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魁、干場塾!

第22回 ペッレ モルビダのトークショーで着用したスーツの秘密

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ホストは、地味なスーツがベスト!?
その真意とは?

34歳、只今イケフォー見習い中の編集部員サトシーノが小誌編集長の干場(ほしば)のコーディネートを徹底解剖! 第22回目は、先日行なわれたペッレ モルビダのトークショーで着用したスーツスタイルについて聞いてきました。

サトシーノ「干場さん、今日はまたまたスーツでビシっと決まってますね! 何があるんですか!?」

干場「凄いとぼけ方だな~。今日はペッレ モルビダのトークショーだろ。そもそもお前が今日取材しても良いですか? って言ってきたんじゃねーか(笑)」

サトシーノ「ジョークっすよ! ジョーク~! 今日は、クルーズコンシェルジュの保木久美子さんもご一緒って聞いてたんで、めちゃくちゃ楽しみなんですよ!」

干場「そうそう、教えて、お姉さま! の第1回目のゲストだもんな。ちゃんと成長したところ見せろよ~!」

サトシーノ「ふふふ~。今日は、久美子さんがお誕生日って聞いてて……サプライズ用意してるんですよ~!」

干場「おお!? マジョルカ島~! やるじゃないか。俺もこの間、共演したQVCの番組でサプライズして喜んでもらったんだよな~って......。お前、まさか......」


サトシーノ「そう! じゃーん! 干場さんのパクっちゃいました~! 花束を用意したんすよね~。あれは、絶対パクろうって決めてたんで!」

干場「おいおい! そうやってすぐに人のネタをパクるんだから! 本当にそういうところだけは、しっかり見てるよな~」

サトシーノ「すみません、干場さんのパクリは日本一上手いって思ってます! だから、今日もコーディネート教えてください!」



干場「パクリ日本一上手いって意味わかんね~し! スーツは、オールドイングランドで、シャツはジョルジオ アルマーニ。で、タイはブライアンバリーに、チーフはトム・フォード、それにシューズはダブルエイチ」

サトシーノ「う~ん、でも思ったんですけど、言いたくないんですけど......」

干場「なんだよ、何か言いたそうだな?」

サトシーノ「今日って、干場さんトークショーで主役じゃないっすか。 つまりはホストでしょ? そのスーツのコーディネートって、地味じゃないっすか? ほら、ホストっていえばギラギラなスーツに派手なスカーフを巻き巻きして、いらっしゃーせ~って言ってる感じの......」

干場「お前の考えてるホストって、完全に歌舞伎町じゃねーか!(笑)。どんなとこで遊んでんだよ!(笑)。確かに、ホストっていうのはお客様をおもてなしする方で、楽しんでもらわなきゃいけないんだけど、逆にコーディネートは地味じゃなきゃいけないんだよ」

サトシーノ「え!? そうなんですか! 僕なんて思いっきり主役級のギラついたスーツで来ちゃったし~! マジっすか......。完全にアウトじゃないっすか」

干場「普通で良いのよ、普通で。しかも、ホストに徹する際は、とにかく地味でいるべき。前にも言ったけど、派手なスーツを着てるとスーツが目立つし、地味なスーツを着てると、中身が際立つんだよ。特に、今日は前に出てトークショーするわけだから、話をしなくちゃいけないわけだし。 俺のスーツが目立ってもしょうがないの」

サトシーノ「なるほどな~! 凄いわかりやすいっす。地味か~。目立ちたがりの俺には酷な話だな~。あと、気になったんですけど珍しくそのスーツってストライプじゃないっすか?」

干場「そうだよ、でも全然派手じゃないんだよ。よく見てみると、グレーの生地に対して、薄いグレーのストライプが入ってるんだ。一見ストライプってわからないほどのね。例えば、黒の生地に白のストライプってコントラストが強すぎて、派手になるし、キツく見えてしまうんだよね。はい、サトシーノ君、コントラストってなんでしょーか?」

サトシーノ「コントラスト? え!? まさか......。志村けんが現役引退!?」

干場「そう。まじでショックだよな~。これで変なおじさん見れるのも最後かぁ~......、ダッフンダ! ってバカ! コントがラストじゃない! 分けてどーする! 色の差のことだよ、まったく~。トークショー前に、声張らさせるんじゃないよ!」

サトシーノ「干場さん、今日もバッチリっすね! ノリツッコミが早いな~! あ、で、質問なんでしたっけ?」

干場「もーいいわ! 時間無いから答え言うけど、コントラストっていうのは、色の差のことを言うの!」

サトシーノ「あ、なるほど~。でも、世の中にはストライプのスーツって色々あるじゃないっすか? 太いのだったり、細いのだったり、くねくねしたやつとか......」

干場「クネクネは、お前の身体だけな! ストライプの太さや幅の広さで似合う体型が違ってくるんだよ。例えば、ストライプの幅が広かったり、太かったりする場合は、身長が高い人や体格が良い人が似合うんだよ。で、逆にストライプ幅が狭かったり、細い場合は、身長が低くて細身の人が似合うんだ。それぞれ、人にあったストライプを選ぶのがベストなわけ」

サトシーノ「な~るほど、そういう風に違いがあるんですね~。勉強になるな~」

干場「しかも、これくらい地味なストライプの方が仕事に適しているだろ。仕事に相応しい、仕事ができそうっていうのがスーツの着こなしにおいては、絶対に大切なんだよ。スーツの着こなしに派手さはいらない」

サトシーノ「ふむふむ。よく見たら、シャツやタイもグレーっすもんね......。徹底してシックに決めてるんですね」

干場「そうだよ。あ! このシャツは実は秘密があって、よく見たらボタンの数が普通のシャツより多いんだよ。普通はさ、6個とかなんだけど、このシャツはなんと9個もボタンがあるちょっと変わったシャツなんだよね!」

サトシーノ「へ~! 珍しいっすね! それは焦りますね、女性がシャツ脱がせる時!」

干場「今日はいつもよりシャツのボタンの数多いのね~。焦りは禁物、ゆっくり脱がせてね~って、バカ! また変なフリするからアッチの人に間違われるだろうが!」

サトシーノ「あ、干場さん、ほらトークショー出番ですよ~! 急いで~!」

干場「あ、やばい! ホントに時間ないのにくだらん話させやがって~! お前は、しっかりトーク内容聞いて、クルーズの勉強しなさい!」

Photo,Text:Satoshi Nakamoto







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