イマドキの90年代スタイルで
カーディガンをラフに羽織る
アメカジと聞くと、ミドルエイジには「若い世代のためのファッションでしょ？」てな感じに敬遠されがち……。でも、心のどこかで軽快なアメカジスタイルで休日の街へ繰り出したいと心の片隅で思っている人も多いはず。そんな“週末スタイル”を模索中の皆様のお悩みを解決するため、アメリカを代表するカジュアルブランドである「Gap（ギャップ）」が、この度、『FORZA STYLE（フォルツァ スタイル）』とタッグを結成！ その一案として、フォルツァ スタイル独占でギャップジャパン本社のスタッフによるスナップを公開。毎回、自慢の“新定番”を掲げ、各々のアメカジスタイルを披露してもらいます。
今回ご登場いただく色男は、遠藤克之輔さん(46歳)。スタイルの軸となるアイテムは、これからの時期で重宝するカーディガン「Merino Slub Cardigan」です。日ごとに気温が著しく変わるこの季節、押さえておくと非常に便利なアイテム。
先日に引っ越しをしたばかりの遠藤さんは、最近の週末は、もっぱら家具を探しに没頭。そのため休日が足早に過ぎてしまい、大好きなフェスへも行けず、少しばかり寂しい気分になるんだとか（笑）。
さて、本日の遠藤さんのコーデネイトは、ハリ感があるメリノウールのカーディガンを羽織り、インナーにはヤエカのスナップボタンシャツ、ベドウィン＆ザハートブレイカーズのクロップドパンツを穿きこなす、大人のモノトーンスタイルです。
着こなしのスパイスとなる小物は、下北沢の古着屋で購入したというソフトハット、ミニマムなデザインが美しいジョージ ジェンセンのバングルに、知人がデザインしたというシルバーのリング……。どれもシンプルでありながら、身に着ける人のパーソナリティーを演出してくれるのが素敵です！ 締めの一品として、足元にM.H.L.別注のコンバース「オールスター」を持ってくるあたりがニクい。エコな感じのコズミックワンダーのトートも好印象かと。
「僕のファッションの基本は、音楽のテイストを匂わすこと。好きなアーティストのTシャツを着てストレートに表現するのも好きですが、例えば「グランジだったら、ネルシャツ」というように、アイコニックなアイテムをその時の気分で、その時代のスタイルにうまく馴染ませていく。そこでチグハグにならないように着こなしのバランス錬っていく工程も楽しいんですよね」。なるほど、この無理のない感じが40男の皆さんに受け入れられそうですね。
モノトーンのファッションといえば、90年代にも大ブレイクしましたが、一歩間違えるとシンプルで味気ない表情に陥るので、注意が必要かと。遠藤さんのようにシンプルなスタイルの中に、程よくパーソナリティーを引き出すアイテムをチョイスするのが理想的です。
アメリカンカジュアルと全然関係ない話にも聞こえますが（笑）、セレブスナップなんかを見れば一目稜線ですが、今どきのアメリカン出身のミュージシャンの服装って、コテコテな感じってあまり見掛けない気がして、もっと自由にファッションを楽しんでいるように見受けられます。そう、アメカジって、応用がすごく効くから、時代に応じてエレベートできるんですよね！
ステレオタイプあるいはコスプレとも違うモダンなアメカジ。この企画で奨励するのは、そんな大人のためのスタイルです。今日の遠藤さんの着こなしもよくよく考えると、90'sを匂わすカーディガンスタイルのブラッシュアップだとも捉えられます。ぜひともご参考に！
Direction：Gap ＆ FORZA STYLE
Merino Slub Cardigan 7,900円(税込）
【問い合わせ】
Gapフラッグシップ原宿
03-5786-9200
