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FASHION

【連載】昭和なアニキが語る定番服と昭和B級グルメ
「アニ散歩」
第5回 グレーフランネルのスリーピースと絶品カキフライ

2016.1.22
2016.1.22

銀座の路地裏にある、味はA級なのに値段はB級な老舗大衆割烹

スーツを着ると、なぜか背筋がピンと伸びて凛とする。男のスーツは控えめに、そして地味に着こなすべきだし、ファッションではなくスタイル。そう、何か特別な力を与えてくれるものなのだ。

今日着ているのは、ユナイテッドアローズ/ザ ソブリンハウスのグレーフランネルのスリーピース。ジャケットを脱いだ時にベストっていうのが、なんか、昭和ダンディだなあ~って。仕立ての良さはもちろん、3ボタン、サイドベンツ、やや広めのラペルなどといった普遍的なディティールに加え、カシミアの入ったフランネル生地に惚れ込んだのだ。テーパードしたパンツはクラッシックでありながら㎜単位で細身に進化している。インポートものにはない、コスパの高さも魅力だ。

さて、一歩間違えると古くさく見えるグレーフランネルをどう着こなすか。それは上質なスーツだからこそ、地味で控えめに色数をおさえるのがキモなのだ。これは、素材が上質でないとただの地味になるので要注意。白シャツに黒のニットタイの3色使いでシンプルに。ネクタイやシャツだけが目立ったら全体のハーモニーが崩れてしまう。パンツは裾幅が細めなのでダブルの幅は4.7㎜でやや短めの丈に。4.5㎜ではなく4.7㎜だ。ポケットチーフは白リネン100%のものを、王道なTVフォールドで。足元はエドワードグリーンの黒ストレートチップ。普通といえば普通のアイテムばかりだが、逆に普通が一番エレガントだと思うのだ。


そんなクラシックなスーツスタイルで向かった場所は銀座の路地裏。表通りではなく昭和な路地裏にひっそりと佇む創業47年の名店、大衆割烹 三州屋 銀座店へ。日々新しい街に変わっていく銀座で、ココだけは時が止まっている。店内にびっしりと貼られた手書きのお品書はどれも秀逸な一品ばかり。中でも今の時期にオススメしたいのは、なんといってもカキフライ。ここが銀座だとは思えないすべてが押さえめな値段も、嬉しいところ。しかも、なんと昼から夜の営業なので昼飲みもできるし、定食も充実しているのでランチにも使えるのだ。

常連に愛され続け、地上げもされず……。銀座の路地裏に凛として佇む三州屋は、グレーフランネルのスリーピースと同じように、今も古き良き昭和を感じさせてくれるのだ。


築地で仕入れる三陸のおおぶりなカキはガブリッと口の中に入れた瞬間にジューシーなカキエキスが広がる絶品な美味さ。カキフライの横は三州屋名物の鳥豆腐。鳥と豆腐と春菊のミニ鍋のようなもの。鳥肉はポン酢につけて食す。スープも上品なダシが効いていてコクがありながらスッキリと秀逸。鳥の旨みが出てなんともこの季節は身体があたたまる。

ユナイテッドアローズ/ザ ソブリンハウスのグレーフランネル3ピース スーツ。ベースはイタリアを感じさせるクラシックなディティール。ナチュラルなショルダーに広めのラペルはこれからも末永く着れる逸品。

Photo & Text:Eiji Katano


今回のアニキおすすめの店


「大衆割烹 三州屋 銀座店」

東京都中央区銀座2-3-4
03-3564-2758

営業時間 11:30~
ランチ営業
定休日  日曜


【プロフィール】

片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない47歳。小誌編集長の干場がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島。


 

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