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FASHION

ほぼ週替わり! 干場の「エロサバコーデ」
2nd

2016.1.3

STYLE 02
「グレースーツは、一番中間のミディアムグレーが使える」


いつの時代も、女性たちが好む大人の男性のスタイルは、あんまり変わらないのです。基本的に、清潔感があって、シンプルなスタイル。流行の洋服を着ているより、普遍的で質の高いものをさり気なく着ている男性のほうが好感もてるんだそうです。そこで、小誌編集長でありファッションディレクターの干場義雅が、ほぼ週替わりでその着こなし方をご紹介。王道のコンサバをベースにしつつ、古く見えないように時代感を取り入れ、ちょっぴりセクシーに味付け。干場流“エロサバ”コーディネートをレクチャーしていきます。前回のSTYLE01はこちら

STYLE 01の時のスーツのシルエットが見たい!というご意見をいただきましたので、今回はグレースーツの着こなしについて、もうちょっと深堀りしていきますね。

スーツは、前回と同じミディアムグレーのフランネル。こちらは、『FORZA STYLE』の動画やエコラグのコラムでも紹介しているB.R.SHOPでオーダーしたものです。ひとくちにグレーといっても、明るいライトグレーや、さらに明るいトップグレー、濃いチャコールグレーなど、いろいろあるのですが……。僕は、奇をてらっていない、真ん中の普通のミディアムグレーが好きなんです。なぜかというとミディアム、つまり中間だから、いろいろな色に合わせやすいからなんです。ネイビーにも、ブラウンにも、黒にも、キャメルにも、淡いピンクや、サックスブルーだってOK。

それと、中間に位置するということで、バランスも取れているでしょう? 明るいグレーは暖かい時期に。暗いグレーは寒い時期に。というふうに、グレーの中でも、色の濃度によって着る時期を使い分けてきたのですが……。なんだかんだ言って、真ん中のミディアムグレーが、一番使う頻度が高く、出番が多いんです。いろいろなグレーを着てきたからこそ、わかった僕の結論(笑)。

なので、結局、このミディアムグレーのスーツばかり。グレーの中でも一番中間に位置し、いろいろな色に似合うからこそ、使う頻度が増え、さらに何年も着ることが出来るのです。それに、地味なのもいいでしょ。やっぱり男は、中身ですからね。

派手なスーツを着ていては、中身は際立たない。地味なスーツを着ているのに、中身が派手に見えるほうが格好良いでしょ。要するに、外側で目立たせるのではなく、中身で勝負。ファッションは、引いて、引いての引き算の考え方なのです。

そういえば、僕の父や祖父、曽祖父はスーツを作る職人、テーラーだったのですが……。父は、同じ、このミディアムグレーのスーツを春夏用の素材で10着、秋冬用の素材で10着。合計20着持っているようなオヤジでした。これしか着なかったんです。辿り着くと、そういう風になるのかもしれませんね。

前回、ベルトの話をしていなかったのですが……。これね、リバーシブルなんです。表面が黒のカーフで、裏面が茶のシボ革。だから、黒と茶の靴が必要になるような出張の時に、使えるんです。エルメスだから、1本で2本分ぐらい、ちょっと高かったんですが……、めちゃめちゃ、よく使ってます。というか、これを買って他の黒のベルトは、使わなくなってしまいましたね。だって、この1本があれば、ほとんど事が足りてしまうので。ある意味、これこそ“エコラグ”アイテムの代表なのかもしれませんね。

ポケットチーフは、白の麻の厶ンガイのものです。もちろん、白の無地。ステッチもない、言わば一番普通のもの。33cm×33cmぐらいだったような……。これが1枚あれば、スーツのポケットチーフはOKかも。僕は、汚れることも考えて、2枚持ってます。

チーフの入れ方は、TVフォールド。アメリカの大統領だったジョン・F・ケネディが、選挙演説の時に、テレビのブラウン管に合わせて水平に入れたやり方です。ちなみに、このチーフの入れ方は、映画『007』のジェームズ・ボンドも同じようにしています。1960年代の初代ボンドのショーン・コネリーも。それから、現ボンド役のダニエル・クレイグも。やっぱり辿り着くと、メンズスタイルの究極は英国なんですね。

そうそう、右手の位置にチェーンが見えるでしょ。あれ、最近、お気に入りの「エム・フラテッリ」のものなんですが……。ウォレットチェーンなんですけど僕はお財布はつけていません。何を付けているかというと……鍵です、鍵(笑)。バッグの中に入れておくと、すぐに鍵がどこ行ったかわからなくなって、イライラするのでコレにつけているんです。

歳を取ると、出掛けにいろいろ忘れるんですよね。さらに、そこで鍵がどこに行ったかわからなくなると、もう大変。鍵を探している間に、今度は、何を忘れそうになったのか、忘れてしまいそうになる(笑)。いやはや、困ったもんですね。

アイテム
スーツ/B.R.SHOP
白シャツ/インダスタイル
ネクタイ/エルメス
ポケットチーフ/厶ンガイ
ベルト/エルメス
ソックス/カルツェドニア
靴/WH
キーチェーン/エム・フラテッリ
(すべて干場私物)

エロサバ-Hoshipedia
「エロサバ」とは、“エロいコンサバ”の略で、干場の哲学により生まれた造 語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのにも関わらず、着こなし方次第でSEXYにエロく見えるスタイルのこと。例えば、一番象徴的 なのは喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着て、メイクも抑制しているのに、なぜか色っぽく見えるスタイル。例えば、上質な素材の普通の白いシャツを 着ているのにも関わらず、胸元のボタンを2~3個開けてセクシーに着こなしたり、袖口を捲って腕元を見せてヌケ感を出すスタイル。単なる粗悪な、しかもデ ザインが変わっている白いシャツでは駄目。上質な素材のベーシックな白いシャツだからこそ、エロく着こなしても、上品さを保つことが出来るのです。男性で 例えるなら、自分の体型に合って仕立てられたミディアムグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに無地のグレーのネクタイのような極めてコンサバティ ブなスタイルをしているのにも関わらず、内側から大人の色気が香るようなスタイル。要するに、さり気なく上品に見えるコンサバなアイテムを着つつも、エロ く見えるスタイル。これが「エロサバ」スタイルの根幹でありキモ。

Photo:Kazuya Furaku
Text&Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


『FORZA STYLE』編集長
干場義雅

尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山さとるさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする現在42歳の小誌編集長。東京生まれ。

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