ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
BUSINESS 東京独身レポート

Vol.8 サイバーエージェントで大抜擢され社長に!
27歳若きエース、仕事とスーツへのこだわり

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

⇒続き
(前ページはコチラ

西内:止まらなくなるのは困ります。端的に教えていただけますでしょうか。

中田:僕は絶対に同じ仕立て屋さんにしか頼まないんですよ。

 

西内:オーダーメイドということですね?

中田:はい。地元に60年くらいスーツを仕立てているスーツ職人のおじいさんがいるんですよ。もうスーツ一筋でやってきた方なんですが、僕はその職人さんのスーツしか着ないと決めているんです。また、形にもこだわりがありまして...。

西内:確かに、襟が特徴的ですよね。

中田:そうです。これは「ラペル」というんですけど、僕が着ているのは昔に流行った形なんですよ。普通はこの「ラペル」がもっと細いんですね。ただ、僕は「昔の流行を今風に着る」ことにこだわりを持っているんです。社内ではちょっと浮いて、時に笑われる事もありますが、気にしていないです(笑)。

西内:すごいこだわりようですね。そのこだわりは、仕立て屋さんのおじいさんの影響なんですか?

中田:完全にそうですね。もともと全くスーツには興味がなかったんですが、その職人さんのスーツにかける情熱に魅力を感じてしまって、スーツにこだわるようになりました。ファッションというのは流行で常に変化していくものですが、変化の中には「変わらない何か」があるはずで、その「変わらない何か」にこだわることができる人が格好良いしお洒落だと思うんですよね。流行を追うのは簡単ですが、僕は常に変わらないものを大切にしていきたいんです。また、ここの仕立て屋さんは常連さんしかこないので、普通はスーツをつくるのに1ヶ月ほどかかるのですが、2週間でできてしまうのも魅力ですね。

西内:職人さんの想いに魅せられたんですね。たしかに、信念をもって仕事をしている人に身につけるものを作ってもらうってすごく価値のあることですよね。ちなみに色もすごく個性的ですね。

中田:そうですね。これは茶色なんですが、珍しいとよく言われます。やはり関西人特有の「目立ちたがり屋」なところがあるので(笑)。結構東京にいると驚かれるのですが、人に何を言われようと気にせず個性的でいたい、人が着ないものを着ていたいと思っています。

西内:さすが、バリバリの関西人(笑)。ちなみにビジネスマンは靴が綺麗であることが大切とはよく言われますが、中田社長、靴がピカピカですね!

中田:これも語れば長くなりますよ(笑)。

西内:端的にお願いします。

中田:えっと、これは毎週自分で磨いているんですよ。僕、靴を磨くのが心の底から好きなんです。靴を磨いている間って、心が洗われていくのを感じるんですよね。今の仕事がもし無くなったら、靴磨き職人にでもなろうと思っています(笑)。

ITの最先端企業の社長でありながら、昔気質で男臭い部分もある。仕事にも、恋愛にも、自分の趣味にも余念のない中田大樹さんには、会う人を自然に元気にさせてしまうようなパワーがみなぎっていた。

女子にとって唯一残念なのは、高校時代からの彼女がいらっしゃるという、ただのその一点。そんな素敵な中田大樹さんと、中田大樹さん率いる「株式会社Cyber bull(サイバーブル)」から今後も目が離せない。

Text&Edit:Yuko Nishiuchi
Photo:Katsumi Murata

【ライター:西内悠子】
1988年、兵庫県西宮市出身。同志社大学文学部哲学科卒。avexへの就職を期に上京し、3年半のOL経験を経てフリーライターとなる。在学時に自身のアメーバブログが大学生ランキング1位を獲得。会社員時代、dマガジン「Hot-Dog PRESS(講談社)」にて「おじさんハンター」として連載をしていた。

ブログ  twitter  Instagram

▶西内悠子の記事一覧
1ページ目はコチラ

2ページ目はコチラ
3ページ目はコチラ

▶︎その他の「東京独身レポート」はコチラ

 



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5