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レジェンド GAKU-MC
「NOとは言わない、僕の仕事術」

2015.12.30
2015.12.30

フットボールと音楽に
人生をかけて

アコースティックギターを弾きながらラップする、日本ヒップホップ界のリビングレジェンド、GAKU−MC。彗星のような大ブレイクから20年超、45歳になった「その後のGAKU-MC」は、いまも青春のド真ん中で、当時より熱い熱を放っている。互いに大のサッカーファンとして共鳴した桜井和寿氏(Mr.Children)と共に「ウカスカジー」を結成。音楽とサッカーを融合し、人と人を繋げることを目的にしたサッカーテーマパーク「MIFA」を立ち上げ、自身の音楽活動と合わせて多忙な日々を送り続ける。日本全国、世界20数か国を飛び回る旅人としての側面を持つGAKUさんの魅力に、編集部員サトシーノが迫った。

不動産屋を回って、フットサル場の土地を探した

サトシーノ:GAKUさん、今日はありがとうございます! たくさん伺いたいことがあるので、色々とお話を聞かせてください。

GAKU-MC氏:こちらこそ宜しくお願い致します。FORZA STYLEの読者は、まさに僕ら世代ですからね。

サトシーノ:まず伺いたいのが、ミュージシャンであるGAKUさんが、「MIFA Football Park」を作った経緯についてです。他のミュージシャンで、そのような例を知りません。

GAKU-MC氏:子供の頃、実は最初の夢がサッカー選手だったんです。小、中、高とサッカー部だったのですが、レギュラー取れなくてこれは芽が出ないと思いサッカー部を辞めたんです。

サトシーノ:サッカー少年だったんですね。

GAKU-MC氏:そんな時に自分の心の穴を埋めてくれたのがラップの音楽だったんです。それがプロのラッパー目指して、音楽業界に入るきっかけでした。そこからCDを出し、ヒットもしたんですが、それをどうやって維持していくのか……。これに悩まされる日々が続いたんです。

サトシーノ:なるほど…。プロのミュージシャンとしての悩みですね。

GAKU-MC氏:プロラッパーになってからは、毎日頭の中が韻を踏むことしかなくて。ストレスが溜まるし、仕事オンリーで趣味がないし…。そんな時に、サッカーと再会したんです。ピッチに立ってる時は、音楽の事なんてもちろん考えられなくて、無我夢中になって走り回っていることに気づきました。

サトシーノ:サッカーに再び打ち込むことで、悩みが晴れる瞬間があったと。

GAKU-MC氏:そうなんです。 デビューして20数年経ちますけど、今日までラッパーとして続けてこれたのも、サッカーのおかげだなと思ったんです。そんな時に、志を同じにしているMr.Childrenの桜井くんとも出会ったんです。「サッカーに僕達は、色々ともらっているよね」って二人でよく話し合ってたんです。そこで、音楽とサッカーで何かできないかなと立ち上げたのがMIFAだったんですよ。

サトシーノ:なるほど、まさに音楽とサッカーをつなぐ架け橋ですね。

GAKU-MC氏:MIFAの将来の夢を桜井くんと僕らMIFAスタッフたちで語った時に、「やっぱりサッカースタジアムでしょ!」と意気投合して盛り上がり、「スタジアムを作るにはどうすべきか」とゴールから逆算して考えました。まずは「フットサル場から始めよう」という話になり、普通に不動産屋に行き、「フットサル場ってどうやって作るんでしょう」と相談に行きました。それがキックオフの瞬間だったんです。

サトシーノ:ご自身で不動産周りとはビックリです!

GAKU-MC氏:そうなんですよ。でも、まさかすぐにこんな風に「MIFA Football Park」ができるとは思いませんでしたけどね。ここに関しては、ミラクルが一杯あるんです。僕らがここを立ち上げたら、隣にライブハウスができたり。「おお!きたな!」みたいな。

サトシーノ:引き寄せの法則でしょうか。やはり皆さん、持ってらっしゃる。願ったり叶ったりですね。

どんなパスが来ても、まずは受け止める。スルーは絶対にしない

GAKU-MC氏:こけら落としにそこでライブやったんですけど、それもすごく良かったんです。大好きなサッカーも音楽もできる環境って最高ですよ。

サトシーノ:さまざまな角度から夢を与えることができる、素晴らしいフィールドだと思います。

GAKU-MC氏:平日PM3:00〜PM7:00までは日本代表の本田選手がやっている「ソルティーロ」というサッカー教室が入っていて、子供たちが練習してる姿を見てるだけでも幸せになれますね。土日は、朝8:00〜10:00まで地域の子供や親子へグランドを無料開放しているんですよ。この豊洲には他県からの移住してきた家族が多くて、周りとの繋がりが少ない家族同士の皆さんに、サッカーで繋がれたら良いなということでやってるんです。たまに僕も自分の娘を連れてきたりしてます。

サトシーノ:地域からも子どもたちからも愛される場所なんですね。でも将来はやはりスタジアムを作られたいんですよね?

