フランス的な視点で選ばれた
質の高いプロダクトが並びます！
ここのところ、ライフスタイルストアの台頭が著しいなかで、神楽坂のキュレーションストア「la kagu（ラカグ）」のスケール感やクオリティの高さは目を見張るものがあるといえます。流行に流されずに本当に自分らしいスペシャルなものを提供すべく、独自の目線で編集された商品は、どれも魅力的に映るものばかり。
そんなラカグではこの秋、パリのコンセプトショップ「Merci（メルシー）」が11月16日（月）まで、アートディレクターのダニエル・ローゼンストックさんをキュレーターに迎え、「HARENG（ニシン）とVaisselle（食器）」と題し、2つのテーマを設けたポップアップイベントを開催されます。
早速、ニシンのテーマからお話を。何年もの間、日用品をオブジェにしたコレクションを収集してきたダニエルさん。それが東ヨーロッパでニシンを保存するために用いられたテリーヌ型です。イベントの会期中には、ものすごくリアルにニシンを象ったものから、抽象的なものまでさまざまなテリーヌ型が店内に陳列され、ラカグ内のカフェではニシンを使ったレシピを提供。こうした氏のニシンへの深い愛情は、キャシー・フィルダーさんとの共著「HARENG」でも綴られているのだとか。この他にも、ラカグとメルシーのコラボレーションアイテムとして、Tシャツやトートバッグ、メダルを限定販売します。
それでは話題を食器へ移しますね。メルシーの食卓は、型にはまらない自由な折衷主義。このイベントでは、食卓に対するメルシーのユニークな考え方や演出、楽しみ方をイタリア、フランス、デンマークの3つのセクションに分けて紹介します。
そこに並ぶアイテムは、どれも使いやすく、それでいて飽きのこないデザインであることが共通しています。
ものがありふれている時代だからこそ、昔からあるものに目を向けてみると、予想だにしなかった出会いが生まれることも。そこにあるのは、本当に長く愛され続けているアイテムだけが持つ、普遍的なデザインの魅力なのです。
Text： FORZA STYLE
HARENG（ニシン）とVaisselle（食器）
会場：ラカグ
住所：東京都新宿区矢来町67
会期：2015年 10月23日（金）～11月16日（月）
営業：11:00～20:00（ショップ）、8:00～21:00(L.O 20:30)(カフェ）
電話：03-5227-6977（ショップ）、03－5579－2130（カフェ）
不定休
どうです、ダニエルさんのニシンへの愛情がいっぱい詰まったこのテリーヌ。バリエーションも豊富ですからお好みの逸品と出会えるといいすね～。
こちらは錫（すず）で縁取られた重厚感のある白磁の食器。錫で縁取ることにより丈夫になるため、元々イタリアの海軍で使用されていたもので、現在は有名なホテルやレストラン使用されている。
【問い合わせ】
ラカグ
03－5227－6977
http://www.lakagu.com/
