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LIFESTYLE Special Talk

ビジネスマンにこそ突き刺さる
高橋みなみ流「女子のトリセツ」

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一人一人の違った
「トリセツ」とは?

AKB48という国民的アイドルグループの中で、10年間チームを牽引してきた高橋みなみ。14歳のときにグループに入り、女子の集団で揉まれながら「総監督」にまで上り詰めた高橋が、来春AKBを卒業するのは、ご存知のとおりだ。

「私には何の才能もなかった」とこの10年間を振り返る高橋だが、プロデューサーの秋元康をして「AKB48とは高橋みなみとのことである」とまで言わしめた、努力と才能の塊だ。高橋は、どのようにしてAKB48という巨大組織をマネジメントしてきたのか。12月24日に上梓された「リーダー論」(講談社AKB48新書・アマゾンはこちら)は、高橋が流した汗と涙と、10年間で編み出した「リーダーとしての必須条件」が凝縮された自己啓発本である。

高橋がこの本を通じて、最も訴えたかったことは、何なのか。インタビュー現場に訪れた高橋は、148cmの小柄な体から、圧倒的なオーラを放っていた。花の匂いのような、思わず見入ってしまうような魅力。インタビューは、白熱した。

FORZA:FORZA STYLEは30~50代ぐらいのビジネスマンや働く女性に支持をいただいているメディアです。私は高橋さんとは二回りぐらい歳が違うんですけど、この『リーダー論』を非常に興味深く読ませていただきました。

高橋:わー、嬉しいです。ありがとうございます!

FORZA:元々、本を書きたいという想いはあったんですか?

高橋:そうですね、これまで自分が辿ってきたことを日記じゃないけど、ちゃんと書き留めておけば良かったな…って後悔がずっとあった中で今回の出版のお話をいただきまして。ただ、それが『リーダー論』になるとは思ってなかったんで、24歳やそこらでこんな本書いていいのかな? 変に偉そうにならないように…とか、いろいろ考えながら、みなさんとつくっていけたかなと思っています。私の10年の体験が詰まった本になったんじゃないかなと。

FORZA:一度も不快には思わなかったです。高橋さんの謙虚な気持ちが逆にリーダーとしての説得力につながっていました。

高橋:ホントですか?! ありがとうございます。

FORZA:この本で特に伝えたいところっていうのは、どういうところですか?

高橋:自分は女性の集団の中にいたので、10年間で、女性というものをすごく理解できたなって思います。やっぱりすごく繊細なんですよね。取扱説明書がものすっごく細かくて、一冊ではないんです。人によって、なんですよね。

FORZA:女性ひとりひとりに、まったく違ったトリセツがあるということですね。

高橋:はい。だからAKB48の場合、300以上のまったく違ったトリセツがあるんです(笑)。ひとりひとり、トリセツが違うっていう。男性からすると、「女ゴコロはわかんねーわ」みたいなこともあるように、私自身も女性ですけど、女ゴコロって複雑だなって思うことがたくさんあって。でも、10年間で、このパターンはこうなんじゃないかな? みたいなことがわかってきたような気がします。

FORZA:どんどん取扱説明書が増えていったわけですね。

高橋:そうなんです。だから、女性との接し方がわからないとか、後輩の女のコがすぐ辞めちゃうとかで悩んでいる方には、「ああ、こういうふうに接すればいいのかもな」って思ってもらえるんじゃないかなと。この本に書いたことは私なり(のアプローチ)なんですけど、何かしら男性のためにもなったら嬉しいです。

FORZA:部下との接し方もそうですけど、女のコとの接し方も学べる本だなと思いました。女のコの気持ちがわかる箇所がいっぱいあって、「結局アドバイスがほしいと言いながらも自分の話を聞いてほしいだけ」とか、よく聞くじゃないですか、こういう話。聞き上手はモテるみたいな。

高橋:女子あるあるなんですよね。結論を求めてないっていう、ただ聞いて、っていうやつですよね。

FORZA:あと、「一度ぶつかると次の日も『は?』みたいな生き物」とか。男からすると、「いいじゃん、謝ったんだから」って感じなんだけど、女のコって結構引きずりますよね。

高橋:引きずったりするんですよね。もうずっと根に持つので。だから、女性は昨日のAちゃん、今日のAちゃん、みたいな感じで、同じコでも毎日違うんです。逆に、男性ってロールプレイングみたいなとこがありますよね。「セーブしたとこから次の日始めよう」みたいな。だけど、女のコってそれができない(苦笑)。ガーンってリセット、すぐ電源抜いちゃうんです。「え? また最初から?」みたいな。
FORZA:なるほど、わかりやすい話です。もうこれからは「日々、女子は違うんだ」っていう前提で接したほうがいいですよね。プライベートでも会社でも、そこを意識して接することができるオジサンはたぶんモテますよね?

⇒たかみなのストレス対策とは(次のページへ続く)



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