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【連載】カルロ黒部の
GENTLEMEN'S STYLE
第2回 鈴木晴生さん(SHIPSメンズクリエイティブアドバイザー)

2015.9.9
2015.9.9

晴生さんは日本が世界に誇る
ファッション界のレジェンドです

「カルロ黒部のGENTLEMEN'S STYLE」、第2回目は日本メンズファッション界の誇るレジェンドであるSHIPSメンズクリエイティブアドバイザーの鈴木晴生さんです。

大学生時代の雑誌特派記者のアルバイト時代に取材でお会いしてから35年以上憧れの大先輩であり、カルロのファッションの師匠でもあります。

VAN、テイジンメンズショップ、エーボンハウス(シャンタルデュモ)、メッサーフリッツ、SHIP’Sと常に日本のメンズファッション業界を牽引されて来た鈴木晴生さんの着こなしの素晴らしさは「進化する伝統」にあると思います。紳士服の伝統、ルール、原理原則はしっかりと守り、一方でサイズ感、アイテム、コーディネートに現代の時代感を巧みに取り入れるバランス感覚が実に見事です。

今年、講談社から出版された自著「服は口ほどにものを言う」のサイン会ではミッドナイトブルーのタキシードジャケットに同様に黒のボウタイ、ヴェルヴェットスリッパ、ミディアムグレーパンツのスタイルで登場されました。タキシードを敢えてセパレートで用いる事でその場に相応しい適度なフォーマル感を演出するテクニックなのです。


昨年6月にフィレンツェで開催された世界最大級のメンズファッション展示会PITTI UOMOの会場に現れた鈴木さんはホワイトリネンのスーツ、ホワイトバックスシューズ、ホワイトシャツ、ネイビーに白のドットタイ、ネイビーチーフの見事な着こなしが世界のジャーナリストからも注目されていました。夏物の明るい色のスーツを着こなすポイントはネクタイにネイビーなど濃色でぐっと締めて、色数を絞ってすっきりさせることが大切です。これは35年前にお見掛けした鈴木さんの着こなしと同じメンズの重要な原則です。

 

パーティーシーンの華麗な着こなしも鈴木さんに学びたい所です。グリーンのコーデュロイジャケットにミディムグレーのパンツ、ホワイトシャツとチーフ、ポ イントは黒のシルクの手結びのボウタイと英国製の刺繍入りヴェルヴェットスリッパす。この二つのアイテムで普段使いのジャケットもフォーマルシーンで十分活用出来るのです。

 

ネイビーダブルブレスト6ボタンのジャケット姿では、シャツ、スカーフをブルーグラデーションで抑えて、トレンドの小紋プリントパンツで時代感を上手く取り入れています。グラスを胸や脇ポケットに刺してアクセサリーにするテクニックも参考になります。

Text:Carlo Kurobe

カルロ黒部(黒部和夫)
カルロ インターナショナル代表 ファッションコンサルタント ファッション評論家
1958年外交官子弟として駐 インドネシア日本大使館で誕生。1983年オンワード樫山入社後、メンズ企画部門を歩む。2014年同社退職後、カルロ インターナショナル設立。国内外のファッション企業のコンサルティングおよびPR業をはじめ、ファッション評論や公演で活躍中。

 

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