ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR

【PR】モータージャーナリスト九島辰也と
干場義雅編集長が思い描く
ラグジュアリーの世界がベントレーにはある

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

その2
ラグジュアリーブランドの嗜好とポジショニングを分析


干場
:さて、ラグジュアリーブランドのそれぞれのポジションというか、ユーザー視点も踏まえた現状を解説してもらえますか。

九島:誰もが知っているという点でロールス・ロイスがアタマひとつ抜けてる感はあるでしょうね。今回取り上げたベントレーは互角だと思いますけど、ドライバーズカーという部分で、アストンマーチンやフェラーリ、ランボルギーニに近い捉え方をするユーザーも多いのは事実です。今後の展開によってはこの4ブランドの他に、マセラティやジャガーが加わってくる可能性はあるかも知れません。

干場:なるほど。では、ドイツ勢はいかがでしょう?

九島:コンパクトからラグジュアリークラスまで、とにかくモデルレンジがワイドですからソコをどう捉えるかですね。ポルシェにしてもセダンやSUVがあって、アンダー1000万円のモデルも多い。ブランドというより個別にモデルを見る、という選択になるでしょう。

干場:そういえば、大御所のブガッティがありましたね。

九島:ラグジュアリーブランドの一翼を担っていることは確かですが、車両価格が1億円オーバーの別世界。少なくとも日本で訴求している点は、クルマをライバル視せず、不動産とかクルーザーとか、ベクトルがまったく違う方向を示しています。

干場:ところで、今日試乗したベントレーですけど、40代で乗ってもいいものでしょうか。

九島:まったく問題ありません。特に2ドアのコンチ系はそのためのモデルですから。

干場:ちょっと時計に例えてみたいんですけど、実はボク、独立して35歳の時に「いずれ似合うようになりたいな」と思い背伸びして150万円のモデルを買ったんですね。今42歳になって、やっといい感じになってきたのかなと。それはクルマにも当てはまります?

九島:もちろんです。そうすると、急に景色が変わるでしょう。

干場:と言いますと……?

九島:まず、そのクラスのクルマに乗っている人達のソサエティが違いますから。例えばフェラーリとか買ってマジメにオーナーズクラブに入って活動すると、諸先輩方からいろいろと学ぶ機会が増えてきます。ベントレーやポルシェにも同じことが言えます。

干場:なるほど。

九島:そもそも自動車クラブって、ジェントルマンズクラブが発祥ですから。自然と嗜みとか身につく機会に触れるわけで、ボクが40歳を過ぎてからゴルフを復活させたのは、カントリークラブもジェントルマンズクラブの一部であることを知ったからなんです。で、マジメに勉強して50歳になって正式に入会したワケですけど。

干場:ゴルフは紳士の嗜みだと。

九島:やはりクラブ文化って、イギリスにその原点があると感じています。ベントレーやアストンマーチンの国際試乗会に参加すると、マナーハウスとか招待されて、いろいろといい経験になります。

干場:やはり今アラフォーの人達も50代のカッコイイ人から教わったほうがメリットが大きいですよね。ゴルフをするとか、無理してもいいクルマを買うとか、マジメにクラブに所属するとか。

九島:というか、ボクが若い頃に教えて欲しかったことです(笑)。だけど、まわりで誰も教えてくれる人がいなかったから自分で勉強して、いろいろと経験を積んでやっと分かるようになりました。なぜマナーハウスにグランドピアノやバーカウンターがあるのか? と疑問に思っても、先生がいるわけじゃありませんから自分で勉強するしかない。また、ヒント探しで、そこに乗り付けるクルマって何だろうかと観察する。そこは仕事柄、まず得意なクルマから入る。例えば、ゴルフ場のランクなら駐車場を見れば判断材料になりますしね。

干場:いいハナシです。

次のページはこちら







COMMENT

ログインするとコメントを投稿できます。

CAR


RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5