人気のメルセデスCクラスやBMW3シリーズの
ライバルとなるアウディA4がモデルチェンジ!
アウディのミドルサイズ・セダン、A4が新しくなった、とドイツ本国で発表がありました。日本での発売は、2015年末か2016年頭ころからでしょうか。まだちょっと先ですが、購入を検討するには十分な時間がある、ともいえます(笑)。
A4が属すミドルサイズ・セダンおよびワゴンのカテゴリーには、メルセデス・ベンツのCクラスやBMWの3シリーズという巨大なライバルが存在します。つまり、生半可なメカニズムやデザイン、走行性能のクルマでは忘却の存在となってしまうということです。逆にいうと、マスターピースと呼べるような名車が生まれやすいカテゴリーだとも言えるのではないでしょうか。
「よりスポーティで、安全で、燃費がよくなった」とプレスリリースには書いてありますが、実際に試乗できるのはまだ先のお話。ということで、新しいA4の変更点を見た目に絞ってお伝えしたいと思います。
新型A4セダンの全長は10mm、全幅は15mm、全高は10mm、現行モデルに比べて長く、ワイドに、低くなりました。ホイールベースは同10mmストレッチ。つまり、大きく、低くなったということですね。ちなみに、メルセデスのCクラスよりも大きいサイズになります。
ボディのデザインに大きな変更は現行型A4オーナーやマニアでなければ気づかないほど。しかも、ライバルであるCクラスや3シリーズのような抑揚のきいたボディデザインではありません。どちらかというとシンプルなデザインで、ライバルたちのような曲線を複雑に組み合わせたグラマラスなボディではありませんから、見る者に大きなインパクトを与えるものではないといえましょう。
でもですね。そこがアウディの新しいA4のよさではないかともいえます。少ない線で作られたこのA4は、たとえばコルビジェのLCシリーズやプラダのミニマリズムに通ずるものがあるのではないか、と。これ見よがしなデザインではなく、知性と品性を感じさせるようなデザイン。Cクラスや3シリーズとは違ったよさがそこには詰まっていると感じました。イケフォーの個性も多種多様。より知的に品よく見られたいのであれば、A4という選択は間違いないと思います。
Text:Takashi Ogiyama
【問い合わせ】
アウディジャパン
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja.html
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