「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもトゥーマッチな恥ずかしいものです。ファッションとてそれは同じこと。トレン ド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄過ぎ、色使い過ぎというのは痛いものです。普通で良いんです、普通で……。そこで、女性の本音を大切に考える 『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしている大人のセレブたちをピックアップし、その中からイマドキの着こなしやアイテムをご紹介します。
Lesson.50 ヨハネス・ヒューブルに習うブラウンジャケットの着こなし方
年末年始の忘年会や同窓会など、お洒落に差をつけたいミドルエイジの皆様にオススメするジャケトスタイルを、モデルのヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
今回の主役は、ブラウンジャケット。ブラウン系の色味は、上品かつエレガントな印象を相手に与える事ができるので、目上の方との会食やディナーデートなど幅広く着回しが効きます。ただ、一歩着こなしを間違えるとオジサン臭く見えてしまうので、要注意です。
困ったら「アズーロ・エ・マローネ(青と茶)」を抑えろ
そこで、このコーナーでも何度か紹介しているイタリア定番のカラー配色、「アズーロ・エ・マローネ(青と茶)」をオススメします! ヨハネスヒューブルの場合、そのブルーの選び方が絶妙なのです。濃度50%に色落ちしたデニムに、サックスブルーのクレリックシャツ、同じくサックスブルー✕ホワイトのチーフと、各アイテムのブルーの色合いを薄くまとめることで、爽やかさをアップさせています!(これが凄く重要)
ネクタイと、シューズのブラウンの色目をジャケットよりも濃くすることで、コーディネートの印象を引き締めています。ブラウンジャケットを上手く着こなせれば、飲み会のテンションも、周りの女性からの評価も上がること間違いないです!
まるでカーディガンのように柔らかくて軽いタリアトーレのジャケットは、ナチュラルストレッチも効いていて飲み会などのシーンでもストレスを感じさせません。グレーのスラックスにドレスシューズを合わせれば、仕事でもOK。ワンランク上のお洒落を楽しめるブラウンジャケットをワードローブに加えてみてはいかがでしょうか?
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto