ジャケットにも似合う
大人顔のレザースニーカー
ドライビングシューズにおける不朽の名作「ゴンミーニ」はすでにお持ちの人も多いことでしょう。でもトッズでオススメなのは、それだけじゃないんです!
今年はスニーカーの当たり年。右を向いても、左を向いても、スニーカー履きのキッズたちが闊歩していますよね。ただ、よーく考えてみてください。いい歳をした大人が、彼らと同じトレンドに乗っちゃうのはどうかと思うんですよ。なにせ、あっちは若さだけで勝負できる青春真只中。ならば、こちらは大人の余裕を見せるまでです。
まあ、そうは言っても正直、スニーカーを履きたい気分だったワケで……。それで、大人に似合いそうなタイプを探していたときに出合ったのがこのレザースニーカーでした。何がいいって、まずマークやロゴがどこにも見当たらない! ブランドものでありながら、この控えめな品のよさは、まさにラグジュアリーの極みです。トッズ 表参道店で試し履きした瞬間、購入していましたね(笑)。
もちろんトッズですから、最高級レザーを選別し、ディテールまで徹底的にこだわったデザインというのも抜かりなし。細身のルックスに、軽量でソフトな履き心地というのも気に入りました。ランニングシューズの顔をしていながら、上質な雰囲気がプンプン漂ってきますよね。加えて、大好きなブラウンというのも決め手でした。
こういうのが一足あると、出張のとき本当に便利なんです。前にも言いましたけど、歩きまわることが多いんで、僕にとっては履いていて疲れないことが大事なポイント。ジャケットスタイルにも合わせられるスニーカーって、あるようでいてなかなかないんですよね。それに靴って、スーツケースのなかでも大きなスペースを占めてしまうんで、持っていくのは必要最小限で済ませたいでしょ?
そうすると、カジュアルなスタイルにも合わせられるというのはアドバンテージ。これならネイビーポロに白のショートパンツといった、クルーズの場面にも重宝します。
Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE
エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
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