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「LEXUS」のエンジン音をサンプリングしたコラボ楽曲が話題の
SICK INDIVIDUALSに会ってきました!【動画あり】

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世界的な広がりを見せるEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の一大ムーヴメントの中で、ネクスト・ブレイク最有力の呼び声高いDJユニット、それがSICK INDIVIDUALS!

日本の高級車ブランド「LEXUS」とのコラボレーションで制作した楽曲「Unstoppable(LEXUS Racing Edit)」が大きな話題を集めている彼らが、LEXUS協賛のイベント出演のために待望の初来日を果たしました。オランダ生まれの二人が語るダンス・ミュージックの魅力、ライフスタイルの心がけ、そしてFORZA STYLEユーザーに送るメッセージとは……?

--日本へようこそ! 初めて日本でプレーした感想はいかがですか?

レイ「アメイジング! 素晴らしかった」

ジム「日本に来るのは初めてだけど、たくさんの人が来てくれて、エナジーもすごくて、本当に楽しかった。SICK INDIVIDUALSのサインボードを掲げてくれたり、顔にロゴをペイントしている人もいたりして、嬉しかったよ」

--LEXUSとコラボレートした「Unstoppable」も、プレーしてくれましたね。この曲を日本で初披露した気分は?

レイ「もともとこの曲は、カーレースをイメージして作ったものだから、クラブでプレーすることを想定していたわけではなかったんだ」

ジム「だから初披露するのを楽しみにしていたんだけど、すごくエキサイティングだった!」

レイ「オリジナルトラックはレースを想定して、テンポが遅くなったり速くなったりするんだけど、それをそのままクラブでかけると、テンポが遅いところでは踊りにくくなるよね。だから今回は、クラブでプレーするためのスペシャル・エディットを作ったんだ。オリジナルトラックは、レーシングカーがゼロから100キロまで一気に加速していくシーンを音で表現してるんだけど、クラブでかけるためには最初からスピードに乗った状態で始めたかったから、そういう風にエディットしたんだよ」

--「Unstoppable」の制作は、二人にとってどんな経験でした?

ジム「車の会社とコラボレーションするのは初めてで、まずLEXUSから車の走行音や排気音を録音したものをいくつか送ってもらって、それを聴いてイメージをふくらませて、それに合わせて作っていった。最新の技術を使った車だから、音も最新のもので、未来を感じるようなものにしたかったんだけど、とてもうまくいったと思うよ」

--ちなみに、車は好きですか?

レイ「もちろん! 僕はカーマニアだよ。16歳の時に父から、オランダで買える車の全種類が載っているカタログをもらって、それが大好きでずっと見ていたら、いつのまにか車に詳しくなってしまったんだ。車に乗っている時のスピード感が大好きなんだよね。だからLEXUSから話をもらった時は、本当にうれしくて興奮したよ」

--チューンナップしたり、オーディオに凝ったりとかはします?

レイ「今僕が乗っているのはハイブリッド車で、特別なオーディオを積んではいないけど……」

ジム「昔、全然お金がなかった頃に僕らが持っていた車は、安物で改造しやすかったから、スピーカーを入れ替えて、すごいサウンドシステムを作っていたよ(笑)」

レイ「オランダではLEXUSブランドの車はまだあまり見かけないから、日本に来てLEXUSの車がたくさん走っているのを見ると、すごく新鮮だね」

--SICK INDIVIDUALSの音楽は、EDMと呼ばれることが多いと思うんですが。自分たちでは何と呼ばれたいですか?

レイ「“ハウス”だね。ダンス・ミュージックの人気が世界中に広がって、特にアメリカで人気が出たから、EDMという言葉でくくられるようになったと思うんだけど。ヨーロッパで生まれ育った僕らにとっては、もう何十年もハウスと呼ばれるダンス・ミュージックに親しんできたし、すごくメジャーな音楽なんだ。だから最初からハウスだと思っているよ」

--そもそも、二人が音楽にハマったきっかけというと?

