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CAR 九島辰也のCAR STYLE

イケてるクルマ選び 略して“イケクル”
第15回 フィアット500X

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女子ウケ最高な見た目なのに走りは骨太!
いい歳した40男だからこそ似合うんです

最近は輸入コンパクトカーがおもしろい。これまでもメルセデスやアウディ、フォルクスワーゲンがプレミアムなコンパクトモデルを次々に登場させてきましたが、最近はそれ以外のメーカーも張り切っています。

今回取り上げるフィアットはまさにそんなブランド。フィアット500やパンダというモデルで独自路線を歩んできたのですが、また新たに仲間が増えました。500Xです。“X”はクロスオーバーという意味合いでとらえていいでしょう。フィアット500のイメージを持ったまま背を高くしました。


ですが、サイズはアップされドアも増えました。そりゃそうでしょう。クロスオーバー的要素を持てば使われ方も変わります。シティムーヴァーのフィアット500とは異なり、ロングドライブ対応となります。しかも人も荷物も載せて。

それでもエンジンは1.4リッターですから経済的にも財布に優しい。節税もできますし、省燃費にも長けています。もちろん、それでいてパワーに不服はなし。逆によく走るなぁ? と感心しました。まぁ、今回の試乗は一人でしたから、大人5人が乗って荷物を積んだらどうなんでしょう、ね。


広さは置いておいて、このクルマの最大の特徴は乗り味です。硬すぎず、柔らかすぎず、いい塩梅の乗り心地でした。しかもコーナーでふらつくこともなくピシッとクルマを安定させます。コーナリング中外側に大きく沈み込むことはなく、スムースに駆けられます。そこには正直あまり期待していなかったので驚きです。

そしてスタイリング。フィアット500をアイコンにデザインを施したわけですが、なかなかの秀作です。通常こういった場合間延びしてしまうことがあるのですが、こいつはそうなりませんでした。イタリア人の美的感覚でしょう。


といった500X。ドイツ製コンパクトカーもいいですが、ちょっと小粋にこいつで街を流すのもいいと思いません? 女子目線でも、自分たちの琴線に触れる確率は高い、と申しております。

Text:Tatsuya Kushima

九島辰也
モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2014-2015日本カーオブザイヤー選考委 員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員 http://www.tatsuyakushima.com/index.html

 


主要諸元(500X Cross Plusの場合)
ボディサイズ:全長4270全幅1795全高1625mm
エンジン:直列4気筒マルチエア16バルブ インタークーラー付ターボ
総排気量:1368cc
最高出力:125kW(170ps)/5500rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/2500rpm
トランスミッション:9速AT
乗車定員:5名

価格:265万円(Pop Star)、285万円(Pop Star Plus)、310万円(500X Cross Plus)
(すべて税抜)

【問い合わせ】
FCAジャパン
http://www.fiat-auto.co.jp/500x/



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