新作のお披露目を交え、
スイスと日本の文化が融合
ファッションの世界がより顕著ですが、この数年、我々のライフスタイルを取り巻く環境が大きく変化しつつあります。これらの流れはトレンド、いやはや時代のうねりだと言っても過言ではありません。さて、そんな時代感にふさわしい腕時計ブランドのフランク ミュラー ウォッチランドグループが開催した「WPHH JAPON 2015 in KYOTO」が、10月19日(月)から4日間、京都で行われました。遅ばせながらサクッとレポートします!
この催しの醍醐味は、ずばり文化の融合。日本画の巨匠である竹内栖鳳の私邸兼アトリエであった「THE SODOH(艸堂)」を舞台にこの日のために作られた非日常的な空間には、スイスと日本の文化が折り重なり、腕時計を主役とした多彩な文化がラグジュアリーなテーマパークのように演出されました。
館の中を閲覧できるエキシビジョンは全部で9つ。はじめの展示はミステリアスなシアタールームです。ここではフランク ミュラーの代表作である「トノウ カーベックス」などの名作と共に、ブランドにまつわる3つの物語が、大型のスクリーンに大迫力で映し出され、来場者を感嘆させました。
次に現われたのは、フランク ミュラーが誇る貴重なタイムピースの数々。アーカイブを含む、膨大なコレクションが一堂に集まり、稀代の時計師フランク・ミュラーの功績を一覧できる素晴らしい空間となりました。
驚きのオンパレードはまだまだ続きます。これまで世界中の時計愛好家たちを虜にしてきたコンプリケーションウォッチは、フランク ミュラーの真骨頂と評される逸品です。さらにはバックス & ステージやクストスのハイエンドなジュエリーウォッチが脇を固め、時計師たちが来場者の質問に丁寧に答えてくれる粋な計らいも。
さて、和の文化も忘れてはなりません。おもてなしの心を象徴する和食や伝統工芸品とフランク ミュラーのコラボレーションは、男女問わず賞賛の声が寄せられたようです。4名のスターシェフによるランチボックス、フランク ミュラーの世界観を表現した着物やガーメントバックやクッションなどを多岐に渡り展開しました。
さらに目玉になったエキシビションはグループの新たな試みであるフランク ミュラー フューチャー フォームとフランク ミュラー ウエディングのコーナーです。ここから描かれる独特の世界観はフランクミュラーの世界を広げる新たな一歩を刻み、十分なインパクトを残す印象を来場者に植え付けることに成功しています。
イベントを締めくくるのは、もちろん腕時計です。限定公開の特別ルームでは、世界に先駆けて、グループが擁する3ブランドの2016年度の新作をいち早くお披露目しました。
異文化が重なることで開かれる新たな世界の扉。昨今のライフスタイルブームを作る醍醐味とは実はここにあるのです。フランク ミュラーの世界から見ることで再発見する、日本の伝統や文化の素晴らしさ。気になる新作は別記事でご紹介しますので乞うご期待!
Text: FORZA STYLE
【問い合わせ】
フランク ミュラー ウォッチランド東京
03-3549-1949
http://www.franckmuller-japan.com