GAKU-MC氏:かっこ良くないっすか? スタジアム! 夢は言い続けると、一歩一歩近づくんですよ。相方(桜井さん)は、すでにスタジアムでよくやってますけど(笑)。

サトシーノ:GAKUさんにとって、桜井さんはどのような存在ですか?

GAKU-MC氏:音楽で言えば、彼の作る音楽が元々すごく好きで、一緒にレコーディングしてる時は、授業料を払いたくなるくらい素晴らしい影響を僕に与えてくれてます。サッカーにおいては、2トップを組むチームメンバーとして刺激しあってますね。

サトシーノ:仕事にプライベートにと、本当に素晴らしい関係を築けているんですね。

GAKU-MC氏:ただサッカーに関しては、彼が活躍するとうれしい反面、おなじアスリートとして凄く悔しい(笑)。向こうもきっと同じことを思ってるはずです。

サトシーノ:大人になっても、刺激し合える関係って羨ましいですね! 楽曲づくりではどうですか?

GAKU-MC氏:ウカスカジーで作る楽曲において、僕が自分では選ばないテンポとかキーとかでパスがくることがあるんです。「これじゃできないな〜」って断ることもできるんですけど……。そこはグッとこらえて、一旦やってみるんです。それがやってみると、自分にない引き出しを開けてくれて、自分の可能性を広げてくれるんです。だから、なるだけNOと言わないようにしてます。桜井くんも、「その歌詞は僕はよくわからない」とか僕が出したものに対しても、もちろん言ってきます。けど、NOとは決して言わないですね。きちんと思いを確認しあうことで、お互いの持ち味を活かし合えてるんだと思います。

サトシーノ:相手の意見に対して、「NOと言わない」という言葉は非常に参考になります。どんな意見(パス)も、一度きちんと正面から受け止める(トラップする)ことが、チームを前進させていくんですね。FORZAの編集部でも、いろんな意見がありますが、GAKUさんの言葉を、エディターたちでシェアさせてもらいます!

今回はここまで!
後編は、GAKU-MCさんの人脈力に迫ります。新年公開を乞うご期待!

Photo:Naoto Otsubo
Text:Satoshi Nakamoto
衣装提供:niko and

「宮古島アカリトライブ」
開催日:2016年1月16日(土)13:00 ~ 18:00(予定)
ライブ以外にもワークショップや飲食ブースの出店等、楽しいコンテンツを企画中。
出演:GAKU-MC / D-51 / SOFFet/ 夏川りみ
会場:うえのドイツ文化村 ステージ広場
(〒906-0203 沖縄県宮古島市上野字宮国775-1)
http://www.hakuaiueno.com/
チケット:無料
※ご入場時に別途キャンドルホルダー代500円が必要となります。
キャンドルホルダーにメッセージを書いていただき、それを被災地に届けます。

【問い合わせ】
アカリトライブ実行委員会
http://www.akalitolive.com

GAKU-MC(ガクエムシー)
アコースティックギターを弾きながらラップする日本ヒップホップ界のリビングレジェンド。2011年にレーベル Rap+Entertainmetを立ち上げ、“ラップで世界をプラスの方向に!”を合い言葉に精力的に活動中。2012年、キャンドルと音楽で心を繋ぐ音楽イベント“アカリトライブ”を立ち上げ、音楽による日本復興活動を続けている。 また同年、世界二大共通言語、音楽とフットボール。それらを融合し、人と人を繋ぐ場所として【MIFA (Music Interact Football for All)】を立ち上げる。2013年、自身の音楽活動と平行し僚友 桜井和寿(Mr.Children)とウカスカジー結成。最新シングル GAKU-MC / LIFE IS A JOURNEY (11月25日発売)、エッセイ “世界が今夜終わるなら”が大ヒット中。
公式サイト http://www.gaku-mc.net

最新曲は「LIFE IS A JOURNEY」

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