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【連載】カルロ黒部の
GENTLEMEN'S STYLE
第4回 ベルンハルド・ロエッツェルさん(服飾評論家)

2015.9.25
2015.9.25

メンズファッション関係者必読の書
「GENTLEMAN」の著者の着こなし公開!

「カルロ黒部のGENTLEMEN'S STYLE」第4回目はドイツの紳士服飾評論家のベルンハルド・ロエッツェル(Bernhard Roetzel)さんです。

日本のファッション雑誌にはあまり登場されていませんが、多くの紳士服、紳士靴に関する著作があり欧米のファッション業界では大変著名な紳士です。『FORZA STYLE』でぜひご紹介したいと連載スタート時から願っていました。

ロエッツェルさんの着こなしでまず大注目したのがトップ画像にあるツイードジャケットスタイルです。黄褐色に黒の格子、赤のオーバーペンの入ったグレナカートストライプ(グレンチェックのストライプ版)は英国で100年の歴史を誇る生地マーチャントJohn G Hardy社の素材と思われます。

Alsport Jacketと呼ばれるコレクションは生地目付が600~700gもあり、風を通さず頑丈なため英国のハンティングシーンで長年愛用されて来ました。数あるツイードの中からこの素材、この柄を選ばれているのがさすがだと思います。オーバーペンに合わせたバーガンディーのストライプウールタイとチーフは、まさにツイードジャケットスタイルのお手本です。


ネイビーにバーガンディーのオルタネートストライプのダブルブレスト6ボタンスーツ姿のロエッツェルさん。注目したいのは完璧なフィット感です。ビスポークスーツだとぴったりした身体のラインを出せて、腕も細く仕上げる事が可能です。ウエストと腕の間に隙間が見えることでスマートに見えるのです。また良くフィットしたダブルブレストは胸板を厚く見せ、男らしさを強調してくれます。白のワイドスプレッドシャツとチーフ、ネイビータイのシンプルなスタイルがスーツの仕立ての良さをより引き立ています。サイドポケットをパッチポケットにしているのもリラックス感を演出しています。


同じスーツのバックシルエットも完璧なフィットのお手本です。肩まわりからウエストに張り付くような美しいラインもビスポークスーツならではの魅力です。首の後ろから踵までを総丈と呼びます。上着の丈は総丈の1/2が基本ですが、今の時代感だとそれより1~2cm短くても良いでしょう。パンツの丈は靴に軽く触れるのが最適です。一部の若い方のように極端に短い着丈や裾丈は避けましょう。写真のような適度に時代感を反映させたフィットが理想的です。


タキシードに合わせるフォーマルシャツは写真のように黒のオニキス製のスタッズ(飾りボタン)とそれに合ったカフリンクスを付けるのが基本です。またボウタイは手結びの物がお勧めです。見る人が見るとひと目で分かってしまう大事なポイントです。パーティーが終わった後に手結びのボウタイをほどく男性の姿ほど格好良いものはありません。


ロエッツェルさんの著書「GENTLEMAN 」(h.f.ullmann社刊)。スーツから小物まで網羅して、紳士達が時代を超えて継承して来たスタイルを豊富で美しい写真と共に紹介している名著です。

ロエッツェルさんの見事な着こなしは紳士服の基本の重要性や、サイズ感などに適度に時代性を取り入れることの大切さを改めて我々に教えてくれるのです。

Text:Carlo Kurobe

カルロ黒部(黒部和夫)
カルロ インターナショナル代表 ファッションコンサルタント ファッション評論家。1958年外交官子弟として駐 インドネシア日本大使館で誕生。1983年オンワード樫山入社後、メンズ企画部門を歩む。2014年同社退職後、カルロ インターナショナル設立。国内外のファッション企業のコンサルティングおよびPR業をはじめ、ファッション評論や公演で活躍中。


 

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