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【干場と対談】みうらじゅんが語る 「『ない仕事』の作り方」

2017.4.8
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みうら:そうですね、編集長がすごい変な格好してるとか。

干場:お、おう…(笑)。

みうら:「なんでLEONとかやってたのに、急にインドの格好してるんだろう」とか(笑)。なんでこんな洒落た本出してる人が、何でこんなムサいんだろうとか。その方が気にはなりますよね。やっぱり今の人って気にならないように生きてるから、やっぱり平均でいく方が安全だしドキドキもしないから、逆に、安心しない人が出てきたら、やっぱりみんな興味あると思うんですよね。まぁそれをフアン(不安)タスティックと呼んでいるんですけど。

「炎上とは、活気づいているということ」

干場:例えばみうらさんがFORZAの編集長をやるとしたら本当に不安なことばっかりを掲載するんでしょうか(笑)

みうら:みんな「これ読んだりしたら安心出来ますよ」ってことに対して、慣れてるような気がするけどな。「こんなスマホの記事読んでたら、バカにされるんじゃねぇか」って方がすごく気にはなりますよね。だからそれこそ、山田五郎が講談社にいた頃に、俺に一度だけ編集長やらしてくれないかなと思ってたんですよね。嘘ばっかり発信した『Hot-Dog PRESS』を1回出したかったんだよなぁ。ああいう田舎で信じられてるファッション雑誌とかで、「今平安時代の格好が流行ってますよ」みたいな嘘ばっかり掲載したのを1冊作ったら衝撃を与えることは出来るよって思ってたんだけどね。みんな「媒体」に対して「正しい情報が載っている」って思い込んでいるから、全部が間違ってたって知ったときってみんな怒ったりとか、すごく「気」が動くんですよね。

干場:炎上とかってそういう言葉ですもんね。

みうら:あれは「活気づいてる」って意味だからね。

干場:編集部でぜひ検討したいですね。その月はみうらさんに編集長になってもらって(笑)

みうら:干場さんは板垣退助くらい髭をたくわえるとかね(笑)。後ろか見えるくらいにして欲しいな。髭が後ろから見える人って今いないから、それは当然目立つしキャッチーだと思うんですけどね。

干場:「『ない仕事』の作り方」で最後の方に書かれている「寝かせているネタはまだまだ沢山あります」という部分が気になったんですが、あとどれだけあるんですか。

みうら:どれだけあるかはよく分からないですけど、ネタというか気になっていることはいつも何個かあるんですよ。それと並行して旅行ったりしてるんで。

干場:旅がお好きなんですね。

みうら:旅は頻繁に行くんですよ。「ゆるキャラ」とか見つけたのも旅してたからなんですよね。地方にとんでもない「ゆるい」のがいるってことに気づいたことに意味があって、彼らはキャラクターに対して麻痺していてキャラクターが「ゆるい」ってことに気がついてないんですよ、でも部外者であれば気づくことが出来る。

干場:そうですね、旅からってことですね。

みうら:だから「旅」っていいんですよね。

干場:最近はどこか行かれましたか。

みうら:昨日まで香港に行ってたんですよ。7日間くらい行ってたんだけど、全く興味ないけど面白いですよね。興味ない方が。

干場:香港に興味がないんですか。

みうら:ないですね。ブルース・リーは好きでしたけど。かなり変わってたじゃないですかあの方も。異常な変わり方だもん。

干場:僕もブルース・リーすごく好きでした。尊敬している人は、いまでもタイガーマスクです。

みうら:中学3年の時に「燃えよドラゴン」が初公開されたんです。当時、日本人にとって香港映画って馴染みがなくて、俺、初日に観にいったんですけど全然話題になってなくて映画館もガラガラだったんですよ。ましてや東洋人がスクリーンで「アチョー‼︎」ってやる。当時の僕らってそういう人に対してどう対処していいか分からなくて。それにブルース・リーって色々面白い顔もするじゃないですか。それって僕らを笑わしてるのか困ったあげく、当初の反応はみんな笑ってたんですよね。

昔の映画館って何回も見られるじゃないですか、それで朝のやつから最終まで座って観たんですよ。それでブルースリーにすごいハマったというか、だんだん彼の演技がかっこいい価値観に変わっていくのが分かってきて。価値観て裏返ることがあるから、ゆるキャラにしてもそれが八百万いることが分かったので、週刊誌で紹介したかったんだけどね。

この仕事は当然あっちから電話かかってくる事はなくて、こっちから持ち込み企画なんですよ、今まで全部。だって「ゆるキャラ」って言葉、概念そのものがないから当然あっちから「ゆるキャラの連載お願いします」とはならないしね。それで色んな出版社回ってプレゼンしたんですけど、みんな編集長が昔、僕の担当だった人だったりするんで、「いつでもやりますよ」とか言うんだけど...

⇒持ち込み企画にかける想いとは
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