ジム「レイが言ったように、ヨーロッパではエレクトロニック・ダンス・ミュージックはとてもメジャーな音楽だから、小さい頃から普通に聴いていた。ギターとかピアノとか、生楽器にはほとんど興味を持たなかったね(笑) でも音楽学校に進んで、レイと出会った時に、彼は僕とは違ってジャズやロックのバックグラウンドを持っていて、生楽器にも親しんでいた。だから今のSICK INDIVIDUALSの音楽は、エレクトロと生楽器をミックスさせるというスタイルになっているんだ」

--古い音楽からインスピレーションを受けることはありますか? たとえば80年代のエレクトロ・ポップとか。

ジム「もちろん! 80年代の音楽は大好きだよ」

レイ「デュラン・デュランとか、最高だね。80年代のヨーロッパのダンス・ミュージックで使っているような、シンセサイザーの音色がとても好きなんだ。2日前に三代目J Soul Brothersのコンサートを見に行ったんだけど、80年代のシンセサイザーの音がたくさん使われていて興奮したよ(笑)」

ジム「僕らは80年代のシンセサイザーを音色をベースにして、今の音にブラッシュアップしているという感じなんだ」

--次はライフスタイルについての質問です。今の二人の人生を豊かにしている、大切なものを教えてください。

レイ「家族だね」

ジム「僕も同じ。それと、ヘルシーな生活をすること。毎朝気持ちよく起きたいから、運動したり、食べ物もすごく重要だよ」

--二人の過去のインタビューをチェックしていて、気づいたことがあるんです。さっきも出ましたけど、“エナジー(活力)”という言葉をよく使いますよね。エナジーは大切なものですか?

レイ「その通り。エナジーはとても大切なもので、僕らは音楽の中にもエナジーをたくさん詰め込んでる。DJをする時、動かずにじっとしているDJもいるけれど、僕らは音楽がかかったらじっとしていることはできないんだ。もしも観客が一人もいなくても、音楽に合わせて踊っていると思うよ(笑)」

ジム「エナジーといっても、ポジティブなエナジーが大切なんだ。できるだけ多くの人にポジティブなエナジーを届けること。それが僕らの役割だと思っているよ」

--国や言葉が違う場所でプレーする時に、心がけていることは?

ジム「簡単なことさ。音楽は一つの新しい言語のようなもので、どこへ行っても通用する。それさえあれば何も問題ないよ。挨拶の言葉とか、その国の言葉をいくつか覚えるようにはしてる。感謝の気持ちを示すためにね。でも音楽さえあれば、それで十分なんだ」

レイ「言葉を使わなくても、音楽がかかっていて、ジェスチャーで見せれば、みんな同じ気持ちになれるから。何も問題はないよ」

--FORZA STYLEのユーザーは、40代男性がメインになっています。あなたが40歳になった時、どんな生活をしていたいですか?

レイ「そんな質問を受けたのは初めてだよ(笑)。新鮮だね」

ジム「ハッピーになっていたいね(笑)。40歳になっても、今やっていることを続けたいし、今以上にすべてを大きくしていきたい。公演数は少し減るかもしれないけど(笑)。最近新しいスタジオを作ったばかりだし、ずっと残るような曲を作り続けたいね」

レイ「音楽ビジネスにも興味があるよ。若いアーティストを育てていって、自分たちのブランドを大きくしていきたいという気持ちもあるかな」

--最後に一つ。日本では40代ぐらいになると、家庭を持ったり、仕事が忙しかったりして、新しい音楽を聴かなくなる人が多いんです。そういう人たちに、何かアドバイスはありますか?

ジム「もしも新しい音楽を見つけたいと思えば、今はインターネットもあるし、音楽の情報を得ようと思えば、昔よりもずっと楽に手に入れるツールがあるから。アンテナを張っておいて、好きな音楽を見つけてそこを掘って行けば、きっと新しい発見があると思うよ」

レイ「これは僕の意見だけど、新しく聴きたい音楽が見つからない時は、昔聴いていた音楽に戻ってもいいんじゃないか な? 若い頃に聴いていた音楽は、聴けばその時に引き戻してくれる、素晴らしい力があるしね。そうしているうちに、今の音楽も、実は昔の音楽を今風にアレ ンジしたものだということがわかると思う。音楽は繰り返しているし、昔の音楽を楽しむことは、結局、今の音楽を楽しむことにもつながると思うんだ」

***

20代半ばとは思えない落ち着いた思考や佇まいがとても印象的なお2人。朝早くからのインタビューにも関わらず、終始穏やかでジェントルな空気感に包まれていました。スタッフや関係者のみなさま方も、とても気持ちのいい方々ばかり。このプロジェトが、多くの人をHappyにしていくイメージを、取材現場でもグッと掴めたような気がします。レクサスのサンプリング音がどんな風に聴こえてくるのか、ぜひ楽曲をチェックしてみてください! 

▼最後にコッソリ、超レアなカットを頂きました「フォルツァ!」▼

Text:Hideo Miyamoto
Photo&Movie:Taichi Nishimaki
Arrange:media closet

SICK INDIVIDUALS
www.sickindividuals.com

Lexus International
http://lexus.jp/



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