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不倫は善か悪か!? 性風俗の実態!?
「はじめての不倫学」著者インタビュー

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坂爪:そうですね、容姿の良し悪しはあまり関係ないなと思います。やはりコミュニケーション能力が高い人が風俗でも売れている印象がありますね。

西内:そうなんですね! 容姿がよくなくても活躍できるというのは夢のある世界ですね。ちなみに、坂爪さんは著書の印税の一部や寄付金を使って、風俗で働く方々をサポートしているとお伺いしたのですが、実際にどのような活動をされているのでしょうか?

坂爪:働く女性に対して無料で法律・生活相談を行う「風テラス」という事業を行っています。弁護士や社会福祉士が風俗店の待機部屋に行き、その場で働く女性の方々の悩みを聞いたりしています。

西内:どのような悩みが多いのでしょうか?

坂爪:多くは離婚や借金、夫のDVなどに関する相談ですね。なぜ待機部屋で法律相談にのっているかというと、風俗店勤務ということに引け目を感じて人に相談することができず、泣き寝入りしてしまう人が本当に多いんです。その実態を問題視しまして、定期的に待機部屋に行き悩みを聞き出し、必要な場合は法的な解決に向けて支援するという取り組みをしています。

西内:心強いですね!! ちなみに、坂爪さんの経営されている「ホワイトハンズ」では、他にどのような活動をされているのでしょうか?

坂爪:「童貞卒業支援」などをしています。

西内:...ハイ!?

坂爪:「童貞卒業支援」です。童貞を卒業できない20代後半〜30代後半の男性を、童貞卒業に向けて支援しているんですよ。

西内:めちゃくちゃ面白いんですけど!! 支援してなんとかなるものなんですか? そもそも風俗に精通されている坂爪さんですから、風俗店を紹介してあげれば良いのではないでしょうか?

坂爪:僕が言っているのは、お金を払っての卒業ではなく、きちんと女性と人間関係を作って交際した上での童貞卒業です。風俗にいっての卒業は、卒業には含みません!

西内:失礼しました。では、実際にどのような形で支援するのでしょうか?

坂爪:通信講座とテキストで、女性との関わり方などを勉強してもらうプログラムを用意しています。また、僕は「恋愛相手を探すよりも婚活しろ」とアドバイスしています。なぜなら、婚活というのは初めから目的が一致しているのでお付き合いに繋がりやすいですし、その流れで童貞卒業も自然にできるんですね。

西内:斬新な解決策ですね!! 私だったら、婚活相手が童貞だったら少し怖いかもしれません。これから遊び盛りのピークを迎えそうで...(笑)。

坂爪:それは人によると思うので、お互いの人間性を見極めないといけませんね(笑)。

西内:でも、そもそもそんなに沢山童貞の人っているんですか?

坂爪:本当に多いですよ。童貞が少ないと感じるのは、みんな隠していて言わないからなんです。僕のような立場だと、童貞卒業支援をしているということで「童貞だ」ということを打ち明けられることも多いですが、普通の人には隠すものだと思います。それに普通にモテそうな人や、これまで普通に生活を送ってきた方が多いんですよ。

西内:そうなんですね!! 私が知らないだけで、周りにいる男性、みんな童貞かもしれないんですね!! 今度、坂爪さんの童貞卒業支援プログラムをオススメしてみます!

坂爪:ありがとうございます。童貞卒業支援プログラムでは、月に1回レポートを提出していただきアドバイスを行うなどの支援制度を用意していますので、ぜひ活用してみてください!!

西内:はい! 本日は楽しいお話をありがとうございました!!

Text&Edit:Yuko Nishiuchi
Photo:Tatsuya Hamamura

 

【坂爪真吾・プロフィール】
ホワイトハンズ代表。1981年新潟県生まれ。東京大学文学部在学中に、性風俗産業の研究を行う過程で、「関わった人全員が、もれなく不幸になる」性風俗産業の問題を知る。同大卒業後、性に関するサービスを、「関わった人全員が、もれなく幸せになる」ものにするために起業。2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立した。現在は全国18都道府県でケアサービスを提供している。


著書「はじめての不倫学」
(amazon 単行本はコチラ Kindle版はコチラ

【ライター:西内悠子】
1988年、兵庫県西宮市出身。同志社大学文学部哲学科卒。avexへの就職を期に上京し、3年半のOL経験を経てフリーライターとなる。在学時に自身のアメーバブログが大学生ランキング1位を獲得。会社員時代、dマガジン「Hot-Dog PRESS(講談社)」にて「おじさんハンター」として連載をしていた。

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