6.4(土)
おはようございます! 週末いかがお過ごしですか? 私は、朝から溜まったインタビューの記事起こしに追われています……。頭が痛いっす。
今日は、昨日購入したばかりのインコテックスの短パンをご紹介しますね。もう、買い物はしないと先日決めたばかりですが……。この短パンは、以前スローウェアのショールームで見た時に一目惚れしていた逸品だったんです。
ベーシックなネイビーのショーツに見えますが、良く見ると「ワンタック仕様」になっているんです!
タックパンツなんて、太ったオジサンだけが穿くものだと思っていましたが……このパンツは全然違いました。タックは腰回りのゆとりを持たせるだけのものではなくて、大人の余裕とコーディネートの幅を広げるモードなデザインとしての役割なんです。
そして、この程よいゆとりが子供っぽくみせず、さらに長さも膝上でやや短めに設定しているので、オジサンぽくも見えません。この絶妙デザインこそが、老舗パンツ専業ブランド、インコテックスの成せる技!
インコテックスは、20歳の頃に当時通っていたセレクトショップで出会いました。購入したのは実に15年ぶり!当時私のコーディネートと言えば、サルトリアパルテノペアのジャケットに、バルバのシャツ、インコのコットンパンツに、シルバノ ラッタンジのローファー……。今は絶対見かけないような、コテコテなイタリアちょい悪オヤジを真似ていました。この格好で、朝までカラオケに行ってたころが懐かしい(笑)。
そんなイタい記憶が蘇る中、このパンツをどう料理しようかと悩むわけです。同じような感覚で、ジャケットにシャツインして革靴履いて……みたいな「ひと昔前のちょい悪なオジサン」にはなりたくなかったので(笑)。今までの経験値をフルに使って絞り出したのがこちら。
ニットジャケット/ランバン
Tシャツ/マサキ マツシマ
短パン/インコテックス
スニーカー/ブルネロ クチネリ
サングラス/トムフォード
バックパック/ブルネロ クチネリ
インコのワンタックパンツをモードアイテムとして使ってみました。ランバンのニットジャケットとマサキのカットソーを合わせて、シンプルなフレンチカジュアルに仕上げてみることに。これなら、タックパンツもおっさんぽくならずお洒落に見えますよね。キモは、トップをカッチカチにまとめない!程よく緩さを感じるコーディネートにすることで、パンツのシルエットを生かせるってわけです。初めてタックパンツ取り入れる方は、ご参考にしてみてください〜。
シューズは、ブルネロ クチネリの最新作で、グレーとオフホワイトの2トーンレザースニーカー。パンチングのスエードが涼しげで、夏のコーディネートに冴える逸品なんです。
それに合わせて、トップスもオフホワイトのランバンのニットジャケットに、グレーのマサキマツシマのTシャツをイン。同色でパンツを挟み込むことで、ワンタックの存在を引き立たることに成功!新しいデザインを取り入れるとき、ここれくらい時間をかけてコーディネートを考えるわけです……。人間関係も一緒ですよね。仲良くなりたいなら、その人の特徴や個性を生かして自分はさりげなく寄り添う。そのバランスが上手くいく方法だと思ってます。個性をぶつけ合うと良い事ないです(笑)。インコテックスの短パンが、そんなことを教えてくれました。おススメしてくださった、スローウェアの鈴木さん、難波さんありがとうございました!この夏ヘビロテしますね。