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干場の究極ワードローブ! キーワードは“エコラグ”
第41回 キートンのクルーネックセーター

2015.11.24
2015.11.24

ベビーピンクの色合いが
上品でやさしい印象を演出

僕は、色についてはあまり冒険しないほうで、ワードローブはネイビー、グレー、ホワイト、サックスブルー、ブラック、ブラウンといった、男のスタイルの基本色がほとんど。ただ、このピンクのセーターは、約10年前にある人から「上品でやさしい印象になる」とアドバイスされて試してみたものです。

同じピンクでも、ヴィヴィッドな強い色だと、それだけが目立ってしまいますが、ベビーピンクならクラシックを基調とした自分のスタイルにもすんなり溶け込むかな、と思ったんです。異なる色の糸を撚った杢糸で編んでいるので、フラットな印象にならず、立体的なニュアンスのある着こなしが楽しめます。グレーもそうですが、杢調だと奥行きというか、大人にふさわしい落ち着きが出ますよね。

100%カシミア製で、クルーネックという、ベーシックを極めた一枚なので、色で少々冒険しても、十分長く着られそうだという判断たったのですが、予想以上に周囲から好評で少し驚きました。自分の固定観念を打破してくれた一枚でもあります(笑)。

これはカプリ島に取材で訪れたときに、現地のキートンのショップで購入しました。日本とは湿気や日中と朝晩の寒暖差とか、気候的な違いはありますが、イタリア人ってセーターの使い方がうまいんですよね。無造作に肩に掛けたり、腰に巻いたりしていて、少し肌寒いかなと思ったら、さっと着る。それがちっとも嫌味じゃなくて、カッコいいんですよ。

このセーターは白シャツとグレーパンツに合わせることが多くて、もう少しきちんとしたいときにはその上からジャケットを羽織ります。イタリアの伊達男に倣って、肩掛けや腰巻に使うこともありますが、そういうときにもすごく重宝します。「ちょっとカッチリし過ぎに見えるから、セーターを肩掛けしてやさしい印象をプラスしよう」と、いうのもできる。ついでに、「寒いんじゃない?」と言って、女性の膝にかけたり、貸してあげることも(笑)。

本来のセーターとしての役割だけでなく、アクセサリーや小道具としても使えるんだから、これは“エコラグ”なアイテムと言って間違いないでしょう。

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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