自動運転時代のフォーマット作り
独3社連合でM&Aを果たす狙い
何かと話題の自動運転技術ですが、その根幹を支えるフォーマットの話題です。今のところ、自動車に組み込まれるハード面はクリアできています。しかし、道路というインフラは、高速道路や田舎道、消えかかった白線など、様々な条件が入り混じります。
そこで、手っ取り早いというか、現実的なのがGPSを活用した位置情報と地図データを活用しリアルタイムで各車をフォローする新たなシステムの構築です。
言うなればクルマのスマホ化。クルマも個人の通信端末ですから、渋滞や天候などの情報の他に、セールやお得なホテルの情報なども流せるワケです。
来るべき将来を見据えドイツのラグジュアリー系ブランド、ダイムラーとBMW、アウディが、この分野に長けたノキアのデジタルマッピング部門「HERE」を3社共同で買収。フォーマットの指導権を握りました。
この会社は独立組織なので既存の顧客や新規のリクエストにも対応するとのことですが、同業のトムトム（オランダ）や、IT系のグーグルやアップルの動向も気になるところ。まだまだビジネスチャンスは転がっているようです。
Text：Seiichi Norishige
【問い合わせ】
アウディジャパン
0120-598-106
http://www.audi.co.jp/
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