスーツも「B.R.SHOP」で仕立てたものです。既に3着目になります(過去の自腹買いの動画はコチラ)。

以前もご紹介した通り、ここのスーツが人気を集める理由のひとつに、他のブランドとは異なるパターンがあります。ジャケット丈が長くパンツが太いという従来のスーツバランスではなく、昨今主流の軽快なジャケパンのバランスになっているのです。ジャケットは丈が短くコンパクトで、パンツは細み。だから、圧倒的にスタイルがよく見えます。肩は丸みのある柔らかい雰囲気で、着心地もしなやか。パンツは腰回りに適度なゆとりがある2プリーツで、裾幅17cmのテーパードライン。サンプル着用時からしっくりくるフィット感のパターンを多数用意しているところも魅力のひとつなんです。

着こなしは、やっぱり普通で良いと思います。今回は、サックスブルーのシャツに、ネイビーのタイ。靴やバッグ、腕時計のベルトの色、メガネのフレームの色は、茶で統一してみました。干場別注の最新モデルのスーツ。ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか? 本当に使えます。カタチもキレイなので、オススメします。

そうそう、そんな「B.R.ONLINE」との新しい取り組みが始まりました。4月27日から、FORZAで紹介した洋服がECで買えるようになっております。ぜひ、ご覧くださいませ。

アイテム
スーツ/B.R.SHOP
シャツ/インダスタイル
ネクタイ/ブルネロ クチネリ
ポケットチーフ/ムンガイ
シューズ/WH
バッグ/ペッレ モルビダ
メガネ/モスコット
腕時計/カルティエ
ウォレットチェーン/ミワ
(すべて干場私物)

干場のように装うなら、こんなアイテムがおススメ

スーツ 13万7,000円(税抜)/デ・ペトリロ
▶︎拡大画像表示

ナポリらしくボディコンシャスでありつつも、高いテーラリング技術により抜群の動き易さを提供してくれる「De Petrillo(デ ペトリロ)」のスーツ。CANONICO社の無地のサキソニー生地はベーシックで、かつシワにもなりづらく、ビジネスシーンにもピッタリです。

※こちらの商品はFORZA STYLE SHOPでお買い求めできます。購入はこちらから。

シャツ 3万7,000円(税抜)/フィナモレ
▶︎拡大画像表示

ハンドとマシンの工程を巧みに使い分けることで、着心地良く、端正な顔つきの仕上がりとなっている「Finamore (フィナモレ)」のドレスシャツ。ツルっとした抜群の肌触りと適度な光沢感のあるロイヤルオックスフォードは、上質そのものです。

購入はこちらから。

ネクタイ 1万8,000円(税抜)/ダークノット
▶︎拡大画像表示

イタリアが世界に誇るネクタイブランド「E, MARINELLA(マリネッラ)」が、100周年を記念して誕生させた「DARKNOT(ダークノット)」。光沢の美しいシルクと、色気あるカラーリングに注目です。

購入はこちらから。

チーフ 4,000円(税抜)/ムンガイ
▶︎拡大画像表示

上質な最上級リネンを使用し、機能(吸水性)も兼ね備えた最高級のチーフ。ワンポイントの刺繍がアクセントとなり、ハリのある上質リネンで、胸に挿した瞬間に違いがわかります。

購入はこちらから。

シューズ 10万4,000円(税抜)/チャーチ
▶︎拡大画像表示

革新的な靴づくりに取り組むChurch’sの絶対的な定番品”SHANNON(シャノン)”。ポリッシュドバインダーカーフは、パテントよりも少し抑えめの上品な光沢感はまるでコードバンのような輝きです。雨にも強い撥水性を兼備した、質実剛健な佇まいです。

購入はこちらから。

バッグ 23万円(税抜)/ジェイアンドエムデヴィッドソン
▶︎拡大画像表示

J&M DAVIDSONの定番モデル"THE CHARLES"のクロコダイルの型押しのブリーフバッグ。ビジネスのみならず、カジュアルにも持てる上品なバッグです。

購入はこちらから。

Photo:Kazuya Furaku
Text&Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


エロサバ-Hoshipedia
「エロサバ」とは、“エロいコンサバ”の略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのにも関わらず、着こなし方次第でSEXYにエロく見えるスタイルのこと。例えば、一番象徴的なのは喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着て、メイクも抑制しているのに、なぜか色っぽく見えるスタイル。例えば、上質な素材の普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンを2~3個開けてセクシーに着こなしたり、袖口を捲って腕元を見せてヌケ感を出すスタイル。単なる粗悪な、しかもデザインが変わっている白いシャツでは駄目。上質な素材のベーシックな白いシャツだからこそ、エロく着こなしても、上品さを保つことが出来るのです。男性で例えるなら、自分の体型に合って仕立てられたミディアムグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに無地のグレーのネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのにも関わらず、内側から大人の色気が香るようなスタイル。要するに、さり気なく上品に見えるコンサバなアイテムを着つつも、エロく見えるスタイル。これが「エロサバ」スタイルの根幹でありキモ。


『FORZA STYLE』編集長

干場義雅
尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする現在42歳の小誌編集長。東京生まれ。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5