タンカーも運転できる航海士美女は
海の上では超オトコ前!
全国のアラフォー男性のみなさま、こんにちは。私、「美女相撲」の行司を務めさせていただきますライターの大石智子と申します。
この「美女相撲」は、一般の女性たちがWEBという土俵の上でその美しさを競うコーナー。毎回、“本当に普通の人!?”とツッコミが入るような美人が続々と登場しますので、過去アーカイブも合わせどうぞご贔屓に。トキめいた女性がいたら、是非「いいね!」を押してくださいね。
今回は、船旅をこよなく愛するFORZA STYLE編集長・干場が身を乗り出すような美女の登場。
こちらの垰 智子(たお ともこ)さん、なんと航海士の資格をもっており、クルーザーはもちろん、漁船、大型のタンカー、豪華客船など、船なら何でも操縦できるという超レアな女性なのであります。というのも、智子さんは国立の商船高専・航海科の出身。5年間の学生生活のうち最後の1年間は世界一周の航海実習で過ごしたとか。
「はじめ海王丸に6カ月、そのあと蒸気船で3カ月、タービン船で3カ月を過ごしました。20歳の成人式は船の上でした」
でも、1年間も年頃の男女が船の上で過ごすなんて、何かこう、人気のないデッキなどでアレコレありそうな気もしますが……
「船の上では“船内ラブ”っていうのがあるんですよ(笑)。でも女性は1割だけだし家族みたいな感じなので、そう多くはないんですが。それに気まずい関係になっても途中で降りられないですからね!」
女性1割でこのビジュアル、海上でどれだけモテたことでしょうか!
身長155cmという小動物のようなかわいらしさのある智子さんが、大型のタンカーを操縦できるという。素晴らしいコントラストです。
そもそも、船を操縦するために必要な能力とは?
「操縦方法はもちろんですが、気象や波をみれること。あと海図も読めないと」
海図! なんだか『ONE PIECE』の世界のよう!
「地質も知っていないといけませんね。砂地ならアンカーを卸してもいいとか、岩があったらよせられないとかありますから」
と、リアルな停泊のことまで教えてくれました。デートだったら一度の食事で船のリテラシーが一気に上がり、かなり楽しい時間になるはず。
個人的に格好いいと思うのはふたつの大型船。
「生で見たクイーン・エリザベスはやっぱりすごかったです! なんともいえない自信に満ちあふれていて、優雅でエレガント。あとLNG船(液化天然ガスを運ぶタンカー)も好きですね。ガスを燃料とするので何気にエコですし、丸い貯蔵タンクがまるでラクダのこぶみたいでかわいい!」
普通の女の子の口からはまず出てこない単語を連発しながら、その魅力を語ります。
いまはプライベートで船に乗ることはあまりないけど、たまに友人のヨットやクルーザーに乗る機会があるとやはり運転をリクエストされるそう。
「そのときは運転します。“今日は風がアレだなあ”と言ったりして(笑)」
商船高専を首席で卒業後、船会社に就職。でも「ずっと船酔いしていたんで陸上勤務を希望しました(笑)」と情報管理の部署で船関連のシステムを担当。いまは転職をし、通信系の会社で働いています。
巨大な船を運転できるというダイナミックな能力をもちつつ、「私、出不精なんですよ。仕事終わりは外食よりも家でビールを飲むことの方が多いです」と、性格はちょっと人見知りで家っ子。
好きなタイプの男性も「兄がいるせいか、歳上の甘えさせてくれる方がいいですね」と末っ子気質が残っているみたい。それでも一度海の上に出ると超たくましい。そんな最強のギャップを見るためには、美味しいビール、そして船のご用意を!!
Text:Tomoko Oishi
Photo:Mitsutoshi Watanabe
【プロフィール】
山口県出身。商船高専を卒業し、航海士の資格をもつ。またその対極といえるほどフェミニンな、コスメコンシェルジュの資格も保持。現在は通信系の会社に勤務。お酒が好きでお気に入りのビールは「琥珀ヱビス」。趣味は温泉で、つい最近も温泉と蕎麦打ち目当てに長野県に行ってきたばかり。好きな男性タレントは速水もこみちさんと玉木宏さん、藤木直人さん。背が高い男性が好き。